インプラント手術をシミュレーションしてみる?

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院
2023.01.22

インプラント手術をシミュレーションしてみる?

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、中村一仁です。

 

インプラント治療って気になるけど、手術が怖くて、、、

という声をよく耳にします。

 

手術が単純にイメージとして怖いという場合もあると思いますが、

インプラントの手術が失敗した、なんて経験談を聞いて、

より恐ろしくなったということも聞きます。

 

しかし、事前にしっかりと検査をすることで、

骨の状態を精査したり、血管や神経の位置を確認して、

安全に手術することが可能かどうか調べることができるのです。

 

本日は、そんなお話です。

 

 

パノラマエックス線写真です。

奥歯を歯周病の進行により失っています。

今回はその部分にインプラント治療を検討しています。

より詳細な骨の状態を確認するために、

CT(コンピューター断層撮影)というシステムを用いて可視化します。

 

こちらの機器です。

一般的なレントゲン写真と同じように撮影することができます。

そこで得られた情報を元に、患部の骨にインプラントを埋めるとどうなるのかシミュレーションできるのです。

 

実際のシミュレーション時の画像です。

この赤く示されている部分にインプラントを埋めることを想定しています。

隣の歯との位置関係角度に問題がないか確認します。

 

別の角度から見ています。

インプラントの下の方、骨の奥のところに黒く見えているのが血管や神経が通っている管です。

今回はインプラントの位置と距離があるので、安全に手術ができると予測されます。

また、骨の厚みなどから、どのような太さや長さのインプラントを埋めるか選んでシミュレーションしています。

 

次は上から見た時の位置予測です。

赤い円で示されているのがインプラントです。

ここしかないという部分にインプラントを埋める必要があります。

そのために事前に位置を確認して、シミュレーションしておくことが大事なのです。

 

手術ではこのイラストのようにインプラントを骨の中に埋めます。

処置時間は手術内容によりますが、

今回のように1本奥歯に埋めるのみであれば、通常の虫歯治療と変わらないくらいです。

 

実際に手術をうける時は緊張されるかもしれませんが、

一度抜歯をした部分に行うのがインプラント治療です。

抜歯をご経験されている方であれば、同じような感じと思っていただいて大丈夫です。

 

インプラントはチタンという金属でできており、レントゲンでは白く見えます。

それでは、手術後のインプラントの位置を見てみましょう。

 

シミュレーション

手術後

 

シミュレーション

手術後

 

シミュレーション

手術後

 

いかがでしょうか。

術前のシミュレーションと同じ位置にインプラントがあることがわかります。

最適な位置にインプラントを埋めることができれば、骨や歯ぐきへの負担も少なく、術後の腫れや痛みも最小限に抑えることができます。

 

パノラマエックス線写真での手術前後の比較です。

インプラント周りの骨の状態も良さそうです。

この後、インプラントと骨がしっかりくっつくまで数ヶ月待ちます。

それから被せ物を作って、治療は終わります。

 

いかがでしたか?

今回はみなさんが怖いイメージを抱くインプラントの手術、そのシミュレーションについてでした。

事前に精密検査、シミュレーションをしておくことで安全にインプラント治療を受けていただくことが可能です。

気になった方はぜひ一度当院までご相談ください。

 

治療期間 5ヶ月
治療費 ¥400,000+ tax
治療のリスク 検査の結果次第では手術が難しい可能性がある

 

 

▼ 合わせて見てほしいページ

インプラントについて>>