子ども虫歯ってどんな色?

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院
2020.12.04

子ども虫歯ってどんな色?

虫歯のイメージって、何色ですか?

 

 

たいていの人は “黒” を思い浮かべるのではないでしょうか。

 

じつは、虫歯が黒くなるのは大人だけなのです。

 

 

 

そもそも、なぜ虫歯が黒くなるかというと、

 

虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける → 溶けた部分が再石灰化する

という過程を繰り返していく中で、

 

歯に黒い色素が取り込まれることが原因なのです。

 

つまり、

一度虫歯になり始めてから、その部分が黒くなるまでには、

ある程度時間がかかるということです。

 

 

では、乳歯の虫歯はなぜ、黒くならないのでしょうか。

 

 

 

答えは、

「乳歯は永久歯(大人の歯)にくらべて、やわらかくて、虫歯の進行が早いから。」

 

 

 

先ほどお話ししたように、

虫歯が黒くなるには時間がかかるのですが、

乳歯が虫歯になって溶け始めると、

そのスピードが早すぎて、

あっという間に歯が溶けてスカスカになってしまいます。

 

 

なので、

ポチッと黒く見えてくる前に、歯の中にぽっかり穴があいてしまうのです。

 

 

 

 

 

実際の写真を見てみましょう。

 

↑この写真のどこに虫歯があるのでしょうか。

 

 

 

 

 

じつは、ここでした。

 

これもかなり明るくして、写真をアップにして、やっとこんな感じで見えてくるのです。

 

 

 

 

虫歯になっている部分が青く染まる専用の薬で染め出してみると、、、

 

 

 

はい、こんな感じです。

 

 

 

そしてまたこの染まっている部分、虫歯になってしまっている部分をキレイに取り除いていくと、、、

 

 

 

 

 

なんと、虫歯はここまで大きくなっていたのです。

 

 

 

 

 

 

虫歯の治療を始めるまで、

こんなに虫歯が中で広がっているように見えましたか?

 

 

 

 

そうなんです。

子どもの虫歯は、こわいのです。

 

 

虫歯が進行するスピードが早くて、黒く見えないから、

気づかないうちに大きくなっているのです。

 

 

ちなみに、治療のつづきとしては、

 

 

こんな感じで、コンポジットレジンという材料で、

あいた穴を埋めることになります。

 

 

 

注意してほしいのは、

これは、歯が再生したわけではないということです。

 

 

もともとこの部分が虫歯になっていたということは、

ここがきちんと歯みがきできていなかったということです。

 

 

ということは、このコンポジットレジンで埋めたところを、

今後も同じように歯みがきできなければ、

 

コンポジットレジンを埋める前の状態、

つまり、

この残っている歯の内部から、

虫歯の進行が再スタートすることになります。

 

 

 

 

そうならないためにも、

 

① 虫歯になっていないかどうかの早期診断

② 日々の歯みがきがきちんとできているかのチェック

 

 

この2点の重要性をわかっていただけたでしょうか。

 

 

アズ歯科桶川院では、希望されるお子さん全員に、

みがき残しチェックのための染め出し、

写真撮影を含めた経過の確認を行なっております。

 

ぜひ、定期的な検診にお越しください。

お待ちしております。

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