根管治療
『昔に根の治療を受けて神経とってるのに痛い』
下の前歯の腫れと痛みで来院されました。
レントゲン撮影と口腔内の診査で下の前歯の根の先で、菌による炎症が起きていることがわかりました。
根の治療のやり直しが必要な旨を説明し治療に移行します。
初回の治療時のレントゲン写真です。
赤丸の部分が根の中の菌が骨を溶かし、骨に穴をあけてしまっている部分です。
炎症がおきている所です。
こうなってしまう原因は
1、被せ物の適合が悪く、隙間から菌が侵入してしまっている
2、以前の根管治療が不十分で、根の中に菌が多く残った状態のまま治療を終了してしまっている
などが考えられます。
それらを防ぐには、
⚪︎適合精度の良い被せ物を装着する
⚪︎質が高く再発のない根管治療を受ける
ことが重要になります。
治療方法は一度詰めてある材料を全て取り除き、再度きれいにし詰めなおす必要があります。
今回根の下の前歯4本に炎症が置きており、すべて治療のやり直しが必要ですが、仮歯を支えるため、治療回数を減らすため、3本同時に治療していきました。
ラバーダム、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを使用します。
治療開始後3ヶ月のレントゲン写真です。
治療している左側から3本の根の先には骨ができ、病巣が小さくなっているのが確認できます。
痛みや違和感もなく生活できているとのことです。
治癒が確認できたので、ここから根の内部に最終的な詰め物をし、隣の根管治療に移行していきます。
他の医院では抜歯といわれてしまったケースでも治せる場合があります。
アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。
治療期間 | 3ヶ月 |
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治療費 | 保険診療 |
治療のリスク | 再発する可能性がある |