これも実は部分矯正?
矯正治療希望の方でも、気になる部分は人それぞれ違います。 また、求めているゴールも違います。 一般的に矯正と言っても、全体矯正、部分矯正。 その中にも、マウスピース矯正、表側のワイヤー矯正、裏側のワイヤー矯正、小児矯正、筋矯正など治療方法は多岐に渡ります。 歯科医院によって対応しているものとしていないものがあります。 当院は矯正専門医2名、マウスピース矯正医2名、理学療法士が在籍しているため、全ての矯正治療方法に対応できます。 今回のケースです。 前歯の歯並びが気になるとのことで矯正相談で来院されました。 実際にお口の中を確認させていただきました。 初診時の口腔内写真です。 上下の前歯にがたつきがあります。 右上の前歯が捻れているのと、隣の歯が内側に入っているため、前歯が少し出ている印象を受けます。 特にこの部分が気になるとのことでした。 こちらの目線で見ると、上下の奥歯が真っ直ぐ生えていないため噛み合わせが不安定になっており、歯並びだけではなく噛み合わせの部分も矯正が必要だと考えました。 相談後、矯正治療自体は希望されたため、矯正検査をさせていただきました。 数種類のレントゲンや模型などの資料を取り分析後、説明します。 治療方法として 1、口元をしっかり下げたい場合は矯正装置を全体につけ、抜歯後、前歯を後ろに引いて歯並びと噛み合わせを整える。 2、矯正装置は全体につけ、抜歯はせず、一部の歯を少しだけ細くなるよう調整させてもらい歯並びと噛み合わせを整える。 3、矯正装置を全体にはつけず、前歯を中心に部分的に動かし、並びを整える。 を提案させていただきました。 今回のケースではできるだけ短い期間で前歯のがたつきを治す事を1番に希望していたため、相談の上、部分矯正で前歯を中心に治す方針となりました。 また、部分矯正もワイヤー矯正とマウスピース矯正に分かれます。 今回は審美面を考慮しマウスピース矯正。 インビザライン社のマウスピースの部分矯正にあたる、インビザラインGOを使用します。 このシステムは使用できるマウスピースが20枚まで、奥歯2本は動かせない。 抜歯ケースには適用できず、それぞれの歯の移動量にも限界があります。 そのぶん短い期間で終了するのと全体矯正と比べ費用を抑えることがメリットになります。 その旨を説明し、納得いただけたため治療に移行しました。 約半年で治療が終了しました。 治療後の写真です。 右下の前歯が少し低い位置にありますが、全体的には綺麗に並びました。 奥歯2本は動いていないため、噛み合わせの大きな変化はありません。 とても喜んでいただけました。 治療前後で比較します。 治療前 治療後 とても綺麗な歯並びの印象を受けると思います。 矯正治療は患者さんによって理想的な治療方法が異なります。 また、患者さんの希望するゴールもそれぞれ異なります。 そこをすり合わせするためにも最初の時点でのヒヤリングとカウンセリングがすごく大切になりますし、資料をしっかりとりゴールを共有するのが大事だと考えます。 アズ歯科桶川院には、矯正担当医が複数在籍するため院内でのセカンドオピニオンも可能です。 相談のみでもしっかりと対応させていただきます。 お気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費 ¥450,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある 歯茎が下がる可能性がある
2023.02.25