ホワイトニングでどれくらい白くなるの?
「ホワイトニングで歯を白くしよう」
という広告や商品をよく目にしますが、
一体どれくらい歯が白くなるのでしょうか。
皆さんはどんな”白”をイメージしますか?
芸能人の口元を見ると歯が真っ白できれいですよね。
その中には自分の歯を白くしているのではなく、
セラミックという人工物を歯に被せている場合もあるので、
見るからに真っ白な歯をイメージしている方は、もしかしたらセラミックを想像されているかもしれません。
一般的に歯科医院で謳われているホワイトニングとは、
過酸化水素や過酸化尿素を用いて歯の内部に沈着している色素を分解することで、歯を白くすることを指します。
その前にホワイトニングの薬剤を歯に浸透させるためには歯の表面についている汚れ、ステインなどを専門的なクリーニングによって除去する必要があります。
ステインを除去することでその人の歯本来の白さを取り戻すことと、その上でさらにホワイトニング薬剤を用いて歯を白くすることは意味合いが異なります。
詳しくは以前にご紹介した記事をご覧ください。
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それでは、
薬剤を用いて行うホワイトニングでは実際にどれくらい白くなるのか、
実際の治療を見てみましょう。
ホワイトニング希望で来院された患者さんです。
歯が黄色っぽく見えますよね。
この時点でステインなどは取り除いており、この方の本来の歯の色がこの状態です。
ホワイトニングをする場合、まず治療介入する前の歯の色がどれくらいなのか、
シェードガイドと呼ばれる歯の色見本を使って確認します。
この歯の色はA3.5であることがわかりました。
これはVITAclassicalという日本の歯科医院で広く採用されている色見本であり、
日本人の平均的な歯の色はA3~A3.5であるとされています。
なので、黄色く見えたこの歯の色は実は日本人では珍しくないのです。
しかし近年ホワイトニングが普及したことで、より歯を白くされている方も増えていて、一般的なイメージとしてももう少し白いほうが好まれることが多いです。
今回はホームホワイトニングという施術方法を選びました。
クリニックで型を取り、患者さんの歯ならびに合わせたマウスピースを作製、
ご自宅でマウスピースにホワイトニング薬剤を入れてお口にはめていただき、
ホワイトニングを進めていきます。
2〜3週間で白さを実感していただくことが多いです。
ホワイトニング治療後の写真です。
B1という白さになりました。
これはどれくらい白くなったのでしょうか。
先程お話ししたシェードガイドという色見本を使って、確かめてみましょう。
左がB1、右がホワイトニングを始める前のA3.5です。
このB1という色、VITAclassicalというシェードガイドの中では最も白い色です。
とても白くなりましたね。
治療前
治療後
これだけ歯の色が白くなると、笑った時の印象がちがうと思います。
キレイで健康的な感じがしますよね。
このように、ホワイトニングの治療の際には必ず治療の前後で色の変化を確かめます。
患者さんそれぞれの歯の状態によってどこまで白くなるかは異なります。
同じ施術をして皆同じ色になるわけではありませんが、
シェードガイドを用いて視覚的に変化を感じていただけると思います。
今日は簡単ではありますが、
ホワイトニングにより変化する歯の白さの程度についてお話してきました。
一度施術してその後その白さがずっと続くわけではありません。
お茶やコーヒーに含まれるポリフェノール類と呼ばれる色素など、さまざまな着色成分が歯の表面に付着してきます。
白さをキープするためには日々のセルフケアがとても重要になります。
ホワイトニングについてご興味のある方はぜひアズ歯科桶川院へご相談ください。
治療期間 | 1ヶ月 |
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治療費 | ¥30,000 + tax |
治療のリスク | 色が後戻りする可能性がある |