フラップ手術〜歯ぐきの中の歯石〜
桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、中村です。 クリーニングを希望されて来院される方は多いです。 なんのためにクリーニングするのかというと、歯石を取るためです。 歯石とは、歯周病菌が目に見えるほどに増えて、集まって硬くなっているものです。 歯の根元にくっつくのですが、付いたままになっていると炎症が起きて、 歯を支えている歯ぐきは腫れ上がり、骨は溶けてしまいます。 歯石は鏡で見て見えるような部分だけでなく、 歯ぐきの中にも潜んでいる場合があります。 これは手術中の写真です。 歯ぐきの中にもこのように歯石がついています。 歯石をキレイに取り、歯の表面をツルツルにします。 このあと、歯ぐきを縫って元の状態に戻します。 歯ぐきの中についている歯石は普段は見えません。 気づかないでいると、歯周病が進行して歯がグラグラになり抜けてしまいます。 歯周病は痛みが出ないまま進行することが多く、本人では気づかないことも多いのです。 歯科医院で定期的に歯周病検査をして、このような歯ぐきの中の歯石がないか確認する必要があります。 こちらは奥歯の間についている歯石です。 みがきづらいところに歯石はたまります。 歯ぐきの中についている歯石も、このように見える状態にして、 確実に取る必要があります。 キレイになりました。 このあと、歯ぐきを縫って元の位置に戻します。 今日ご紹介した治療は、 歯周病治療の一つ、フラップ手術というものです。 気になる方は受診時に聞いてください。 様々な方法があるので、一人ひとりに合った方法をご提案します。 歯石がついていると、歯みがきの時に出血することがあり、歯周病のサインとなります。 思い当たることがあれば一度受診してみてください。 治療期間 1ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 治療後もメンテナンスが必要である
2022.10.31