根管治療

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院
2020.10.17

根管治療

 

『昔に根の治療を受けて神経とってるのに痛い』

下の前歯の腫れと痛みで来院されました。

レントゲン撮影と口腔内の診査で下の前歯の根の先で、菌による炎症が起きていることがわかりました。

根の治療のやり直しが必要な旨を説明し治療に移行します。

初回の治療時のレントゲン写真です。

 

 

赤丸の部分が根の中の菌が骨を溶かし、骨に穴をあけてしまっている部分です。

炎症がおきている所です。

こうなってしまう原因は

1、被せ物の適合が悪く、隙間から菌が侵入してしまっている

2、以前の根管治療が不十分で、根の中に菌が多く残った状態のまま治療を終了してしまっている

などが考えられます。

それらを防ぐには、

⚪︎適合精度の良い被せ物を装着する

⚪︎質が高く再発のない根管治療を受ける

ことが重要になります。

治療方法は一度詰めてある材料を全て取り除き、再度きれいにし詰めなおす必要があります。

その際に重要になる点、根管治療については、こちらを参考にしてください。

https://www.as-dc.com/treatment/endo.html

 

今回根の下の前歯4本に炎症が置きており、すべて治療のやり直しが必要ですが、仮歯を支えるため、治療回数を減らすため、3本同時に治療していきました。

ラバーダム、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを使用します。

 

 

治療開始後3ヶ月のレントゲン写真です。

治療している左側から3本の根の先には骨ができ、病巣が小さくなっているのが確認できます。

痛みや違和感もなく生活できているとのことです。

 

 

治癒が確認できたので、ここから根の内部に最終的な詰め物をし、隣の根管治療に移行していきます。

他の医院では抜歯といわれてしまったケースでも治せる場合があります。

お気軽にご相談ください。

 

治療期間 3ヶ月
治療費  保険診療
治療のリスク 再発する可能性がある