前歯の審美治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院
2020.07.19

前歯の審美治療

主訴:前歯をきれいにしたい

上の前歯の歯茎が上がってしまい、被せ物との境目の部分の色を気にされていました。

被せ物はかなり昔に作製したとの事です。

 

初診時の写真です。

 

 

歯茎が上がり、根の部分が露出しているため色が濃く見えます。

また、被せ物と歯との間に段差があるため、着色や汚れが入り込んでいます。

 

まず、被せ物を外して中の状態を確認します。

 

 

4本とも神経を取る治療を以前に受けており、歯の形を修復するための金属の土台が入っている状態でした。

そして、仮歯に置き換えます。

 

仮歯でも見た目に影響がないため、ここから根の治療(根管治療)のやり直しを行っていきます。

レントゲン撮影での確認と治療中の状態から、1本抜歯が必要な状況でした。

 

抜歯して歯がなくなると、歯茎や歯を支える周囲の骨が減ってしまい、その部分だけ長い歯になってしまいます。

それを防ぐため、抜歯と同時に人工骨を入れ、骨が減るのを抑えます。

 

処置後2週間の状態です。

 

 

その後、少し歯茎が上がり、厚みと高さが減ってきたため、ボリュームを出し被せ物がきれいに作製できるよう、歯茎の移植を行いました。

移植後の傷が落ち着いた状態です。

 

 

歯茎の高さや厚みは周囲の歯がある部分と大きく変わらない状態で維持できています。

また、歯への負担を考慮し、弾性があり、歯の色に近いグラスファイバーを用いて歯の形を修復します。

セラミックで修復予定だったため、周囲の歯のホワイトニングを行い、より自然な歯が入るように準備していきます。

 

型取りを行い、被せ物を作製していきます。

 

治療終了時の写真です。

 

 

セラミックで修復し、見た目にも噛み合わせにも問題なく仕上がりました。

全体の歯茎の形が揃っており、どこが抜歯してある部分か分かりづらいと思います。

患者様にとても満足していただけました。

 

治療期間 10ヶ月
治療費 ¥50万 + tax
治療のリスク セラミックがかけてしまう可能性がある