0歳からはじめる子どもたちの口腔育成
生きる上で必要な力
「呼吸と摂食嚥下」
みなさんは、自分が赤ちゃんから大人になるまでに必要な、呼吸と摂食嚥下という生きる上で必要な力を意識したことがありますか?
実は近年、子どもたちは様々な便利グッズや食事内容の変化、外遊び時間の減少、スクリーンタイムの増加などの環境の変化により、お口と体に大きな影響を受け呼吸の仕方や食べ方が育まれなくなってきています。
その影響に
- お口が常に開いていて口呼吸
- 歯並びがガタガタ
- 5歳を過ぎても発音が不明瞭
- いびきをかいている
こういったことがあげられます。
これは子どもだけの問題ではなく、周りの環境が影響していることがほとんどです。
便利な育児グッズに親側は助けられることも増えましたが
子どもにとって必要な動きや経験が減少してきています。
様々なものは進化しているのに、現代人は生きるために必要な呼吸や摂食嚥下そしてお口の機能は身につかず低下(退化ともいえる)しているのです。
このブログでは、0歳から始める子どもたちの口腔育成についてお伝えしたいと思います。
0歳から始める口腔育成
なぜ”0歳から”かというと、実はお口にも成長期があります。
お口の成長期は主に6歳ごろをピークとし、それ以降は緩やかに上昇、維持、そして下降していきます。
下降すると口腔機能低下症となり、口だけでなく全身の問題につながります。
口腔機能を高めるには乳幼児期に「口腔育成」に取り組むことが重要です。
最初に話したように、私たち大人は呼吸の仕方や良い食べ方を身につけてきましたが、学んできた方はそう多くいません。
そのためこれからは専門職とチームとなり、お子さんに合わせた指導を行うことが必要です。
ここまで読んでくださった皆さまはアズ歯科が0歳からのお口を大切にしている理由がなんとなくわかったのではないでしょうか。
赤ちゃんの子育ての悩み、姿勢、そして歯のことについて何でもお気軽にご相談ください。
これからブログで口腔育成について少しずつ発信していきます!🦷
記事筆者:歯科衛生士 長崎 玲菜