症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

また自分の歯で食べるために〜咬合再構成〜

虫歯や歯周病でほとんどの歯を失ってしまっても、 残りの歯を治療して、 もう一度自分の歯で食事を取れるようになること。   道のりは大変かもしれませんが、 患者さん本人のやる気があれば、 ぜひ力になりたいと思っています。   今日はそんなお話です。       初診時の写真です。   上顎の歯が虫歯でほとんどなくなってしまっています。 上下の歯で噛めるところがありません。   反対側もそうです。 上顎の奥歯は抜いてあるので噛めません。   このような状態では咀嚼ができず、 食べ物を丸飲みするような食事になってしまいます。   「なんでも食べれるよ、別に困ってない」 という方もいるかもしれません。 ご家族でそのように言われている方はいませんか?   いっぺんに何本も歯を失う人はいません。 虫歯や歯周病で少しずつ歯がなくなっていったとしても、 その時の状況に合わせて食事をとっているので、 咀嚼力の低下は、実はあまり自覚症状がないのです。   それでも歯を失っていれば確実に咀嚼効率がわるくなり、 ①食べられる物が減る(硬い物や、噛みごたえのある物) ②食事が遅くなる ③丸飲みするので胃腸をわるくする などの影響が出てきます。   なので、 痛くなくてもぜひ治療を受けてください。 治療をすればちゃんと噛めるようになります。       先程の写真の患者さんです。 時間はかかりましたが、左右全体で噛めるようになりました。   治療の前後です。 虫歯の歯を治療して被せ物をしています。   歯を失っていた部分には入れ歯を装着しています。   こう見てみると、噛める部分が増えたことがわかりやすいでしょうか。 上顎は当時は歯の形を保っている部分は3本しかありませんでしたが、 今は13本の人工歯が入っており、左右どちらでも噛むことができます。   入れ歯は取り外して清掃が必要ですが、次第に慣れてくるはずです。 きちんと前歯と奥歯、お口の中全体で噛むことが重要です。   レントゲン写真です。 単に入れ歯を作るだけでなく、時間はかかりますが、 きちんと虫歯の治療、根の治療、歯周病の治療をすることが大切です。   当時のままでは上の前歯に負担がかかり、 時間の問題で前歯が抜けてしまい、 そうなると治療の選択肢は総入れ歯しかなかったと思います。   総入れ歯でもきちんと治療をすれば噛むことはできるようになりますが、 食べられる物に制限が出てくることが多いのです。   残りの歯が少なくなっている方、 またはそのような状態のご家族がいらっしゃる方、 この記事を見て少しでも興味が出たらぜひご連絡ください。   時間はかかるかもしれませんが、 またご自分の歯で美味しく食事をとれるようになるために。 一緒に頑張りましょう。 アズ歯科桶川院は全力で支えます。     治療期間 8ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 治療後もメンテナンスが必要になる  

2022.07.13

ホームホワイトニング

ホワイトニングの相談で来院された患者様です。 まず初診時に歯の色がどの程度の色なのか記録を取ります。 初診時の写真です。 色見本ではA3と日本人の平均色程度の色だと判断できます。 ホワイトニングにも種類がありますが、今回は時間がかかってもじっくり色を白くしたいとの希望だったため、ホームホワイトニングで進めていくことになりました。 全体のクリーニングを行い、型取りをします。 それぞれの患者様の口にあったカスタムのホワイトニングトレーを作製していきます。 トレーを薬剤をお渡しし、ホワイトニングのスタートです。 問題が出ていないか2週間程度で来院していただき確認します。 今回はトータル1ヶ月使用し終了となりました。 終了時の写真です。 3段階程度明るくなりました。 しみる症状もなく満足する色になり大変喜んでいただけました。   ホワイトニング前後で比較します。 処置前                処置後   ホワイトニング後もトレーは残るため、薬剤を追加し定期的にホワイトニングを実施すれば色を長い期間キープすることができます。 アズ歯科桶川院にはホワイトニングコーディネーターの資格を持つ歯科衛生士が2名在籍し、施術をおこなっております。 生活スタイルや金額、期間など希望に合わせたプランをご紹介可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 1ヶ月 治療費  ¥30,000 + tax 治療のリスク しみる症状が出る場合がある。    

2022.07.12

2本にわたる根の病巣

他院の先生から根管治療の紹介で来院された患者様です。 初診時のレントゲン写真です。 レントゲンで左下の根の先が黒くなっているのが分かるでしょうか。 これは根の周囲の骨が溶けてしまい、病変に置き換わってしまうことでレントゲン上で黒く見えてきます。 今回は2本の歯の根にまたがっているように見えます。 この場合どちらかが元々の原因の歯にはなると思われますが、両方の治療が必要な場合があります。 可能性の高い方から順に治療を行い、改善するかどうか確認し、不十分であればもう一方の治療も進めていきます。   また、当院では通常のレントゲンでは分かりづらいケースであれば、患者様の同意を得てCTを撮影し立体的な画像での診断を行なっております。 治療前に撮影しました。 根の先が黒くなっています。 できるだけ神経は取らずに治せるよう、元々神経の治療が済んでいる歯の治療から行います。 古い材料を除去し、消毒後のレントゲンです。 根の先の病変は変わっていないように見えます。 奥の神経が残っている歯も原因の可能性があるため、治療が必要か細かく検査します。 検査の結果神経がダメになってしまっている可能性が高いため、もう一本も神経の治療を行うことになりました。 マイクロスコープ、ラバーダムも使用し、丁寧に根管治療を進めていきます。 治療後のレントゲン写真です。 最初に比べると病変が小さくなっているように見えます。 完全に改善するか経過を見ていきました。   経過観察後にCT画像を撮影しました。 処置前後で比較します。 処置前                処置後   レントゲンで比較し、黒い部分がなくなり白く変化しているのが分かるでしょうか。 骨が再生している状態です。 ここまで改善すれば治療は終了になります。   しかし、根管治療を受けた歯は他の歯に比べ強度が減り割れやすくなってしまいます。 実際に根管治療を受けている歯が割れてしまい、抜歯に至るケースがあります。   実際に割れてしまったケースを紹介してあります。 参考にしてみてください。 ↓ https://www.as-dc.com/case_info/腫れてる原因は?-〜歯の破折〜/   歯の破折については健診で分からない場合があります。 しかし、虫歯になり根管治療が必要になってしまう前に治療に介入できれば、神経を残すことができ、破折のリスクを減らすことができます。 虫歯は一定の大きさになってしまった場合、放っておいても治ることはありません。 歯の治療は早期発見、早期治療が大事ですし、予防がとても重要です。 定期的に歯科での検診をお勧めします。 桶川市で歯科医院をお探しの方、ぜひアズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 3ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 将来的に歯が割れてしまう可能性がある。    

2022.07.09

骨がない時のインプラント治療

治療相談で来院された患者様です。 右上の奥歯はぐらぐらしているのを放っておいたら自然と抜けてしまったとのことです。 初診時のレントゲンです。 右上の後ろから2つ目の歯がないことが分かると思います。 治療方法として ①入れ歯 ②ブリッジ ③インプラント が挙げられます。 今回の患者様は初めからインプラントに興味があるが他の医院では骨がないためインプラントは難しいと断られてしまったそうです。 実際にC T画像で骨の厚みを調べます。 下の画像は右上の歯がない部分の断面図です。 赤丸の部分が上顎の骨です。 上顎の上には上顎洞(副鼻腔)と呼ばれる鼻とつながる空洞が存在しています。 そのため、下の顎と比べ骨が薄い場合が多いです。 実際に今回のケースでは1mm程度しか骨がない状態でした。 歯科医師にもよりますが、インプラントするには6mm程度の骨は必要だと考えます。 そのため、確かに骨が足りずこのままではインプラントができません。 この場合、上顎洞の部分に骨を足し、インプラントに必要な骨の厚みを作る処置を行えば インプラントが可能になります。 『サイナスリフト』と呼ばれる処置で難易度も高く、鼻の領域との境界のため専門的な知識が必要になります。 今回はこの処置と併用してインプラントのオペを行いました。 処置後の画像です。    インプラントの周囲に白い像が見えると思います。 これが人工の骨を追加した部分です。 この後、半年程度かけて自分の骨に置換していくのを待ちます。 今回はインプラントの埋入とサイナスリフトを同時に行いましたが、骨の硬さと厚みによっては別日で行う場合もあります。 処置前後での比較です。 このように骨がない部分でも専門的な技術と材料を用いれば、インプラントを行うことが可能な場合があります。 アズ歯科桶川院では口腔外科専門医が2名在籍して診療にあたっております。 他院では断られてしまったような難しいケースでも処置可能な場合があります。 お気軽にご相談ください。   治療期間 7ヶ月 治療費 ¥400,000 + 被せ物の費用 + tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある      

2022.06.30

腫れてる原因は?〜根の穿孔〜

歯科医院には日々、「歯ぐきが腫れた」というお悩みの患者さんがたくさんいらっしゃいます。   多くは歯石がついている事による歯周病が原因です。   しかし、中には他の理由で歯ぐきが腫れている方がいらっしゃいます。   今日はそのうちの一つ、 根管治療後に、根に穴があいている(穿孔している)ことが原因で起こる炎症についてお話しします。       この方は以前、根の治療(いわゆる神経の治療)を受けたが、 歯ぐきが腫れて痛いというお悩みで来院されました。   レントゲンで確認します。   白いところは詰め物です。 根の周囲の骨が、周りよりも一層黒く映っています。 これにより、この部分は炎症で骨が溶けてしまっているということがわかります。   では、なぜ骨は溶けてしまったのでしょう。 最初にお話ししたように、骨が溶ける原因の多くは歯石がついていることによる歯周病です。   しかし今回の場合は、この歯の周りに限局して炎症が進んでいます。 実は、他に原因があるのです。   CTを撮ってみました。       よく見ると、白く映っている詰め物が歯の外側に出ているのがわかります。 そして、その周囲に炎症が広がり、骨が溶けているのです。   別の角度から見てみましょう。   根の先端から歯の横のほうにかけて骨がなくなっています。 また、この炎症の範囲が、 「下歯槽管」という顎骨の深いところを通っている管に近接していることが分かります。 ここには大事な神経や血管が通っており、炎症が波及すれば神経症状が出てくることもあります。     歯の外側に汚染物質が出ていて炎症が広がっている場合、 根の治療で炎症を治すことはできません。 この歯を抜歯して、その周りの感染して悪くなっている部分を取り除く必要があります。     この後、抜歯した時の写真を載せます。 苦手な方は飛ばしてください。           抜歯した穴を見ています。 細菌感染によりブヨブヨになってしまっている部分が見えるので、これを取り除きます。   すると本来の骨が見えてきます。   抜いた歯を見てみましょう。   真ん中のあたりに穴があいているのが分かります。 また、下のほう、根の先端からは詰め物が飛び出しています。   実際にこの周囲で炎症が広がっていました。 抜歯後は、感染している部分を取り除き、治癒を待ちます。 歯ぐきが腫れていた原因の歯がなくなれば、その部分の炎症は数日で落ち着いてきます。   その後、歯がなくなった部分に人工的に歯をまた作り、機能を回復させるのです。 それがいわゆる入れ歯、ブリッジ、インプラントなどです。       いかがでしたか。   ・治療したはずなのに歯ぐきが腫れてきた ・ずっと歯周病の治療をしているけど腫れが治らない というお悩みをお持ちの方は一度アズ歯科桶川院にお越しください。   歯ぐきが腫れている原因は別にあるかもしれません。     治療期間 3ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 抜歯が必要な可能性が高い          

2022.06.25

奥歯がなくなったら

奥歯が抜歯になってしまい、その後の治療相談で来院されました。 左下の奥歯は歯が割れて抜歯になってしまったとの事です。 一番後ろの歯であるため、治療方法として ①入れ歯 ②手前2本を削り後ろに伸ばした延長ブリッジ ③インプラント が選択できます。   それぞれの方法を説明すると ①入れ歯 メリット:取り外し可能、歯を削る必要がほとんどない 保険での対応が可能、期間が短い デメリット:違和感がある、噛む力があまり出ない、食べ物がつまりやすい ②延長ブリッジ 手前2本の歯を削り、後ろに1本分伸ばした構造のブリッジです。 メリット:ある程度力を入れて噛む事ができる、違和感は少ない デメリット:2本歯を削る必要がある、支えの歯に負担がかかる、汚れが溜まりやすい   ③インプラント 骨の中に人工のネジ(チタン)を埋め込み、それを支えとして被せ物を装着する メリット:自分の歯と同じように噛める、違和感が少ない、歯磨きもしやすい デメリット:保険外診療、小手術が必要、治療期間が長くなる   こういった内容の説明を行い、今回はインプラントを希望されました。   インプラントの手術後の写真です。 歯茎の中にインプラントが埋めてあり、その本体と接続する蓋が口の中に出ている状態です。   この状態から型取りを行います。 まず仮歯が入ります。     仮歯でも普通通り噛むことができますし、これを調整しながら最終的な形を模索していきます。 インプラント本体と仮歯を小さなネジで固定するための穴が開けてありますが、この部分は治療後に封鎖しなだらかにします。 仮歯で経過を見ていき、問題が出なければ最終的な被せ物の作製に移行します。 今回はセラミックを希望されたため、周りの歯の色の濃さを記録しそれに合わせて作製します。   その後、出来上がったセラミックを装着します。 今回はその手前の歯も合わせて2本同時に作製しています。 装着後の写真です。      周りの歯に合った自然な形と色に仕上がりました。 食事、歯磨きなどにも支障なく、違和感もなくとても喜んでいただけました。 インプラントは他の治療に比べ、期間と金額がかかってしまうことが多くありますが、周囲の歯を触らずに治療でき、とてもシンプルな治療計画を立てることが可能になります。 しかし、インプラントも自分の歯と同じように歯周病になるリスクはあります。 そのため、治療が終わったら終わりではなく、その後のメンテナンスがとても重要になってきます。 気になることがなくても定期健診をおすすめしています。 治療期間 4ヶ月 治療費  ¥400,000 + tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある  

2022.06.22

前歯の審美治療(セラミック)

前歯の治療相談で来院されました。 仮歯が入っており、現在、中の歯の治療中との事です。 仮歯がよく取れてしまうことと、仮歯の見た目が気になっているそうです。 初診時の写真です。 仮歯と歯の間に隙間があり少し浮いているように見えます。 また、長さもバラバラで見た目も良いとは言えない状態でした。 仮歯は治療のために外さないといけないので弱めの接着剤で装着したりしますが、取れるのを繰り返すと治療がなかなか進まなくなります。 また、取れた仮歯を再度つけたり、修理する必要がでるため患者さんのストレスにもなります。 そのため。できるだけしっかりとした強度と審美性を備えた仮歯を作るべきだと考えます。 新たな仮歯を作製し、調整したところです。 仮歯ですが審美的にも問題ない状態だと思います。 ここから中の治療を進め、仮歯の形で最終的な歯の形を模索していきます。 また、最終的な被せ物の色も検討していきます。   今回は審美性、強度、清掃性を兼ね備えたセラミックで作成することになりました。 装着後の写真です。 周りの歯の色とも馴染み、とても自然な仕上がりになりました。 仮歯の形を参考にして作製しています。   治療前後での比較です。   アズ歯科桶川院ではセラミック専門の技工士に依頼し、より精度の高い被せ物の作製を心がけています。 様々なケースへの対応が可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  ¥400,000 + tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある  

2022.06.17

腫れてる原因は? 〜歯の破折〜

歯ぐきが腫れると歯周病かなと思いますよね。   歯周病の原因は歯石であることはご存知でしょうか。 ただ、今回はそれとは別の原因で歯ぐきが腫れてくる原因についてお話ししたいと思います。   ズバリ、歯の破折です。 歯の根元が折れてしまう、亀裂が入ってしまうということです。   歯の神経の治療をした場合、その中に金属などで土台を作ります。 すると歯の内部が薄くなってしまい、脆くなってしまうのです。   そこに噛む力が加わることで亀裂が入ると、 外側の歯周組織に炎症が起こってしまいます。 その結果、歯ぐきが腫れてきて痛くなるのです。   実際の例をお見せします。   銀歯のふちの歯ぐきが腫れています。 指で押すと膿が出てくる状態でした。   噛み合わせている写真です。 負担が強かったのがわかります。   レントゲンで見るとこの部分です。 炎症が原因で骨が溶けています。   被せ物を外してみました。 細かい亀裂が入っていて黒くなっています。 こうなると抜歯以外に炎症を止めるすべがありません。   抜歯した歯の写真です。 亀裂が入っているのがわかります。 その周囲の歯根膜がなくなっています。   抜歯をした後は炎症が治ります。 抜いた直後は穴が空いていますが、 時間が経つとふさがってきて歯ぐきができてきます。 その後、入れ歯などで代わりの歯を作ります。   腫れてるけど何が原因かわからない、 ずっと歯周病の治療をしているけど腫れが治らないという方は、詳しい検査をしてみると歯の破折が発見されることがあります。 気になる方は一度アズ歯科桶川院へご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費  保険治療 治療のリスク 抜歯が必要な可能性が高い  

2022.06.14

ワイヤー矯正治療(下顎)

前回紹介した矯正治療の患者様の下顎の矯正治療の流れです。 治療前の口腔内写真です。 下の前歯の捻れている部分に食べ物が挟まりやすい、歯磨きがしづらいとの事でした。 上顎と合わせて全体で矯正をスタートしました。   まず、ねじれが強い部分を除いて歯の表面に装置をつけます。 最初は細いワイヤーを通して力をかけていきます。 少しづつワイヤーのサイズを太くしていきながら、歯を動かしていきます。 ワイヤーのサイズがある程度太くなったら、ワイヤーの中にバネを組み込み 歯と歯の間を広げていきます。 バネ自体の力も徐々に強くしていきます。 周りと同じ装置が付けれる程度にねじれが取れたら、他の歯と同様にワイヤーに結んで 並べていきます。 また、ゴムの力も利用し残っているねじれを解消します。 最後の微調整をし、上の歯との噛み合わせを整えていきます。 矯正が終了し、歯の後戻りを防ぐために前歯の裏側に細いワイヤーを固定します。 この上からマウスピースも使用し、奥歯の後戻りも防ぎます。   治療前後で比較します。   正面からも治療前後を比較します。 歯並びも噛み合わせも安定し、とても良い口腔内環境にすることができました。 今後は後戻りがないかどうか歯並びと噛み合せを定期的にチェックしていきます。 治療期間 1年半 治療費  上下の矯正で¥900,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯の後戻りが起きる可能性がある  

2022.06.08

ワイヤー矯正治療(上顎)

歯並びの相談で来院され矯正治療が終了した患者様の報告をしていきます。 上下での矯正を行いましたが、それぞれ分けて説明していきます。   治療前の口腔内写真です。 左上の前歯が上下で噛み合わせが逆転しているのと、下の前歯のがたつきが気になるとのことでした。 矯正の検査を行い、その結果を患者様と相談します。 今回前歯を後ろに下げて口元を改善したい希望は特になく、歯並びの改善が主訴であったため、抜歯などはせずスペースの足りない部分に関しては歯の大きさを少しだけ小さくして対応していくことになりました。   治療の流れです。 まず全体の並びを整えていきます。 細いワイヤーを引っ込んでいる歯以外に装着します。   全体に通すワイヤーのサイズを太くしていきながら、引っ込んだ歯が出てくるためのスペースを確保するためオープンコイルスプリングと呼ばれるバネを入れ歯並びを横にも広げていきます。   スペースを広げながら引っ込んだ歯にも装置をつけ、矯正力を加え前に引いていきます。   引くワイヤーのサイズを太くしていき、歯にかかる矯正力を少しづつ上げていきます。   だいぶ歯が出てきたのがわかると思います。   この後下の歯並びを整えていき、噛み合わせが安定したら終了します。   治療終了後は歯の後戻りが起きる可能性があるため、歯の裏側を細いワイヤーで固定し その上からマウスピースなどを使用してもらい一定期間経過観察をしていきます。   矯正治療は歯を抜いて治す場合と抜かずに治す場合があります。 そのためには最初の資料の採取とそれを用いた診断がとても大事になってきます。 また患者様がどういったゴールを希望しているかでも治療方針が大きくなって変わります。 歯並びや噛み合わせの改善が主訴なのか、口元を下げたい、歯を長く見せたい、歯の正中と顔の正中を揃えたいなど、患者様それぞれで希望も大きく異なります。 そのため最初の問診と治療途中での希望の確認、修正点の有無と最初に出た診断を擦り合わせながら治療を進めていきます。 アズ歯科桶川院では、矯正専門医、口腔外科医、一般歯科医、理学療法士などで連携をとりながら様々な矯正治療のケースに対応しています。 お気軽にご相談ください。 治療期間 1年半 治療費  上下の矯正で¥900,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯の後戻りが起きる可能性がある              

2022.06.02