症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

マウスピース矯正(下顎のみ)

下の歯の歯並び相談で来られた患者様です。 前歯にがたつきがあり、歯磨きも難しく気になるとのことです。 初診時の写真です。 下の前歯にあるがたつきは、歯を削って被せることで見た目を治すことはできますが、かなり多くの部分削る必要があるためあまりおすすめはできません。 また、上の歯並びはきれいで特に問題はないため、歯並びを改善するには下顎だけの矯正で対応が出来そうな旨を説明しました。 審美的な点と歯の動かす量から考慮し、今回はマウスピース矯正で対応することになりました。 初めに型取りを行いマウスピースを作製し、歯の表面にマウスピースの力が加わりやすくなるようにアタッチメントと呼ばれる白い装置を取り付けます。 今回はマウスピース15枚で終了する治療計画を立てました。 ここから1週間から10日程度でマウスピースを交換してもらい、適切な力で歯を動かしていきます。 3枚目まで進んだ段階です。 10枚目終了時。 治療終了時です。 歯がきれいに並び、歯磨きも楽になったと大変喜んでいただけました。 治療前後で比較します。 歯のがたつきが多い場合、歯を抜いたり、歯を少し削ったりして周囲の歯との隙間を作らないといけない場合もあります。 今回は歯の動かし方に注意し、自分の歯自体には何もせずに並べることができました。 またマウスピースで実際に歯を動かしたのは5ヶ月ほどで、マスクでの生活のため周りの人に気づかれないうちに終わりました。   ケースによって難しい場合もありますが、短い期間で終わらせることができるのもマウスピース矯正のメリットです。 ワイヤーでもマウスピースでも様々なケースの矯正に対応しております。 アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 5ヶ月 治療費  ¥350,000 治療のリスク 歯が後戻りする可能性がある、適応範囲が限られる  

2022.08.11

歯根端切除術(外科的歯内療法)

根尖性歯周炎という病気はご存知でしょうか。   歯周炎の中でも、根の先から拡がるタイプなので、 通常の歯周炎の治療では治せません。   いわゆる根の治療、神経の治療といわれる治療(根管治療)が必要です。   しかし、 根管治療だけでは治らない場合があるのです。   そんな時に必要な治療が、 歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ) もしくは、 外科的歯内療法(げかてきしないりょうほう) と呼ばれる治療です。     以前、根管治療後に差し歯にした歯が、 また腫れてきて痛いというお悩みの患者さんです。 根元の歯ぐきが赤く腫れているのがわかります。   レントゲン写真です。 根元の骨が炎症により溶けてしまっています。 実は、以前に歯根端切除術を受けたことがあるということで、 根の先端を削った跡が見えます。 今回は、その部分に病気が再発していることがわかりました。     まずは、通常の根管治療を始めます。 差し歯を外して、根管内をキレイにします。   新しい土台を作って、歯の内部の治療は終了です。   根の先端が以前の治療で壊れてしまっているので、 新しい詰め物をピッタリ詰めることができません。   仮歯をつけたところです。 まだ根元の歯ぐきは赤く腫れており、歯周炎は治っていません。   元の根の形が維持されていない場合、 再治療の成功率は40%程度といわれています。   なぜ成功率が低いのかというと、 ・根管の形が不規則である ・根の先端に枝分かれした根管がある ・以前の治療で根管の形がわるくなってしまっている などの理由があります。   もし再治療をしても腫れが治らなければ、 炎症は拡大してしまうため、 やむなく抜歯を勧められる場合もあるかもしれません。   しかし、 歯根端切除術をすることで、 歯を抜かずに治せる場合があるのです。   どんな治療なのでしょうか。     簡単に説明すると、 病巣内の根の先端を切り取る手術です。   この部分に病気が治らない原因があるから手術で取ってしまおうというものです。       実際はこんな感じです。 先ほどまで見ていた患者さんの手術の様子です。 根の先端をとり、そこに薬を詰めています。   病巣内のブヨブヨした感染組織も取り出します。   手術した直後のレントゲン写真です。 根の先端の骨がなくなっているので黒く見えます。   半年後のレントゲン写真です。 根の先端の黒い部分が少しぼやけてきました。 根尖性歯周炎が治ってきているのです。   CTで見た断面です。 治療前は根の周りに黒い病巣が見えますが、   治療後は骨が治ってきて、 すっかり良くなっているのがわかります。   手術後1年たった時のレントゲン写真です。 根の先の黒い病巣がなくなり、根尖性歯周炎が治癒しているのがわかります。   歯ぐきの赤み、腫れもすっかり治りました。 もちろん痛みもありません。   いかがでしたか?   本日は、通常の根管治療では治らない病気に対するアプローチ、 歯根端切除術(外科的歯内療法)についてのお話でした。   「根の治療をしても治らないと言われた」 「抜歯は避けたい、他に方法がないか気になっている」 「前に治療したところがまた腫れてきた」   気になる方はぜひ一度ご相談ください。     治療期間 8ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 再発する可能性がある、適応範囲が限られる  

2022.08.07

インプラントを使った入れ歯

歯を多く失ってしまった時、入れ歯を利用して歯のない部分を補う必要が出る場合があります。 入れ歯にも残っている歯の本数によって、形や大きさが変わってきます。 もちろん歯が多数残っていて、小さい入れ歯で済む方が違和感などは少なくなります。 下の写真のように左上の奥歯のみ失ってしまった場合は部分入れ歯となりますが、安定を得るため反対側の歯でも固定する場合があります。 この上顎を覆う部分に舌が当たるため、発音しずらい、食べずらいなどの違和感が出ることが多くあります。 もっと多くの歯を失ってしまうと総入れ歯など上顎をほぼ覆う必要が出てきます。 長く使っていけば慣れるケースもありますが、違和感がなかなか消えず上手く使用できていない患者様もいらっしゃいます。 今回は入れ歯の違和感で相談にこられた患者様です。 上のレントゲン写真で見るとわかるように、上の歯は写真の左側の歯(口の中では反対のため右側)3本のみ残存しており、下の歯と歯同士での噛み合わせがなくすれ違っている状態です。 噛みづらいことと入れ歯の大きさに違和感があって慣れないとのことでした。 入れ歯を使用しない場合、失ってしまった部分をインプラントで置き換える方法があります。 しかし、インプラントの本数が多いと金額も高額になってしまうため、なかなか難しいと感じる患者様も多いと思います。 そのため今回は金額も抑え、入れ歯の違和感を減らすために少ないインプラントで厚みが薄く、短い形態の入れ歯で対応することをおすすめしました。 インプラント処置後のレントゲン写真です。 実際の口の中の状態です。 右上の自分の歯と左側のインプラントを固定源とし、入れ歯を使用してもらいます。 入れ歯が入った状態です。 上顎を覆う部分が少なくなり、発音の問題や違和感も解消するできました。 また、骨に結合しているインプラントと固定しているため、入れ歯の動きはほとんどなく固いものも何でも食べれると喜んでいただけました。 その後右下の部分にもインプラントを希望されたため、処置を行いました。 処置後のレントゲン写真です。 口の中の写真です。 正面から見たところ。 入れ歯の金具を後ろに持っていくことが可能になり、見た目にもあまり影響がでない設計で作製できました。 インプラントと入れ歯を含んだ複雑なケースですが、処置後も問題なく定期的な健診でチェックさせていただいています。 歯科医師、口腔外科専門医、歯科技工士が連携をとり他の医院では提案されていないような治療方針もご提案できる場合があります。 アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。 治療期間 8ヶ月 治療費  ¥1,500,000 + tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある

2022.08.07

親知らずを使った部分矯正

左下奥歯の治療相談で来院された患者様です。 初診時のレントゲン写真です。 1番奥から2つ目の歯の根の周りが黒くなったいるのがわかりますか? 根の先に病巣があり、CTなどの検査結果から。治療で治すのはかなり難しい状態だとわかりました。 通常、抜歯後の治療方法として 1、インプラント 2、義歯 が挙げられます。 初診時の口の中の写真です。 今回の場合は、親知らずが隣に存在し虫歯もない状況です。 この親知らずを利用する場合 1、親知らずも抜歯し移植する方法 2、親知らずを矯正で動かす方法 があります。 1の特徴は 保険適用でできることです。 しかし、移植は成功しない可能性もあります。 また、移植後に神経の治療が必要になります。 一般的には移植した歯の生存率は平均して5−10年ほどと言われています。 2の特徴は 矯正治療で移動して使用するため、神経をとる必要もないですし 成功する確率が高くなります。 しかし、保険適用外のため金額がかかります。 患者様と治療方法を相談し、今回は矯正治療で進めていくことになりました。 まず奥歯を抜歯し、親知らずを引っ張るための準備をしていきます。   歯を引っ張る際、周りの歯が力で負けてしまうと他の部分の歯並びが変わってしまう可能性があります。 そのため、周囲の歯を固定し、力負けしないように装置をつけます。 矯正のゴムで歯を引っ張っていきます。   ある程度歯が動いてきたら、さらに強い力を加えるため、 矯正のネジ(矯正用インプラント)を使用します。 骨の中にネジを固定し、それを固定源に歯に矯正力を加えます。   内側から見た状態です。 動きに合わせてゴムの力を変えて、歯を引っ張っていきます。 段々と動いてきました。   実は今回、上の歯も一緒に矯正を行っています。 奥歯に大きな銀歯が入っており、親知らずが健康な状態のため それの交換をし、虫歯のリスクなどを減らすためにすすめました。 治療前の状態 抜歯後の状態   上下の矯正後の写真です。   治療前後で比較します。 上顎     治療前                治療後 下顎     治療前                治療後 治療前             治療後   保険診療に比べ、金額がかかるデメリットはありますが 噛み合わせも歯並びも綺麗に治るため、定期検診でチェックしていけば 長期的に維持することが可能になります。 他院では勧められない難易度の高い治療も様々な分野の専門医が在籍するため治療が可能になります。 保険内外で対応できる複数の治療方法を提案いたします。 アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。 治療期間 1年6ヶ月 治療費  ¥300,000 + tax 治療のリスク 動かした歯が後戻りする可能性がある。  

2022.07.30

意図的再植術(歯の再植)

「歯の根元の病巣が大きくて、根管治療では治せない」 と言われたことはありませんか?   根管治療で治せない場合、 ①歯根端切除術をする ②抜歯をして、他の歯を移植する ③抜歯をして、義歯を使う など、治療にはいろいろな選択肢があることはご存知でしょうか。   今日は、以上のどれにも当てはまらない別の選択肢をご紹介します。   その名は、   「意図的再植術(いとてきさいしょくじゅつ)」です。   簡単に説明すると、 一度抜歯をして、病巣をとったらまた同じ場所に植える、という方法です。   歯を残すために抜歯をする、 ということなのですが、   イメージしづらいですよね。   実際に治療した例を見てみましょう。   レントゲン写真です。 真ん中あたり、黒くなった丸い部分が病巣です。 炎症により広範囲に骨が溶けています。   別の角度から見たレントゲン写真です。 歯の根の周りに大きな病巣があります。 まずは根管治療をして、 炎症が落ち着いてくるか確認してみます。   根管治療後の写真です。 治療により歯の中はきれいになったのですが、 歯ぐきに炎症が残っています。 これでは骨の中の病巣も治っていません。   病巣が大きいため、歯の外側が汚染している可能性があります。 つまり、根管の中を治療しても治らないのです。 そうなると、たいていは「抜歯をしましょう」と言われます。   ただし、条件によっては抜歯をせずに歯を残すことができるかもしれません。   今回は、病巣の大きさから「意図的再植術」という治療法を選択しました。   まず、一度抜歯をします。   見えるでしょうか。 矢印の先の部分に注目してください。   歯の根の先に歯石のようなものが付いています。 これが根の外側に付着している汚染物質です。 また、先端のあたりは根管が枝分かれしている場合が多く、そこも根管治療で治らなかった原因であることが考えられます。 そこで、根の先端を切除して、汚染している部分をすべて取り除きます。   根の先端を切除して、   先端側から根管をきれいにしたら、   専用のセメントで根管を封鎖します。 これにより、再び根の中から周りに汚染物質が出ないようにするのです。   ちなみに、 根の周りの病巣には何が詰まっているのでしょうか。   じつは、 こんなものが骨の中に溜まっているのです。 細菌を含んだブヨブヨした組織です。 これをすべて取り除いたら、歯を元の位置に戻します。       はじめのうちはグラグラしないように、 縫ったり、隣の歯と接着して、固定しておきます。   手術をした当日のレントゲン写真です。 根の周りには骨がないので黒く見えます。   この後、抜いた歯と骨が再びくっついて、病巣が治っていけば治療は成功です。       3ヶ月後の写真です。 歯はグラグラせず、しっかり骨とくっついています。   歯ぐきの腫れも治りました。 もちろん痛みもありません。   レントゲン写真です。 当時、病巣があった部分に徐々に骨ができてきているのがわかります。       治療の前後を比較してみましょう。           いかがでしょうか。 病巣が治ってきていますよね。   この後、 仮歯をかぶせて食事をとってみて問題がなさそうであれば、 かぶせ物をして治療終了です。     引き続き慎重に経過をみていく必要はありますが、 まずは歯を抜かずに病巣を治すことができました。   ただし、 この治療法は様々な条件をクリアしている場合にのみ適用できるものであり、 すべての歯にできるわけではありません。 また、 治療後は根が短くなり、 再植すると骨と癒着しやすいこともあって、 他の歯より寿命が短いことが多く、 歯の延命ができるかもしれないというくらいのイメージで考えておいてください。   それでも、 「抜歯するしかないと言われたけど他に残す方法はないだろうか」 お悩みの方、気になる方は多いと思います。   もしかしたらまだ残せる方法があるかもしれません。 一緒に考えましょう。 アズ歯科桶川院へぜひ一度ご相談ください。   治療期間 4ヶ月 治療費  ¥150,000 + tax 治療のリスク 治療後に抜歯が必要になる可能性がある      

2022.07.24

マウスピース矯正

歯並びの相談で来院された患者様です。 上下前歯のがたつきが気になるとの事です。 治療前の写真です。 ・前歯にずれはあるが噛み合わせ自体は気になっていない ・あまり目立たない装置を希望 ・治療費、期間とも少なめが良い 上記の希望がありました。 奥歯までしっかり動かし、噛み合わせまで100点を目指す治療であれば、全体のワイヤー矯正やマウスピース矯正をおすすめしますが、 今回は前歯中心の治療を希望されたため、部分的なマウスピース矯正であるインビザラインGOですすめていくことになりました。 『インビザラインGO』の特徴として、 ・奥歯2本は動かせない →噛み合わせを大きく変わりづらい ・マウスピースが20枚まで →動かせる量に限界がある ・全体矯正に比べ期間、金額を抑えることができる などが挙げられます。 そのため、ケースが限られる場合があります。 検査の結果、今回は適応内であったためマウスピースの作製を行い治療に入ります。   まずはじめに歯の表面にアタッチメントと呼ばれる白い装置を取り付けます。 これにマウスピースが引っかかり適切な力が歯に加わるようになります。 ここにマウスピースを装着します。 1日の使用時間は最低20時間〜22時間必要で、1枚ごとの期間は1週間〜10日使用していただきます。 マウスピース交換の都度確認した方が安心ではあるので、通院可能な方には10日程度の頻度でお願いしています。 難しい方には数枚お渡しし、ご自身でマウスピースの交換を定期的におこなっていただきます。   予定しているマウスピースの半分程度が終了した段階の写真です。 綺麗に並んできてはいますが、前歯にまだ少し段差が残っています。 最初のうちは少し話しづらかったり、取り外しに時間がかかってしまう場合もありますが、慣れてくるとほぼ違和感なく使用できているとのことでした。 経過は順調だったためこのまま継続していただきました。   治療終了時の写真です。 今回はマウスピース16枚で終了しました。 上下の前歯の歯並びも改善し大変喜んでいただけました。 奥歯の歯並びは変えていないため、噛み合わせの変化による違和感もありません。 この後、表面のアタッチメントを除去し、歯並びが後戻りしないように固定用のマウスピースを作製し、一定期間使用してもらいます。   治療前後で比較します。 奥歯までしっかり動かして噛み合わせまで整え、100点の歯並びを目指す矯正治療と、気になる部分のみを行う部分矯正があります。 それぞれのメリット、デメリットが存在し治療方法、期間、金額も異なります。 アズ歯科桶川院では、矯正担当医、専門医が複数在籍し様々なケースに対応しています。 それぞれの患者様に合った治療計画を立て、治療にあたっております。 お気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費  ¥460,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする場合がある。  

2022.07.19

また自分の歯で食べるために〜咬合再構成〜

虫歯や歯周病でほとんどの歯を失ってしまっても、 残りの歯を治療して、 もう一度自分の歯で食事を取れるようになること。   道のりは大変かもしれませんが、 患者さん本人のやる気があれば、 ぜひ力になりたいと思っています。   今日はそんなお話です。       初診時の写真です。   上顎の歯が虫歯でほとんどなくなってしまっています。 上下の歯で噛めるところがありません。   反対側もそうです。 上顎の奥歯は抜いてあるので噛めません。   このような状態では咀嚼ができず、 食べ物を丸飲みするような食事になってしまいます。   「なんでも食べれるよ、別に困ってない」 という方もいるかもしれません。 ご家族でそのように言われている方はいませんか?   いっぺんに何本も歯を失う人はいません。 虫歯や歯周病で少しずつ歯がなくなっていったとしても、 その時の状況に合わせて食事をとっているので、 咀嚼力の低下は、実はあまり自覚症状がないのです。   それでも歯を失っていれば確実に咀嚼効率がわるくなり、 ①食べられる物が減る(硬い物や、噛みごたえのある物) ②食事が遅くなる ③丸飲みするので胃腸をわるくする などの影響が出てきます。   なので、 痛くなくてもぜひ治療を受けてください。 治療をすればちゃんと噛めるようになります。       先程の写真の患者さんです。 時間はかかりましたが、左右全体で噛めるようになりました。   治療の前後です。 虫歯の歯を治療して被せ物をしています。   歯を失っていた部分には入れ歯を装着しています。   こう見てみると、噛める部分が増えたことがわかりやすいでしょうか。 上顎は当時は歯の形を保っている部分は3本しかありませんでしたが、 今は13本の人工歯が入っており、左右どちらでも噛むことができます。   入れ歯は取り外して清掃が必要ですが、次第に慣れてくるはずです。 きちんと前歯と奥歯、お口の中全体で噛むことが重要です。   レントゲン写真です。 単に入れ歯を作るだけでなく、時間はかかりますが、 きちんと虫歯の治療、根の治療、歯周病の治療をすることが大切です。   当時のままでは上の前歯に負担がかかり、 時間の問題で前歯が抜けてしまい、 そうなると治療の選択肢は総入れ歯しかなかったと思います。   総入れ歯でもきちんと治療をすれば噛むことはできるようになりますが、 食べられる物に制限が出てくることが多いのです。   残りの歯が少なくなっている方、 またはそのような状態のご家族がいらっしゃる方、 この記事を見て少しでも興味が出たらぜひご連絡ください。   時間はかかるかもしれませんが、 またご自分の歯で美味しく食事をとれるようになるために。 一緒に頑張りましょう。 アズ歯科桶川院は全力で支えます。     治療期間 8ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 治療後もメンテナンスが必要になる  

2022.07.13

ホームホワイトニング

ホワイトニングの相談で来院された患者様です。 まず初診時に歯の色がどの程度の色なのか記録を取ります。 初診時の写真です。 色見本ではA3と日本人の平均色程度の色だと判断できます。 ホワイトニングにも種類がありますが、今回は時間がかかってもじっくり色を白くしたいとの希望だったため、ホームホワイトニングで進めていくことになりました。 全体のクリーニングを行い、型取りをします。 それぞれの患者様の口にあったカスタムのホワイトニングトレーを作製していきます。 トレーを薬剤をお渡しし、ホワイトニングのスタートです。 問題が出ていないか2週間程度で来院していただき確認します。 今回はトータル1ヶ月使用し終了となりました。 終了時の写真です。 3段階程度明るくなりました。 しみる症状もなく満足する色になり大変喜んでいただけました。   ホワイトニング前後で比較します。 処置前                処置後   ホワイトニング後もトレーは残るため、薬剤を追加し定期的にホワイトニングを実施すれば色を長い期間キープすることができます。 アズ歯科桶川院にはホワイトニングコーディネーターの資格を持つ歯科衛生士が2名在籍し、施術をおこなっております。 生活スタイルや金額、期間など希望に合わせたプランをご紹介可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 1ヶ月 治療費  ¥30,000 + tax 治療のリスク しみる症状が出る場合がある。    

2022.07.12

2本にわたる根の病巣

他院の先生から根管治療の紹介で来院された患者様です。 初診時のレントゲン写真です。 レントゲンで左下の根の先が黒くなっているのが分かるでしょうか。 これは根の周囲の骨が溶けてしまい、病変に置き換わってしまうことでレントゲン上で黒く見えてきます。 今回は2本の歯の根にまたがっているように見えます。 この場合どちらかが元々の原因の歯にはなると思われますが、両方の治療が必要な場合があります。 可能性の高い方から順に治療を行い、改善するかどうか確認し、不十分であればもう一方の治療も進めていきます。   また、当院では通常のレントゲンでは分かりづらいケースであれば、患者様の同意を得てCTを撮影し立体的な画像での診断を行なっております。 治療前に撮影しました。 根の先が黒くなっています。 できるだけ神経は取らずに治せるよう、元々神経の治療が済んでいる歯の治療から行います。 古い材料を除去し、消毒後のレントゲンです。 根の先の病変は変わっていないように見えます。 奥の神経が残っている歯も原因の可能性があるため、治療が必要か細かく検査します。 検査の結果神経がダメになってしまっている可能性が高いため、もう一本も神経の治療を行うことになりました。 マイクロスコープ、ラバーダムも使用し、丁寧に根管治療を進めていきます。 治療後のレントゲン写真です。 最初に比べると病変が小さくなっているように見えます。 完全に改善するか経過を見ていきました。   経過観察後にCT画像を撮影しました。 処置前後で比較します。 処置前                処置後   レントゲンで比較し、黒い部分がなくなり白く変化しているのが分かるでしょうか。 骨が再生している状態です。 ここまで改善すれば治療は終了になります。   しかし、根管治療を受けた歯は他の歯に比べ強度が減り割れやすくなってしまいます。 実際に根管治療を受けている歯が割れてしまい、抜歯に至るケースがあります。   実際に割れてしまったケースを紹介してあります。 参考にしてみてください。 ↓ https://www.as-dc.com/case_info/腫れてる原因は?-〜歯の破折〜/   歯の破折については健診で分からない場合があります。 しかし、虫歯になり根管治療が必要になってしまう前に治療に介入できれば、神経を残すことができ、破折のリスクを減らすことができます。 虫歯は一定の大きさになってしまった場合、放っておいても治ることはありません。 歯の治療は早期発見、早期治療が大事ですし、予防がとても重要です。 定期的に歯科での検診をお勧めします。 桶川市で歯科医院をお探しの方、ぜひアズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 3ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 将来的に歯が割れてしまう可能性がある。    

2022.07.09

骨がない時のインプラント治療

治療相談で来院された患者様です。 右上の奥歯はぐらぐらしているのを放っておいたら自然と抜けてしまったとのことです。 初診時のレントゲンです。 右上の後ろから2つ目の歯がないことが分かると思います。 治療方法として ①入れ歯 ②ブリッジ ③インプラント が挙げられます。 今回の患者様は初めからインプラントに興味があるが他の医院では骨がないためインプラントは難しいと断られてしまったそうです。 実際にC T画像で骨の厚みを調べます。 下の画像は右上の歯がない部分の断面図です。 赤丸の部分が上顎の骨です。 上顎の上には上顎洞(副鼻腔)と呼ばれる鼻とつながる空洞が存在しています。 そのため、下の顎と比べ骨が薄い場合が多いです。 実際に今回のケースでは1mm程度しか骨がない状態でした。 歯科医師にもよりますが、インプラントするには6mm程度の骨は必要だと考えます。 そのため、確かに骨が足りずこのままではインプラントができません。 この場合、上顎洞の部分に骨を足し、インプラントに必要な骨の厚みを作る処置を行えば インプラントが可能になります。 『サイナスリフト』と呼ばれる処置で難易度も高く、鼻の領域との境界のため専門的な知識が必要になります。 今回はこの処置と併用してインプラントのオペを行いました。 処置後の画像です。    インプラントの周囲に白い像が見えると思います。 これが人工の骨を追加した部分です。 この後、半年程度かけて自分の骨に置換していくのを待ちます。 今回はインプラントの埋入とサイナスリフトを同時に行いましたが、骨の硬さと厚みによっては別日で行う場合もあります。 処置前後での比較です。 このように骨がない部分でも専門的な技術と材料を用いれば、インプラントを行うことが可能な場合があります。 アズ歯科桶川院では口腔外科専門医が2名在籍して診療にあたっております。 他院では断られてしまったような難しいケースでも処置可能な場合があります。 お気軽にご相談ください。   治療期間 7ヶ月 治療費 ¥400,000 + 被せ物の費用 + tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある      

2022.06.30