ワイヤー矯正治療(下顎)
前回紹介した矯正治療の患者様の下顎の矯正治療の流れです。
治療前の口腔内写真です。
下の前歯の捻れている部分に食べ物が挟まりやすい、歯磨きがしづらいとの事でした。
上顎と合わせて全体で矯正をスタートしました。
まず、ねじれが強い部分を除いて歯の表面に装置をつけます。
最初は細いワイヤーを通して力をかけていきます。
少しづつワイヤーのサイズを太くしていきながら、歯を動かしていきます。
ワイヤーのサイズがある程度太くなったら、ワイヤーの中にバネを組み込み
歯と歯の間を広げていきます。
バネ自体の力も徐々に強くしていきます。
周りと同じ装置が付けれる程度にねじれが取れたら、他の歯と同様にワイヤーに結んで
並べていきます。
また、ゴムの力も利用し残っているねじれを解消します。
最後の微調整をし、上の歯との噛み合わせを整えていきます。
矯正が終了し、歯の後戻りを防ぐために前歯の裏側に細いワイヤーを固定します。
この上からマウスピースも使用し、奥歯の後戻りも防ぎます。
治療前後で比較します。
正面からも治療前後を比較します。
歯並びも噛み合わせも安定し、とても良い口腔内環境にすることができました。
今後は後戻りがないかどうか歯並びと噛み合せを定期的にチェックしていきます。
治療期間 | 1年半 |
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治療費 | 上下の矯正で¥900,000 + tax |
治療のリスク | 矯正後に歯の後戻りが起きる可能性がある |