銀歯がイヤになったら白くしちゃおう!
今までむし歯の治療を頑張ってきたけど、 気づいたら銀歯だらけになっていた!? なんてことはないですか? 鏡を見て、イヤだなぁと思ったら、 いっそ全部、白くしちゃいませんか? 30代の男性です。 奥歯に銀歯があると光って見えます。 お口を開けるとこんな感じです。 以前は奥歯のむし歯は銀歯で治すことが多かったのです。 従来の白い歯の材料は強度が弱く、 奥歯に強い力が加わると割れてしまうことが多かったため、 銀歯を選択することが多かったようです。 しかし、現在はむし歯の削り方を工夫することで、 このような銀歯にせずに、白い材料で埋めることができるのです。 レントゲン検査で見つかった、この黒い部分はむし歯です。 このむし歯の治療を見てみましょう。 この歯です。見ただけでは、どこにむし歯があるかわからないですよね。 削っていくとこんな感じです。 むし歯菌によって溶かされた穴が見えます。 これでもどこがむし歯なのか分かりづらい場合、う蝕検知液を使って視覚的に分かりやすくします。 するとこのようにむし歯菌がいる部分が青く染まります。 この部分を削っていくのです。 削り進めていくとむし歯が発生した部分が見えてきます。 どこかというと、 矢印のところです。 歯と歯の間にプラークがたまり、そこがきっかけで穴が広がっていきます。 セルフケア、ご自身での歯みがきで大事なのは、こうしたところをしっかり清掃できるようになることです。 この部分に効果的な清掃器具はデンタルフロスです。 この部分に使った白い詰め物はコンポジットレジンという材料です。 保険治療です。1つの部分で3割負担の方だと窓口でのお支払いは¥1,000くらいです。 下の奥歯にはブリッジと呼ばれる大きな銀歯がありました。 患者さんはこのような古くなった銀歯もすべて白い材料にやりかえたいと希望されていたので外しました。 中はこんな感じになってました。 土台をきれいにしたら、白い材料で治します。 ここはジルコニアという材料を用いました。 ブリッジにも耐えられる強度の高いもので、 これは保険外治療になり、このブリッジで¥165,000(税込)です。 こんな感じですべての銀歯を白い材料に変えました。 治療の前後を見比べてみましょう。 治療前 治療後 いかがでしょうか。 パッと見てすべて白い歯だと違和感がないですよね。 じーっと見なければ、たくさんむし歯の治療をしているようには見えないと思います。 健康的に見えるでしょうし、銀歯がたくさん入っている状態と比べてその方の印象が変わるかもしれません。 気になった方はぜひ一度ご相談ください。 ちなみにこの方の場合、先ほどのブリッジ以外はすべて保険治療で白くできました。 保険治療なら高くても1歯で¥1o,oooくらいです。 治療期間 6ヶ月 治療費 ¥150,000 + tax 治療のリスク 欠ける可能性がある
2025.04.11