2種類のホワイトニング
マスク生活が続いていますが、その間に歯をきれいにしたいと思う患者様が多く来院されています。
歯をきれいにするといっても、
歯並びを治す矯正治療
歯の形を変えるセラミックなどの審美治療
歯の色を変えるホワイトニング
があります。
矯正治療は噛み合わせの改善もあるため理想的な治療ではありますが、治療期間が長くかかります。
また、審美治療ではすでに被せ物が入っている歯であればやり直すだけですが、健康な歯の場合削ってしまうデメリットがあります。
歯の形や歯並びを直す希望があまりない場合はホワイトニングで色調を改善するだけで、十分印象が変わります。
今回は治療期間が短く、歯へのダメージも少ない治療を希望されたため、ホワイトニングでの対応をお薦めしました。
処置前の写真です。
右上の真ん中の歯は以前神経の治療を受けているため、周りよりも歯の色が暗く見えています。
神経をとっている歯の場合、通常のホワイトニングだけでは効果が出ない場合も多く、今回は自宅で行うホームホワイトニングと神経がない歯に行うウォーキングブリーチを併用することを提案しました。
ホームホワイトニング用のオーダーメイドのトレーを作製し、自宅でホワイトニングを進めていただきます。
また、医院でのウォーキングブリーチも始めます。
歯の裏側から内部にアプローチします。
歯の内部をきれいにし、樹脂にて薬剤が漏れないよう封鎖します。
ここに歯科医院専用のホワイトニング材を注入します。
この薬剤を2、3回交換し色の変化を見ていきます。
治療後の写真です。
神経のない歯もきれいな色になり、周囲の歯に馴染んでいます。
治療前後での比較です。
ホワイトニングは矯正治療や審美治療に比べ金額が抑えられるのと、期間が短いため比較的気軽に始めることができる治療だと思います。
色が少し明るくなるだけで口元の印象も変わります。
治療期間 | 1ヶ月 |
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治療費 | ¥60,000 + tax |
治療のリスク | 色の後戻りが起きる可能性がある |