「歯磨きしなさい!」って言ってませんか?
こんにちは!アズ歯科事務長の西川です!
事務長ブログ第1弾!!!!!
今日は、「子どもに歯みがきをさせるコツ」として、心理学的な知見をもとにお話してみたいと思います。
かくいう私も3歳児の娘を持つパパであり、娘に歯みがきをさせるのに苦悩している当事者であります。
なかなか歯みがきに取りかからない子どもを目の前に、ついついイライラして「歯みがきしなさい!!」と命令口調になっていませんか?
今日ご紹介するのは【心理リアクタンス】という心理効果です。
心理リアクタンスとは、本来持っている選択や行動の自由を他者に脅かされたときに、その自由を回復しようとして、あえて妨げられた行動をしようとする心理効果のことを言います。
みなさんも、他人からこうしたほうがいいよという正論のアドバイスをされて、そうすることが本当は正しかったと思っていても、ムッとして反論したりしたことありませんか?
童話:鶴の恩返しで、鶴に扮した女の子が決して部屋をのぞかないでくださいねと言ったのにもかかわらず、結局のぞいてしまうのは、のぞかないという選択を強制されることで【心理リアクタンス】が働いてしまうからなんですね。
さあ、もうわかりましたね。
子どもに「歯みがきをしなさい!!」と命令口調で言ってしまうと、子どもは歯みがきをするという選択を強制されてしまい【心理リアクタンス】が働き、反対の歯磨きを絶対したくないという行動になってしまうわけです。
【心理リアクタンス】が働かないよう、子どもの行動の自由を奪わずに、選択権を与えてあげることが重要です。
まずは、子どもの言っていることに耳を傾けてあげて、歯磨きをするという選択を自分でできるよう仕向けてあげる必要があります。
とはいえ、なかなか簡単なことではありませんが・・・
あーしなさい、こーしなさい、なんでいうこと聞かないの?と言っているうちは、子どもは絶対に言うことは聞かない。「聞きたくない心理状態」になっているということを理解しておくことが重要です。
本日は、【心理リアクタンス】について、紹介してみました。
お子さんの健康な歯を保つためには、歯みがき習慣をしっかりと身につける必要があります。そのためには、親御さんがお子さんへの伝え方や接し方を工夫してあげることがとても大事です。
「歯みがきしなさい!!」と言いたくなるのをぐっとこらえて、まずはお子さんの言葉に耳を傾けてみましょう。
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