若くても歯周病になる 〜行こう定期健診〜
今回は、年齢に関係なくかかってしまう歯周病についてお話ししたいと思います。
こちらの写真、20代前半の方で歯科受診は2年ぶりとの事で当院にいらっしゃいました。
上の写真を見てもキレイな歯に見えると思います。
しかし、2年も歯科を受診していないとなるとかなりの高い確率で病気になっています。
はい、その病気とは歯周病です❗️
お若い方ですと歯周病って何??という感覚とも思います。
では、詳しくお口の中を見ていきます。
1番最初の写真をパッと見ただけではあまり分からないですが細かく見ていくと歯石が多量に付着していて、全体的に歯茎をさわるとすぐに出血するという状態でした。
このように歯石がついて出血する状態を放置すると歯周病は確実に進んでいきます。
この歯周病の怖いところが痛みなくじわりじわりと進んで最終的には歯がグラグラ揺れてきて、しまいには抜け落ちるというように進んでいくのです。
この方は歯石をとる歯周病治療と歯磨き指導を頑張って受けて頂いて健康な歯茎をとりもどしました。
その後も3ヶ月に1度という理想的なペースで健診を受け続けて健康なお口を維持されています。
まだ若いから大丈夫と言うことではなく歯が生えていればどんなに若くても歯周病にかかる可能性があります。
この歯周病はレントゲンを撮ったり歯周病検査をしないとどの程度進んでいるかわかりません。
歯科医院には痛くなったり、詰め物が取れたりしないと行かないという方、しばらく受診していない方、できるだけ早く健診を受けてみましょう。