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桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

治りづらい根の病気

根管治療のセカンドオピニオンで来院された患者様です。 他の医院で根管治療を長く続けるも腫れや膿が続いており、蓋をすると痛むため歯の内部は開けたまままにしてあったそうです。 治療前に許可をいただいてCTにてより細かく調べさせてもらいました。 CT画像、横から見たものです。 下の奥歯の根の周囲が黒く抜けているのがわかると思います。 正面から見た画像です。   周囲が黒く見えるのは細菌が根の内部から外側の骨まで影響を出し、骨が弱くなっている部分です。 根管治療の期間中に膿が溜まりどうしても痛みが引かず蓋を除去することはありますが、長い期間そのままにしていると口の中の細菌がどんどん内部に侵入し、一層治りづらい状況になってしまう場合があります。 CT画像の状況を説明し、治り切らない場合があることを了承してもらい治療に移行しました。 当院では、唾液中の細菌が入らないようにラバーダムを使用し、また内部がよりはっきり見えるようマイクロスコープを使用して根管治療を行います。 根の内部はとても細かく枝分かれしているため、そういった器具を使用し丁寧に行っても治らないケースもありますが、成功率を上げるため、再度根管治療が必要にならないように細心の注意を払います。   治療後のCT画像です。   前後で比較します。 骨が回復し、根の周囲が白くなっているのが確認できると思います。 腫れや痛みが出ることもなくなりました。 この後、歯が割れたりしないよう被せ物を作製し定期的にチェックしていきます。   根管治療は歯の治療においてとても大事であり、セラミックなどのきれいな被せ物を作っても、根の状態が悪ければ歯自体がダメになってしまう可能性があります。 審美治療などで被せ物を入れる前に根の内部がどうなっているかしっかり調べる必要があります。 アズ歯科桶川院は、セカンドオピニオンで多くの患者様に来院していただいております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 歯が割れてしまう可能性がある  

2022.04.23

GWの診療について

GW中の診療については以下の通りとなります。 GW連休中もお昼休みなしで診療を実施しておりますので、突然の口腔内のお痛みなどございましたらお気軽にご相談ください。 4月29日(金・祝) 9:00~17:00 4月30日(土) 9:00~17:00 5月1日(日) 9:00~17:00 5月2日(月) 9:00~19:00 5月3日(火・祝) 9:00~17:00 5月4日(水・祝) 9:00~17:00 5月5日(木・祝) 9:00~17:00

2022.04.19

歯周外科治療(フラップ手術)とは

歯周病の治療にどんなイメージがありますか?   衛生士さんによる歯みがき指導、 そして歯石を取ってもらうクリーニングではないでしょうか。   歯肉炎や、軽度の歯周炎であればそれで治りますが、 進行した歯周炎に対しては、 歯周外科という治療が必要な時があります。 フラップ手術ともいいます。   あまり聞きなれないワードかもしれませんね。   歯医者で手術というと、 親知らずの抜歯や、インプラント治療が思い浮かぶのではないでしょうか。   今回お話する歯周外科治療も、いわゆる手術の一つです。 それでは、その内容をご説明します。         このように、歯周炎が進行すると深い歯周ポケットができて、 その中にはプラークや歯石(歯周病菌)が潜んでいます。 ですが、それは歯ぐきの中なので歯みがきでキレイに取ることはできません。   そこで必要になってくるのが歯周外科治療です。 歯ぐきの奥深くに潜んでいる歯石を取り、 深くなってしまった歯周ポケットの形を整えることが目的です。     手術後は、歯石がなくなることで炎症がおさまります。 深い歯周ポケットがなくなることで、 歯の根元を歯みがきでキレイにすることができるようになるので、 歯周炎の進行予防にもつながるのです。   実際の治療の様子を見てみましょう。       歯ぐきには慢性的な炎症があり、骨は平坦に溶けています。 ここに深い歯周ポケットがあります。 まずは衛生士さんによるクリーニングを進め、取れる部分のプラークや歯石を取ります。 その後、深い歯周ポケット内に潜んでいる歯石を歯周外科治療によって取るのです。       手術の時の写真です。 これは、マイクロスコープで撮影している動画を一部切り取ったものです。 歯ぐきを開いて見てみると、その下の骨は溶けてなくなっているのがわかると思います。 手術では、歯の根元の深いところについている歯石を取り、根の表面を滑沢にしていきます。     手術の後の写真です。     手術前と見比べて、その違いがわかると思います。   深い歯周ポケットがなくなることで、 この部分はこれから患者さんがご自身の歯みがきで根元をキレイに保つことができるようになります。 これが歯周病予防で大切なことです。       このように、歯間ブラシを使って歯と歯の間をみがきます。 手術後は歯みがきの仕方や使う清掃用具が変わることがあるので、このタイミングで一度衛生士さんによるブラッシング指導があります。       手術後には歯の根元や歯と歯の間に虫歯があるところも治療します。 今後はこの状態を長く保っていただけるように、定期的な検診が必要です。 検診では、また歯周病が進行していないか、そのためにしっかり歯みがきができているかのチェックをしています。   歯周病は生活習慣病と言われています。 患者さんによる日々の歯みがき、そして病院での定期的な検診が大事で、それを続けていくことが進行予防につながります。 ただ、その定期的な検診の前には深い歯周ポケットを治療によってしっかり改善させておく必要があります。   今のご自身の歯周ポケットはいかがでしょうか。 気になった方は一度検査をお勧めします。 ぜひ、アズ歯科桶川院へお越しください。     治療期間 2ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 歯周病が再発する可能性がある  

2022.04.17

ぱっと見の印象ってとても大事

こんにちは。アズ歯科事務長の西川です! 4月も中頃となりましたね。 新たな環境で新たな出会いがあった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? 今日は、「ぱっと見の印象が影響するたくさんのこと」を心理学的な知見をもとにお話してみたいと思います。 今日ご紹介するのは【ハロー効果】という心理効果です。 ハロー効果とは、人間の心理の1つで、対象物に対して後光を感じ取ると、対象の印象を歪めてしまう心理現象を指します。 後光・・?? 簡単に言うと、1つ大きな特徴(後光)があればそれに引っ張られて、その対象の特徴を決定づけてしまうことです。 例えば、皆さんもTVのCMなどを見て、好感度の高い芸能人が起用されているとその会社や商品がとてもよいものに違いないと思って購入した経験ないですか? 逆に、悪い特徴が目立ってしまうと、それに引っ張られて、悪い印象を相手に抱かせてしまうということがあります。 またコミュニケーションにおいて、もっとも相手に影響を与えるのは、話している内容ではなく、実は視覚的な情報であるということが言われています。 ※これをメラビアンの法則といいます。「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」という割合で影響を与えている 話している内容が同じでも、その人の見た目だけで相手がとらえる印象は全く異なるということですね。 見た目じゃない中身を見てくれ!!と思いたくなるところですが、人はほとんどが第一印象や見た目である程度判断してしまうということです。 採用面接やビジネスシーンでの商談など、短期勝負の場面では特に、視覚情報が与える印象というのがじわじわ効いてきます。 歯科医院ですので、強調してお伝えしますが、服装や髪形などの身だしなみもそうですが、歯並びや歯の美しさが相手に与える影響は非常に大きいです。(最近はマスクで隠れてしまっていますが・・) 欧米では、歯並びの良さがファッションやヘアメイク等と同様で、身だしなみと考えられています。身だしなみは、その人の評価を左右しますので、歯並びを整えることは、社会生活上極めて重要です。そのために、アメリカでは実に90%以上の人が歯列矯正治療を受けています。 また、欧米では虫歯治療で銀歯を用いることがほとんどないそうです。 とはいえ、お財布事情もあると思いますので、まずは定期健診に通って、口腔内をきれいに保つ、虫歯の予防を習慣にするところから始めてみませんか?         なかなか結果が出なくて悩んでいるあなた・・ 資格をたくさん取るより、歯石をとったほうが良いのかもしれません(笑) お後がよろしいようで。

2022.04.16

奥歯にこそインプラント

1番奥の歯がなくなってしまった場合の治療の選択肢として、 インプラント、入れ歯が考えられます。 両者は保険内外の治療方法で大きく異なるため、治療の選択に悩む患者様が多くいらっしゃいます。 それぞれの特徴を挙げていきます。 ●入れ歯のメリット 保険適用 作製に伴う大きな治療を必要しない場合が多いため、全身状態や年齢関係なく治療可能 治療期間が短い   ●入れ歯のデメリット 違和感があり慣れるまで時間がかかる 取り外して掃除が必要 噛む力が弱くなる   ●インプラントのメリット 自分の歯と同じように噛める 審美的で違和感がない 他の歯と同じような歯磨きが可能   ●インプラントのデメリット 保険適用外 外科処置が必要 治療期間がかかる場合がある   今回は奥歯を抜歯になってしまった患者様のケースです。 治療前の写真です。 この後、右下の奥歯も歯が割れてしまったことで抜歯になりました。 治療方法で入れ歯、インプラントの説明を行いました。 患者様が1番気にされていた部分は、以前のようにしっかり噛む事ができるかどうかでした。 その点で考えると、入れ歯は自分の歯に比べ3割ほどの力しか発揮できないと言われています。 50代の男性の方で今後の生活を考えた場合、金額の差はあっても、不自由なく食べれることを重視しインプラントを選択されました。   左下2本、右下1本インプラントの手術を行い、土台が入った状態です。 ここに仮歯を装着します。 仮歯の状態で噛み合わせに問題が出ないか、汚れが溜まりやすくないかなどを経過観察していきます。 問題があれば修正し、安定したところでその形を参考に最終的な被せ物に変更していきます。   左右にセラミックの被せ物を装着した後の写真です。 審美的にも機能的にも問題なく大変喜んでいただけました。   治療前後で比較します。 自分の歯と同じように噛むこともでき、周りの歯と同じように歯磨きを行うことで健康な状態を維持していくことが可能です。 インプラントも他の治療と同じで治療が終わったら終わりではなく、その状態を維持するために定期的な健診と歯科医院でのクリーニングが必要です。 アズ歯科桶川院には、口腔外科専門医が複数在籍しており、他院では難しいと言われたケースにも対応可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 5ヶ月 治療費  ¥1200,000+ tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある  

2022.04.16

使ってますか?清掃補助道具

さて今回は、毎日歯磨きする時に必ず使って頂きたい補助清掃道具についてお話ししたいと思います。 補助清掃道具❓❓❓ナニソレ❓と言う方も最後まで読んでいただくとお分かり頂けるかと思います😌 皆さまは毎日の歯磨きでどの様なグッズをお使いでしょうか? 「歯磨き」ですので歯ブラシ🪥は皆さまお使いになっている事と思います。 しかし、歯ブラシだけではお口のなかの汚れは60%ほどしか除去できないと言われています。 どんなに歯ブラシを上手に使えても40%ほどの汚れが残ってしまい、その汚れが原因で虫歯や歯周病になってしまいます。 病気にならないためにどうにかして、この残り40%の汚れをとりたいのです。 そこで活躍するのが補助清掃道具です。、、、と言っても沢山の種類がありますが、、、 今回はよく使われている代表的な物をご紹介します。               デンタルフロス       歯間ブラシ     この2つは歯と歯の間の清掃に使うものです。 歯と歯の間には歯ブラシの毛先が届かないので、そこを磨くためにこれらの道具が必要になります。 使い慣れるまでは手こずったり、面倒になってしまうかもしれませんが、使わないのと使うのではお口の中の環境がまるで違います❗️   使用前               継続使用 使用前               継続使用       上の写真は補助清掃道具を使う習慣の無かった方へ使う必要性と大切さや使い方などをお伝えさせて頂いて、習慣化しながら歯周病治療を終えた時のものです。 継続使用している方は歯茎も引き締まり、歯石の再付着も無くキレイな状態が維持されています。患者さん自身が補助清掃道具を使いながら歯ブラシを頑張った結果であります。 もし、補助清掃道具を使わずに過ごしていたら歯石が再付着して全く違う結果になっていことでしょう。 衛生士が歯石を取る歯周病治療の中で、必ずホームケアで使っていただく様にお伝えさせていただいているのは、いくら歯石を取って歯周病治療をしてもこの補助清掃道具が使えないとまた磨き残しが歯石になり、歯周病が改善されなかったり再発するからです。 それなら使おう❗️と思った方❗️ ちょっと待って下さい🤏 デンタルフロスも指で巻いて使う物、ホルダータイプの物だったり、糸の質だったり 歯間ブラシにおいては歯と歯の隙間のサイズを確かめて使う物ですので一人一人に合った物を正しい使い方で使わないと効果が半減してしまうのです。 この記事を読んで、アレ❓補助清掃道具使ってない、、、大丈夫かな❓や、使い方合ってるかな❓と思った方、アズ歯科衛生士にお気軽にご相談ください😉 一人一人にベストな物をご紹介させていただきますので一緒にお口の健康維持を目指しましょう🦷✨

2022.04.15

銀歯の影響で金属アレルギー?

口腔内に金属が入っている患者様は多いと思います。 長年金属が入っていても問題でない場合もありますが、金属が唾液でイオン化され体内に入りそれが積み重なることで急に金属アレルギーを発症する事があります。 症状としては、口の中が荒れる、肌荒れ、舌が荒れる、治らない痒み、じんましんなどがあります。 今現在、金属アレルギー反応がない方でも口の中の金属によってアレルギーになってしまう恐れがあります。言い換えると、金属が入っている限り、金属アレルギーになる危険性に常に晒されている状態にあると言えます。 今回の患者様も、肌荒れがなかなか治らずアレルギー検査を受けた所、歯科用金属が該当したとのことで、皮膚科の先生から紹介で来院されました。 金属は以前から入っていたとのことで、急な発症で驚いたそうです。 金属から材料を交換する場合、 ①医療用樹脂(プラスチック) ②セラミック があります。 ①の樹脂の場合保険を適用できるため、金額を抑えられるメリットはありますが、歯との接着性が弱く脱離する可能性があること、強度が弱く割れてしまう可能性があることがデメリットとして考えられます。   ②のセラミックの場合、強度や接着性が強いこと、表面がツルツルで汚れが付着しづらいこと、審美的であることがメリットとして挙げられます。 デミリットは保険適用外のため金額がかかることです。 今回の患者様は②セラミックを選択されました。 処置前の写真です。 上の奥歯に銀歯が2本入っています。 別の部分にも金属はありますが、今回はこの部分からの処置になりました。 処置後の写真です。 色も自然で審美的にも満足していただけました。   患者様それぞれで重視するポイントが違うため、金額を重視し保険内の樹脂を選ばれる方もいますし、材質の良さを重視しセラミックを選択される方もいます。 大事なのはどちらを選んでも再発しないようしっかりメンテナンスを受けることだと思います。 定期健診を受けることで材質の劣化や初期の虫歯に気付ける場合があります。  治療期間 1ヶ月 治療費  ¥150,000+ tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある  

2022.04.11

インプラントの仮歯

歯科医院で治療を受ける際に仮歯というワードを聞くことがあると思います。   歯が欠けたところに応急的に詰めるもの、 銀歯の型を取ってから完成までに詰めておくもの、 根の治療をしている期間に穴を塞いでおくもの、etc.   仮歯といってもいろいろな要素があり、 それぞれの目的や、その素材も違います。   今日はインプラント治療の際の仮歯についてお話しします。 インプラント治療とは、歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。 インプラントを骨に埋め込む手術をした後、インプラントが骨にしっかりくっつくまで3ヶ月〜半年ほどの待ち時間が必要です。   インプラントと骨がくっついたら、その上に被せ物を作っていく段階になります。 その際の治療の様子を見ていきましょう。 骨と人工歯根(インプラント)がくっついていて、これから被せ物を作るところです。   インプラントの位置や歯ぐきの状態がわかるように型を取り、被せ物を作っていくのですが、 被せ物をつけたら噛む感じに違和感があったり、隣の歯との間に食べ物が詰まったりするかもしれません。   そうなった時には調整が必要ですが、最終的な被せ物が完成してしまった後では大きな調整はできません。 となると、事前に改善点を知る必要があります。   インプラントの仮歯はそのためにあるのです。 これがインプラントの仮歯です。 人工歯根の上に被せ物(仮歯)がついている状態です。   これでやっと噛むことができるようになります。 実際にお食事をとってみて、気になる箇所がないかチェックします。   左が仮歯、右が完成した被せ物です。 ずっとお口の中で機能していた仮歯を外して観察してみると、問題点がわかります。   歯石がついていれば歯みがきしにくいポイントの調整が必要ですし、 短期間で擦り減りがあれば噛み合わせに問題があるかもしれません。   そうした心配事がなければ、もしくは調整して改善されたら、 その被せ物の形はOK、合格ということです。 その形をコピーして、最終的な被せ物を作ります。   素材がプラスチックからセラミックに変わります。 セラミックは表面がツルツルで歯石が付きづらく、歯ぐきに優しいというメリットがあります。 また、耐久性があるので擦り減る心配も少なく、経年劣化して黄色くなることもないので安心です。   いかがでしたか? インプラントは手術のイメージがあると思いますが、その後の被せ物の治療も大事です。 仮歯の時期をはさんで問題点を確認しておくことで、 治療が終わった後も、長く快適にお食事できるかどうか、シミュレーションすることができるのです。   治療期間 6ヶ月 治療費  ¥400,000 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある。

2022.04.07

銀歯の下の虫歯-マイクロスコープの力-

虫歯の治療で銀歯を入れた経験のある方は多いと思います。 症状もなく銀歯が外れてこないとその歯に問題は起こっていないと考えていないでしょうか。 金属は外れなくても毎日噛むことによって変形し、中のセメントが漏れ出し隙間ができてしまいます。 そうなると中で少しづつ虫歯が進行しているかもしれません。   噛むとたまに痛いことを主訴に来院された患者様です。 右下にたまにピリッとした痛みはあるが強い痛みではないそうです。 口の中の写真とレントゲン写真です。 右下にはレントゲンでもはっきりとした虫歯は見つかりません。   そこでマイクロスコープを使用します。 金属と歯の間に隙間があるように見えます。 もう少し拡大して確認します。 はっきりと隙間があることが分かります。 この部分を触ると中から汚れが出てきます。   この状態から治療が必要な旨を説明し、同意を得て治療に移行します。   銀歯を除去します。 すると、中は虫歯で真っ黒になっています。 このように症状はなくても、レントゲン写真では写ってこなくても、銀歯の下に虫歯ができている場合があります。 口腔内の細菌が入りこむ隙間ができてしまうことにより虫歯ができるため、この隙間をマイクロスコープで見つけることができれば早期発見につながります。 アズ歯科桶川院では保険診療内外関係なくマイクロスコープを使用した治療に取り組んでおります。 気になる部分がなくても定期的な健診をおすすめします。 https://www.youtube.com/watch?v=dY1qn_X5a5s   治療期間 1日 治療費  保険診療 約¥1,000 治療のリスク 詰めるものが取れてしまう場合がある

2022.04.06

アズ歯科衛生士の必需品

     アズ歯科衛生士の必需品 ~ルーペ拡大鏡~ 今回は、アズ歯科衛生士が処置する時に必ず使う道具についてお話ししたいと思います。 アズ歯科に通われてる方ならおそらく見たことがあると思われるのがこの光景❗️  胸元にぶら下げているメガネのようなもの👓ただのメガネではありません。 こちらは我々衛生士が処置する時に必需品となるルーペ🔍です❗️ もちろん歯科医師も使用してます。    このルーペを使用して見るお口の中の状況は肉眼で見る状況とは全く別世界なのです。 肉眼では見えなかった物がどんどん見えてきます。このルーペを使用するのとしないのとでは圧倒的な情報量の差になります。 主に衛生士は歯周病治療(クリーニング)、定期健診、型取りした詰め物を着ける時などで使用します。  2.5倍程の倍率で見ていきますが、肉眼では見えなかった歯石や磨き残し(プラーク)がどんどん見えてきます。 肉眼で見るより視野が狭く、除去すべき歯石や磨き残しも多く見えるので少々時間がかかりますが、その分精密で質の高い治療を提供できます。 他にルーペで見てるところと言えば ・歯石を取る時に歯茎を傷つけないように器具を操作する ・歯周ポケットの中の歯石 ・虫歯になりかけの部分 ・歯が欠けている所、詰め物、被せ物の隙間からの二次的な虫歯 ・詰め物をした際に出る余分な接着剤の除去 などなど他にもありますが、肉眼では見過ごされてしまうような小さなトラブルを発見したり、虫歯になりそうな箇所を見つけて注意喚起することで予防につなげることができます。 歯科に限らず、大切なのが病気を未然に防ぐ予防です。 その次に大切になるのが、早期発見・早期治療です。 予防で病気を防ぐことができたら1番ベストではありますが、例え病気になってしまったとしても早期に発見できればその分ダメージは少ないのです。  ルーペ🔍が無かったら見つけられてない虫歯や、トラブルを見過ごしてしまっている歯は沢山あると思います。 このように、毎日患者さんのお口の中で事件が起きていないかパトロール🚓するのに必ず必要になるルーペ👓 これからもアズ歯科衛生士は患者さんのお口の健康を守るためにルーペと共に質の高い治療を提供できるように精進して参ります👓🔍✨

2022.04.03