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桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

10月の診療について

10月28日(金)はスタッフ研修のため診療が9時-17時となります。 その他の診療についてはお昼休みなしで毎日診療を実施しております 矯正日が10月2日(日) 外科日が10月23日(日)です。 お口の中でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

2022.09.28

根管治療のやり直し

埼玉県桶川市にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師鈴木です。 今回は右下奥歯の腫れと痛みで来院された方のケースです。 以前神経は取ったはずとのことでした。 レントゲン写真で確認してみます 写真の左下にあるのが口の中では右下の歯にあたります。 神経の治療はされており、ブリッジで手前の歯とつながっている状態です。 レントゲンで見る限りでは、根の中にしっかり薬が詰められていないように見えます。   より精確に調べるため、CTでも確認します。 横から見た画像です。 根の周囲が黒くなっているのが分かると思います。 次に正面からみた画像です。 この画像でも黒く見えると思います。 今の状態を下の図で説明します。 神経の治療が済んでおり、銀歯も入っている状態。 しかし、銀歯の隙間から菌が内部に入ってしまったり、以前の神経の治療がラバーダムやマイクロスコープなどを使用せず不十分になっており菌がたくさん残ったまま銀歯の装着をしてしまっていると、菌が根の先から周囲の骨を溶かしてしまい菌の塊ができる。 これが大きくなると嚢胞と呼ばれます。 この部分がレントゲンで黒く見えてきます。 再治療で治す場合、 まず銀歯を除去して 中の土台を除去して 根の治療で詰めてあるゴムの材料を除去する それによって、内圧が下がり、消毒などの効果が上がる 治癒に転じると骨が再生してくるため、レントゲンで黒く見えていた部分は小さくなる この再治療の過程で唾液中の菌が歯の内部に入らないようにするのがとても大切なため、ラバーダムの使用が必須になってきます。 また、以前他の先生で治療を受けている歯の場合、天然の形とは異なるため、マイクロスコープなどで拡大しながら慎重に治療を進める必要があります。 根管治療の再治療は初めて神経をとる歯の治療に比べ難易度が上がります。   CT画像を再度確認すると、後ろの根の内部には先端までお薬が入っていないように見えます。 この部分の治療が不十分な可能性が高く、そこに残った菌が根の周囲の骨を吸収させてしまっているのだと考えられます。 ブリッジを除去し、マイクロスコープとラバーダムを使用し再根管治療を進めて行きます。 治療前後で比較します。 治療前                治療後    治療がうまく進み、根の周囲に骨が再生し、黒くなっていた部分が白くなってきているのが分かると思います。 ここまでくればブリッジを作り直して治療は終了です。   根管治療はとても難しい治療でマイクロスコープ、ラバーダムなどを使用しても完治しない場合もあります。 ただ、そういった器具、装置を使用して再発しないよう、できるだけ治るよう努力していくのが歯科医師の責任だと思います。 遠方からも多くの方が根管治療のセカンドオピニオンでいらっしゃいます。 レントゲンだけでなくCT、マイクロスコープを使用し原因を探し説明するように努めています。 アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。   治療期間 4ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 神経がない歯は弱く割れる可能性がある      

2022.09.24

ジルコニアインレー

「奥歯の詰め物が欠けた」 歯医者に来られる患者さんからよく耳にするお悩みです。   奥歯に白い詰め物をしていた患者さんです。 詰め物の色がくすんでおり、フチの部分にも着色がみられるので接着も弱くなっていたようです。 変色するということはセラミックではないと考えられます。 欠けたままにしていると磨き残しが溜まりやすくなり、虫歯になるリスクが上がります。   レントゲン写真です。 接着が弱くなっていると、内部で虫歯が再発するリスクもあります。 残っている古い詰め物を外し、歯の内部をキレイにした後、新しく詰め直しましょう。   詰め物を外しました。 内部の象牙質という部分が見えているので、黄色く見えます。 この範囲を再び詰め直すことになります。 この詰め物のことをインレーと呼びます。   別の角度から見たところです。 この部分に詰め物が入っていました。 下の奥歯が噛み込んでいるのがわかります。 詰め物のスペースが薄いようです。   型をとって模型にしました。 先程の噛み込んでいる状態を再現しています。   下の奥歯はこんな形です。 このでっぱりが上の奥歯のくぼみに入ります。 ここは虫歯ではないため、極力削りたくない部分です。   詰め物が入るスペースがこちらです。 くぼんでいるのがわかります。 今回、詰め物の厚みをあまり確保できなさそうです。 となると、詰め物が割れないように強度のある材質を選ぶ必要があります。 保険治療では銀歯ということになりますが、表面が経年的に劣化しやすく、そうするとプラークがつきやすくなります。 自費治療では、白い詰め物のジルコニアという材質がおすすめです。   人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアは強度が高く、 強い力がかかる奥歯にも適用できるセラミックです。 表面がツルツルしているのでプラークが付きづらく、虫歯予防にもアドバンテージがあります。 硬い材料なので傷も付きづらく、着色もみられないことから、経年的に"もち"が良いと言えます。   歯の色を再現するために色合わせをしています。 歯科で用いられるジルコニアは白い材料ですが、透明感をあまり再現できません。 なので、透明感のある歯には見た目がキレイに馴染まない場合があります。   このくぼみに合わせて作ったジルコニアが、   こちらです。 ピッタリとハマっています。 適合が良く、色も近いと、境目がわかりづらくなります。   別の角度からの写真です。 こう見ると、透明感の違いから詰め物の範囲がわかりますね。 上の奥歯をこの角度から見ることは普段ないので、あまり気になることではないかもしれません。 大事なのは、   またこのように欠けないようにすることです。 どんな治療を選んだとしても、 「今後ずっと大丈夫」とは言えませんが、 できるだけそうならないようにしたいものです。   そのために大事なのは、   ①噛み合わせを考える → 詰め物の厚みを確保することが難しい場合は、強度の強い材料を選択する ②精度の高い詰め物を作る → 型取りにシリコンという材料を使用する、くぼみを作る歯科医師や詰め物を作る技工士の技術力も重要     歯の治療には様々な選択肢があります。 どんな方法があるのか、それぞれのメリットやデメリットを考え、 適した方法を選ぶことは大切なことです。 保険治療でできる範囲で治す場合、選択肢が限られることがあります。 自費治療の内容で気になるものがあればアズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 1ヶ月 治療費  ¥50,000 +tax 治療のリスク 欠けたり外れたりする可能性がある      

2022.09.20

前歯きれいにしませんか

上の前歯の歯茎が上がってしまい、根元が黒く見えて気になると来院された患者様です。 前歯には差し歯が入っており、かなり昔に治療したとのことです。   治療前の口腔内写真です。 この差し歯は内面に金属を使用しているため、今回のように金属の部分が透けて暗く見えてきてしまうことがあります。 また、神経を取っている歯は黒くなってしまうことがあるため、歯茎が上がると根元が見え暗い印象を与えてしまいます。 そのため差し歯を作製する際、歯茎の中に少し入る所まで長さを調整して暗く見えないよう配慮する必要があります。 今回向かって右側(口の中では左側)の前歯は差し歯ではなく自分の歯でしたが、歯の向きが捻れており、周りの歯をきれいに作り直しても形が揃わない可能性がありました。 その旨を説明し、自分の歯を削るのはあまり好ましくありませんが、色、形を整えるために少し削らせてもらい表面に貼り付ける形でのセラミックを作製していくことになりました。   治療後の写真です。 オールセラミッククラウンと呼ばれる被せ物で、内面には金属ではなくジルコニアとよばれる人工のダイヤモンドを使用し、その表面にセラミックを盛り上げ透明感と自然な色合いを作っています。 審美性と強度の両方を考慮しています。 今回前歯4本を同時に作製し、下の前歯と色を揃え形も自然に作ることができました。   治療前後で比較します。 セラミックのメリットは審美性はもちろんですが、汚れがつかない、材質の安定性、体への影響が少ない、など見た目以外でもたくさんあります。 差し歯、被せ物で気になっている部分がある方はアズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  ¥400,000 +tax 治療のリスク 神経を取ってある歯が割れてしまう可能性がある  

2022.09.18

「矯正、早い、安い」と検索している人へ

前歯の反対咬合(上下の噛み合わせが逆になっていること)が気になるというお悩みをお持ちの方は少なくありません。 今日は前歯の歯ならびの治療についてのお話です。   緑の矢印の歯が反対咬合になっています。 これによる影響として、 ①歯みがきがしづらく、虫歯になりやすい ②噛む力がよくない方向へ加わり、すり減ったり、グラグラになりやすい ③前歯本来の役割が果たせず、奥歯にも負担をかけてしまう などが挙げられます。   今回の治療の目的は、 この前歯を矢印の方向に動かし、 本来の役割を果たすことができるようにすることです。   そのために選択した治療方法は、 マウスピース矯正です。 今回の歯を動かす方向、距離から、 ワイヤー矯正よりも治療期間を短縮できるためです。 つまり、早く治療を進めることができます。   また、前歯を動かすことが主な目的なので、 インビザラインGOというシステムを選びました。 これにより、 歯ならび全体を動かす方法よりも治療費をおさえることができます。     治療後の写真です。 治療開始から5ヶ月後の写真です。 矢印の歯が反対咬合だった部分です。 正常な噛み合わせになり、この歯は本来の役割を担うことができています。   また、上下の歯ならびの真ん中がピッタリ合いました。 歯が機能するための理想的な位置にくると、見た目も自然と美しくなります。   治療の前後を見比べてみましょう。   治療前   治療後   いかがでしょうか。 歯を動かす治療が終わった後はその状態をキープするために、 リテーナーという同じくマウスピース型の装置を使う必要があります。   マウスピース矯正のインビザラインGOというシステムは、 ・前歯を少しだけ動かしたい ・早く治療を終えたい というご希望の方に適した治療方法です。   ご興味のある方は一度ご相談ください。 桶川市で、矯正歯科をお探しの方はぜひアズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 5ヶ月 治療費  ¥450,000 +tax 治療のリスク 歯が後戻りする可能性がある、適応範囲が限られる    

2022.09.13

サイナスリフト

歯がない部分の治療相談で来院された患者様です。 左上奥歯を以前抜歯し、その後義歯を作製したものの違和感があってあまり使用していなかったとのことです。 インプラントも検討したが、骨が少なく難しいと他の歯科医院で言われ義歯を選択したそうです。 レントゲン写真とCTで確認します。 上顎の奥歯の上部には副鼻腔と呼ばれる鼻とつながる空洞が広がっています。 この部分の大きさは元々人によって違うのと、歯を抜いてからの期間が長かったり、歯周病などで状態が悪くなってから抜歯したケースだとこの空洞が広くなり上顎の骨が少なくなっている場合が多くあります。 実際に今回のケースで計測すると上顎には2-3mm程度の骨の厚みしかありません。 インプラントを検討する場合、長さ8mm以上のインプラントで計画を立てることが多いため、骨の厚みが足りない状態です。 短いインプラントを使用するにしても6mmほどの骨の厚みが必要になるため、骨を新たに作らないとインプラントが難しいと考えられます。 この場合、インプラントを諦めて義歯を選択するか、サイナスリフトと呼ばれる外科的に骨を作る処置と併用したインプラントを検討しないといけません。 ”サイナスリフトとは” 上顎の歯を抜いた部分の骨が少ない場合、そのままインプラントをすると上顎洞(副鼻腔)に抜けてしまう可能性があります。 そうならないよう、上顎洞の部分に骨を新たに作り、その部分にインプラントを埋入する方法です。 歯茎を切開、剥離し、骨を露出させます。 骨の部分に一部穴をあけ、上顎洞(副鼻腔)が見えるようにします。 上顎洞内の粘膜を破れないように上に持ち上げます。 粘膜が上に持ち上がったことでできたスペースに人工の骨を填入します。 歯茎を戻します。 骨の厚みが一定量ある場合は、同時にインプラントを入れていきます。 (骨の厚みが極端に少ない場合は、一定期間待機し、人工の骨が自分の骨と同じように置き換わってからインプラントを入れていきます) この状態で6-9ヶ月程度待つとじぶんの骨と同じように置き換わります。 ここまできたら後は被せ物の作製を行なっていきます。     患者様にインプラントを希望される場合、サイナスリフトが必要な旨を説明し、了承を得たため処置に移行しました。 今回は骨の厚みが3mm程度あるため、骨の硬さにも問題がなければサイナスリフトとインプラントを同時に行う方法で計画を立てました。   処置前後で比較します。 インプラントの周りの白い部分が填入した人工の骨です。 インプラントが人工骨に周囲を覆われているのが分かると思います。 処置後は消毒と糸抜きを行い、骨が硬化しインプラントが安定するまで6-8ヶ月程度経過をみていきます。   現在インプラントを扱っている医院は数多くありますが、サイナスリフトなどの骨が少ない時に併用する難易度の高い外科処置に対応していない医院もあります。 アズ歯科桶川院には口腔外科専門医が2名が在籍し、専門性の高い処置を行なっております。 また、インプラント治療が怖い方には麻酔専門医による鎮静下での処置も可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 9ヶ月 治療費  ¥650,000 + tax    インプラント本体+手術料+サイナスリフト 治療のリスク 腫れと痛みが出る可能性がある インプラントが歯周病になる可能性がある  

2022.09.08

歯周病との判別が必要な根管治療

歯茎の腫れを主訴に来院された患者様です。 他院で歯周病が原因と指摘され歯石除去などの歯周病治療を続けていたが改善せず、当院に来院されました。 レントゲン写真、CT撮影、歯周病検査を行い、原因を調べます。 歯周病検査にて、左下奥歯の歯周ポケットの数値が8mmあり、歯周病が原因の可能性も考えられます。 また、レントゲンから確認すると、以前、歯の神経近くまで虫歯治療を受けていた可能性があります。 神経ギリギリまで虫歯が存在した場合、虫歯自体はしっかり取り切っていても、虫歯の菌がすでに神経内部に侵入してしまっている可能性があります。 そうすると神経が菌に感染しダメになってしまいます。   原因を特定し診断するため、追加でCT撮影を行います。 3方向から見た画像です。 下の奥歯の周囲が黒く抜けているのが分かるでしょうか。 通常歯の根は骨に覆われているため、根の周囲が白く見えます。 この部分は菌により骨が溶けてしまい骨の硬さが弱くなることでレントゲンで黒く見えてきています。 この状態になっていると神経を取る治療、根管治療が必要になります。   歯周病に関しては親知らずが影響して、歯周ポケットが深くなってしまっている可能性が高いと考えられます。 将来的に親知らずの抜歯をおすすめしました。   CTで根の形を確認しながら、ラバーダムとマイクロスコープを使用し根管治療を行いま す。 治療前後で比較します。 根の周囲が白くなってきているのが分かると思います。 根管治療がうまくいき、骨が再生してきている状態です。 ここまで来れば、あとは被せ物を作製し歯が割れたりしないように補強して終了です。   歯の痛み、腫れは単純な虫歯だけではなく、歯周病や根の状態によっても起こります。 また、周囲の組織や神経などが影響して痛みを感じる場合もあります。 そのため、診断がとても難しく原因の特定がなかなかできないケースもあります。 診断がつかないと、正確な治療ができずどんどん状況が悪化してしまう可能性があります。 当院では通常のレントゲンでは分からない場合にCT撮影を行い正確な診断、原因の特定に努めています。 また、根の形はとても複雑で根管治療はとても難易度の高い治療です。 治療したからといって必ず治るわけではありません。 当院では根管治療の際、治療の精度をあげるため、再発を防ぐため、基本的に全てのケースでラバーダムとマイクロスコープを使用しています。 それでも、なかなか治らないケースもあります。 根管治療にならないよう、まずは虫歯を作らないことが大切です。 気になるところがなくても定期的な健診をおすすめします。   治療期間 2ヶ月 治療費  保険診療 治療のリスク 歯が弱くなり割れてしまう可能性がある  

2022.09.04

セラミックって本当にいいの?

皆さんはセラミックにどのようなイメージをお持ちでしょうか。 「自費診療、白い歯、キレイ、割れやすい、etc.」 人それぞれあると思いますが、私たちが患者さんから耳にする声はこのようなところです。   セラミックとは、虫歯治療の際に使う、かぶせ物の材質の種類の一つです。 「良い物だろうとは思うけど、値段が高いイメージ」 という声もよく聞きます。   では、虫歯治療において、かぶせ物に求められることは何でしょうか。   それは、 虫歯により失われた歯の形を回復し、再び歯として機能させることです。   虫歯により欠損した範囲の大小により、最適な修復材料を選択するのですが、 保険治療のかぶせ物としては現在、金銀パラジウム合金という金属を用いた、いわゆる銀歯、もしくは、CAD/CAM冠と呼ばれる白い歯(プラスチック)を選択することができます。   いずれも型を取り、模型を作ったら、技工士さんに発注して、出来上がった物をかぶせるのですが、先述のセラミックとは一体何が違うのでしょうか。   ①二次虫歯の予防 「虫歯治療したはずの歯がまた虫歯になってしまった」 という経験をお持ちの方も今、この記事を読まれているかもしれません。     残念なことですが、虫歯を治療してかぶせ物をしても、その歯が再び虫歯になることは珍しくありません。 むしろ大人の虫歯治療は、一度治療された虫歯の再発というケースのほうが多いのです。     なぜ再発してしまうのかというと、 ・そもそも一度虫歯になってしまっているということは虫歯菌が溜まりやすい部分だということ ・精度が低く接着も十分でないかぶせ物をしてしまっているとより虫歯菌が溜まりやすくなってしまうこと などが挙げられます。 その点においてセラミックは、表面性状がよく(ツルツルしているということ)虫歯菌が溜まりづらいことや、歯との接着に優れており、接着部位の隙間ができにくいことから、保険治療のかぶせ物よりも虫歯の再発が少ないとされます。   ②キレイが長持ちする セラミックは透明感があり、元の歯の色や質感を再現するのに優れています。 保険治療の白いかぶせ物は主な成分がプラスチックでできているため、経年的に艶がなくなり、くすんだ色になったり、黄色く変色しやすいという欠点があります。 また、金属の被せ物をしていると、歯や歯ぐきに金属の色が沈着してしまい、黒ずみができてしまうこともあります。   ③強度、耐久性に優れている 今回紹介するジルコニアというセラミックは、人工ダイヤモンドとも呼ばれ、その強度は保険の白いかぶせ物の4倍以上です。 その強度の高さから、1本のかぶせ物から広範囲のブリッジまで幅広い症例に適用することが可能です。 「セラミックは割れると聞いたから」 というイメージは従来のセラミック治療をされていた方のお話だと思います。 現在広く応用されているジルコニアというセラミックは、噛む力が強い方でも安心してお使いいただけます。 また、保険の白いかぶせ物は割れやすいだけでなく、すり減りやすいという欠点もあります。 すり減ると歯が平らになってしまい、咀嚼効率が落ちるだけでなく、噛み合わせが不安定になり、歯ぎしりの原因にもなるのです。 歯の形を回復して長期的に維持するためには、セラミックの強度は一つの大きなメリットになるのです。     いかがでしたか? ちなみに上記の写真はある患者さんの二次虫歯を削ってセラミック治療をした際の写真です。 パッと見てどの歯がセラミックだったか、わかりましたか?   これから虫歯を治療するのに、その歯を再び治療する日が来るなんて考えられる方は少ないのではないでしょうか。 しかし、私たち歯科医が日々目にしている患者さんの多くは、一度治療したはずの虫歯が再発しているという問題を抱えられています。 そのようなことがないように精度の高い治療を、そのためにより長持ちするセラミックをかぶせ物として選択することを検討されてみてはいかがでしょうか。   治療期間 2ヶ月 治療費  ¥80,000 + tax 治療のリスク 歯を削る必要がある    

2022.09.04

ワイヤー矯正(全顎)

歯並びの改善のために行う矯正治療ですが、現在ワイヤー矯正、マウスピース矯正、部分矯正、裏側矯正など様々な種類が存在します。 しかし、どの治療方法でも理想的に治るわけではなく、患者様の歯並びによって、動かしたい歯によってそれぞれ適した治療方法があります。 マウスピース矯正が得意とする歯の動かし方やワイヤー矯正が得意とするもの。 矯正前の検査と診断によってどれが一番適切な治療方法か見極めていくことが大切です。   今回は歯並びの相談で来院された患者様のケースです。 上下とも歯並びのがたつきが大きく、見た目の問題だけではなく歯磨きも難しいため、虫歯や歯周病のリスクも高い歯並びになっています。 矯正相談を行い希望されたため検査に移行しました。 検査の結果、歯を並べるスペースが少なく口元の改善も考えると抜歯してワイヤー矯正で治すのが1番適切と考えました。 マルチブラケット装置と呼ばれる歯の表面に装置を固定し、そこにワイヤーを通して力をかけることで歯が動くものを使用します。   その旨を説明し、同意を得たため治療を開始していきます。 まず奥歯に装置を入れるため、ゴムを装着し歯を動かします。 この状態で印象(型取り)を行い、装置を作製します。 装置が入るのと同じタイミングで抜歯を行い、矯正用のゴムで前歯を後ろに引いていきます。 ゴムを交換し、八重歯の位置を改善していきます。 治療を継続していくと少しずつ並んできているのが分かると思います。 治療終了時の写真です。 とても綺麗な歯並びになっていると思います。 歯ブラシも当てやすくなり予防効果としてもとても良い結果になりました。   治療前後で比較します。 矯正治療は期間と金額がかかるのと抜歯が必要な場合など、治療に踏み切るか迷う方が多いと思います。 ケースによっては抜歯など大掛かりな治療をしなくても治る場合もありますし、治療後に得られる結果を考えるととても良い治療だと考えます。 アズ歯科桶川院には矯正専門医が2名在籍し、口腔外科専門医、歯科医師、歯科衛生士と連携し総合的な治療をおこなっております。 お気軽にご相談ください。 治療期間 2年 治療費  ¥990,000 + tax 治療のリスク 治療後に歯の後戻りが起きる可能性がある  

2022.08.28

9月の診療について

9月2日(金)はスタッフ研修のため診療が9時-17時、 9月30日(金)はスタッフ研修のため診療が14時-19時となります。 その他の診療についてはお昼休みなしで毎日診療を実施しております。 矯正日が9月4日(日)、9月24日(土)、9月25日(日) 外科日が9月11日(日)9月19日(月・祝)です。 お口の中でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

2022.08.24