症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

銀歯の影響で金属アレルギー?

口腔内に金属が入っている患者様は多いと思います。 長年金属が入っていても問題でない場合もありますが、金属が唾液でイオン化され体内に入りそれが積み重なることで急に金属アレルギーを発症する事があります。 症状としては、口の中が荒れる、肌荒れ、舌が荒れる、治らない痒み、じんましんなどがあります。 今現在、金属アレルギー反応がない方でも口の中の金属によってアレルギーになってしまう恐れがあります。言い換えると、金属が入っている限り、金属アレルギーになる危険性に常に晒されている状態にあると言えます。 今回の患者様も、肌荒れがなかなか治らずアレルギー検査を受けた所、歯科用金属が該当したとのことで、皮膚科の先生から紹介で来院されました。 金属は以前から入っていたとのことで、急な発症で驚いたそうです。 金属から材料を交換する場合、 ①医療用樹脂(プラスチック) ②セラミック があります。 ①の樹脂の場合保険を適用できるため、金額を抑えられるメリットはありますが、歯との接着性が弱く脱離する可能性があること、強度が弱く割れてしまう可能性があることがデメリットとして考えられます。   ②のセラミックの場合、強度や接着性が強いこと、表面がツルツルで汚れが付着しづらいこと、審美的であることがメリットとして挙げられます。 デミリットは保険適用外のため金額がかかることです。 今回の患者様は②セラミックを選択されました。 処置前の写真です。 上の奥歯に銀歯が2本入っています。 別の部分にも金属はありますが、今回はこの部分からの処置になりました。 処置後の写真です。 色も自然で審美的にも満足していただけました。   患者様それぞれで重視するポイントが違うため、金額を重視し保険内の樹脂を選ばれる方もいますし、材質の良さを重視しセラミックを選択される方もいます。 大事なのはどちらを選んでも再発しないようしっかりメンテナンスを受けることだと思います。 定期健診を受けることで材質の劣化や初期の虫歯に気付ける場合があります。  治療期間 1ヶ月 治療費  ¥150,000+ tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある  

2022.04.11

インプラントの仮歯

歯科医院で治療を受ける際に仮歯というワードを聞くことがあると思います。   歯が欠けたところに応急的に詰めるもの、 銀歯の型を取ってから完成までに詰めておくもの、 根の治療をしている期間に穴を塞いでおくもの、etc.   仮歯といってもいろいろな要素があり、 それぞれの目的や、その素材も違います。   今日はインプラント治療の際の仮歯についてお話しします。 インプラント治療とは、歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法です。 インプラントを骨に埋め込む手術をした後、インプラントが骨にしっかりくっつくまで3ヶ月〜半年ほどの待ち時間が必要です。   インプラントと骨がくっついたら、その上に被せ物を作っていく段階になります。 その際の治療の様子を見ていきましょう。 骨と人工歯根(インプラント)がくっついていて、これから被せ物を作るところです。   インプラントの位置や歯ぐきの状態がわかるように型を取り、被せ物を作っていくのですが、 被せ物をつけたら噛む感じに違和感があったり、隣の歯との間に食べ物が詰まったりするかもしれません。   そうなった時には調整が必要ですが、最終的な被せ物が完成してしまった後では大きな調整はできません。 となると、事前に改善点を知る必要があります。   インプラントの仮歯はそのためにあるのです。 これがインプラントの仮歯です。 人工歯根の上に被せ物(仮歯)がついている状態です。   これでやっと噛むことができるようになります。 実際にお食事をとってみて、気になる箇所がないかチェックします。   左が仮歯、右が完成した被せ物です。 ずっとお口の中で機能していた仮歯を外して観察してみると、問題点がわかります。   歯石がついていれば歯みがきしにくいポイントの調整が必要ですし、 短期間で擦り減りがあれば噛み合わせに問題があるかもしれません。   そうした心配事がなければ、もしくは調整して改善されたら、 その被せ物の形はOK、合格ということです。 その形をコピーして、最終的な被せ物を作ります。   素材がプラスチックからセラミックに変わります。 セラミックは表面がツルツルで歯石が付きづらく、歯ぐきに優しいというメリットがあります。 また、耐久性があるので擦り減る心配も少なく、経年劣化して黄色くなることもないので安心です。   いかがでしたか? インプラントは手術のイメージがあると思いますが、その後の被せ物の治療も大事です。 仮歯の時期をはさんで問題点を確認しておくことで、 治療が終わった後も、長く快適にお食事できるかどうか、シミュレーションすることができるのです。   治療期間 6ヶ月 治療費  ¥400,000 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある。

2022.04.07

銀歯の下の虫歯-マイクロスコープの力-

虫歯の治療で銀歯を入れた経験のある方は多いと思います。 症状もなく銀歯が外れてこないとその歯に問題は起こっていないと考えていないでしょうか。 金属は外れなくても毎日噛むことによって変形し、中のセメントが漏れ出し隙間ができてしまいます。 そうなると中で少しづつ虫歯が進行しているかもしれません。   噛むとたまに痛いことを主訴に来院された患者様です。 右下にたまにピリッとした痛みはあるが強い痛みではないそうです。 口の中の写真とレントゲン写真です。 右下にはレントゲンでもはっきりとした虫歯は見つかりません。   そこでマイクロスコープを使用します。 金属と歯の間に隙間があるように見えます。 もう少し拡大して確認します。 はっきりと隙間があることが分かります。 この部分を触ると中から汚れが出てきます。   この状態から治療が必要な旨を説明し、同意を得て治療に移行します。   銀歯を除去します。 すると、中は虫歯で真っ黒になっています。 このように症状はなくても、レントゲン写真では写ってこなくても、銀歯の下に虫歯ができている場合があります。 口腔内の細菌が入りこむ隙間ができてしまうことにより虫歯ができるため、この隙間をマイクロスコープで見つけることができれば早期発見につながります。 アズ歯科桶川院では保険診療内外関係なくマイクロスコープを使用した治療に取り組んでおります。 気になる部分がなくても定期的な健診をおすすめします。 https://www.youtube.com/watch?v=dY1qn_X5a5s   治療期間 1日 治療費  保険診療 約¥1,000 治療のリスク 詰めるものが取れてしまう場合がある

2022.04.06

早期矯正治療

歯並びが気になって歯科医院に相談に行っても、矯正は大人の歯が生えてからじゃないとって言われた経験ありませんか? 実際にそういったケースもあるのですが、歯並びの種類によっては早い段階から矯正治療を行える場合があります。   健診と歯並びの相談で来院された患者様で、6歳の男の子です。 初診時の写真です。 噛み合わせが反対になっており、上の前歯が下の歯に隠れてしまっています。 この状態で永久歯への生え変わりを迎えると、将来的に同じような歯並びになってしまう可能性があります。 そのため、永久歯が生えてから矯正を始めるのではなく、早い段階から治療で介入した方が良いケースです。 通常の矯正治療では型取りなどを行い、オーダーメイドで作製した装置を使用します。 しかし、年齢が小さいと上手く型取りが行えない場合もあります。 そのため、今回は口のサイズに合った既製の矯正装置を使用します。   ムーシールドと呼ばれる透明の装置で、基本就寝中に使用してもらいます。   装置の使用方法を説明し、一部形を調整します。 自宅で使用してもらい、定期的にチェックをしていきます。 6ヶ月使用してもらった状態です。 反対だった噛み合わせが治り、正常な噛み合わせで永久歯に交換できています。   治療前後で比較します。   今回の処置は早期矯正治療に該当し、今後必要であれば小児矯正に移行していきます。 医院によっては 矯正治療は行うが小児矯正は扱っていない。 マウスピース矯正のみなら対応できる。 といった場合があります。 アズ歯科桶川院では複数の矯正専門医が診療にあたっており、年齢関係なく幅広いケースに対応が可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費  ¥80,000+ tax 治療のリスク 治りきらない場合がある。    

2022.04.01

奥歯にこそセラミックを

セラミック治療とは、   虫歯などで失った歯を補うために、 セラミックという材料で歯の形を復元する治療のことです。   見た目が綺麗ですが、 自費診療となるため高額になる場合が多く、   「どうしても前歯に銀歯をつけたくないから前歯はセラミックで、 奥歯は見えないから保険診療の銀歯でいいです」 という声をちらほら耳にします。   しかし、 セラミックには見た目が綺麗なだけでなく、 もう一つ重要なメリットがあるのです。   それは、 表面が滑沢で、汚れが付きづらいことです。   こちらをご覧ください。 中央に白い被せ物が2つ見えます。 左が保険診療でできるCAD/CAM冠、 右が自費診療のセラミックの被せ物です。   このアングルからではそこまで大きな違いには見えません。 では、横から見てみましょう。   保険診療の被せ物の周囲には、プラークと呼ばれる細菌がたくさん付いています。 みがけていないとそこから虫歯や歯周病が進んでしまいます。   対して、セラミックはどうでしょう。   保険診療の被せ物よりも奥に位置しているので、 よりプラークがたくさん付きそうなものですが、 周囲に目立ったプラークはありません。   これが、セラミック治療の大きなメリットです。 同じ歯みがきをしていても、 表面がツルツルなので汚れが付きづらく、 虫歯予防や歯周病予防につながるのです。   ここで、 奥歯の虫歯治療でセラミックを被せた治療の一例をお見せします。   一番奥の金属の詰め物の中に虫歯がひろがっていたため治療をしました。   セラミック治療をしました。 白くて綺麗です。   それだけではなく、被せ物の周囲に汚れが付きづらいため、 金属の被せ物にくらべて今後の虫歯リスクが軽減されます。   このように、 セラミック治療は単に見た目が綺麗だというだけではなく、 治療後の虫歯の再発防止にも役立つことを知っていただけたらと思います。   治療期間 2ヶ月 治療費  ¥50,000+ tax 治療のリスク 保険診療と比較すると高額である。    

2022.03.28

セラミック + 矯正

上下前歯の治療相談で来院されました。 1.上の歯茎が下がったことで、隙間ができ食べ物が挟まる。 2.見えている根の部分の色が気になる。 3.下の前歯の隙間が気になる。 上記3つの主訴がありました。   1.2に関しては前歯の被せ物のやり替えが必要な事、 3に関しては ①隙間を人工物で埋める ②被せ物で歯の形を変え隙間をなくす ③部分矯正で隙間をとじる の3つの治療方法があることを説明しました。   まず上の前歯の被せ物を除去し内部の歯の状況を細かく調べます。 左上の前歯は残っている部分が少なく弱い状況ではありますが、周囲の歯がしっかりしているため仮歯を入れた状態で支えられるかどうか、問題が出ないかどうか、一定期間経過観察を行います。 仮歯を入れた状態です。   経過観察を行う期間を利用し、下の前歯は部分矯正で隙間を閉じることになりました。 マウスピース矯正、ワイヤー矯正どちらでも対応可能でしたが、 マウスピースの取り外しなどで手間がかかること、矯正の範囲が狭く歯磨きへの悪影響も少ないため今回はワイヤー矯正を希望されました。   矯正でスペースが閉じました。   仮歯にも全く問題は出なかったため、ここから最終的な被せものを作製していきます。 セラミック装着後の写真です。 患者様の年齢を考慮し、白くなりすぎないよう周りの歯の色に合わせて作製してもらいました。 主訴を全て改善でき、大変喜んでいただけました。 処置前後での比較です。 矯正治療、審美治療、精密治療、様々な内容の治療を同時に複合的に行うことも可能です。 アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費  ¥1,000,000+ tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある。  

2022.03.24

歯の根元は虫歯になりやすい

虫歯になりやすいポイントとして、歯の根元があげられます。   その理由として、   ①プラーク(細菌)が溜まりやすいから ②象牙質が露出しているから   ということがあります。   歯周病で歯ぐきが下がると、プラークが溜まりやすくなります。   そして、その部分には本来露出していないはずの象牙質が見えてきます。   すると、溜まっている虫歯菌が産生する酸により、 抵抗力の弱い象牙質に穴があいてしまいます。   これが歯の根元に虫歯ができやすい理由です。   そうならないようにするためには、 日頃から歯の根元のブラッシングが行えていることが大事です。   歯周病予防のためにも必要なことですが、 根元の虫歯予防にもつながります。   歯ぐきが下がった部分のための歯ブラシも用意してますので、 気になる方はご相談頂ければと思います。     ここで、歯の根元の虫歯治療の様子をお見せします。 歯の根元が変色しているのがわかります。 実際に穴があいてきてしまっており、虫歯の治療が必要な状態です。   表面上に見えていた部分よりも中はずいぶん虫歯が広がっています。   虫歯を削った部分にコンポジットレジンという白い詰め物をしたところです。 詰めた直後は表面もツルツルなのでプラークも付きづらいですが、 ブラッシングができていなければ詰め物のまわりから再度虫歯ができてしまいます。   何よりもブラッシングがしっかりできていること、虫歯予防が大切です。 気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院でブラッシング指導を受けてみてください。     治療期間 1日 治療費  保険治療 治療のリスク 再び虫歯になる可能性がある    

2022.03.18

インプラント + セラミック

40代男性、左上の歯がない部分の治療相談で来院されました。 来院時、保険診療でも対応できるブリッジや入れ歯にするべきか、保険外診療になるインプラントにするべきか悩んでいました。 抜いた部分は歯が割れてしまい、抜歯になったそうです。 ご自身でも食いしばりの自覚があり、仕事でも力を使う場面が多くあるとのことです。   治療方法の相談をしていきます。 仕事中に入れ歯の取り外しは現実的に難しく、固定式のものを希望されました。 ブリッジは固定式のため、取り外す手間もなく噛むことができるようになります。 しかし、両側の歯を大きく削る必要があります。 今回の場合、手前の歯が部分的な銀歯のため、健康な部分を追加で多く削る必要が出てしまいます。 また、ブリッジの場合、失った歯の部分にかかる負担を両側の歯で支えます。 噛む力が強く、歯が割れたことによって抜歯になったとのことですから、両側の歯に強い力がかかることが予想できます。 そういった点を考慮し、インプラントでの対応になりました。   処置後の写真です。   1つ後ろの銀歯も隙間がみられたため、同時に治療を行いました。   処置前後での比較です。 歯茎の流れも移行的で、被せ物も綺麗に装着できました。 ブリッジとは違い、1本づつの歯であるため掃除もしやすく歯磨きもしやすい形になっています。   ここから定期的的なメンテナンスに移行します。 どの治療も終わってからそれをいかに長く維持できるかが重要になってきます。 自分の歯磨きだけで全ての汚れを落とすことは難しく、取り残しを歯科医院で除去していく必要があります。 症状がなくても、気になるところがなくても定期的な健診をお勧めします。 治療期間 4ヶ月 治療費  ¥500,000+ tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある。  

2022.03.14

セラミックインレー

金属の詰め物(インレー)を白くしたいという希望からセラミックの詰め物にした治療をご紹介します。   下の奥歯で目立つ部分でした。   噛み合わせに問題がないか確認します。   金属の詰め物を外したところです。 内部で虫歯が少し進行していました。   虫歯を治療した後に、セラミックの詰め物を作るために型を取ります。   シリコンという寸法精度の高い型取りの材料を使うことで、 歯の形を模型に精密に再現することができます。   白い詰め物なのですが、白といっても一色ではなく、 患者さんのその歯の色に合わせて詰め物を作ります。 その色合わせをしているところです。   そうして出来上がったセラミックの詰め物(インレー)です。 歯とくっついているシステムも金属とは異なり、 接着することで歯と一体となり、パッと見て境目がわからないほどになりました。   歯との隙間がなくなれば虫歯の再発防止にもつながります。 ご興味のある方はアズ歯科桶川院にご相談ください。     治療期間 2週間 治療費  ¥50,000+ tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある。  

2022.03.09

子供の虫歯

小学生のお子さんが噛むと痛いとのことで来院されました。 仕上げ磨きは時々やっていて、学校検診でも指摘を受けていなかった為、しばらく歯医者にかかってなかったとのことです。 実際に口の中を診ていきます。 左上の奥歯が虫歯で穴があいています。 噛むとこの部分に食べ物が押し込まれ、痛みを感じていたようです。 虫歯の部分を撮影し、保護者の方へ説明します。 同意を得て虫歯治療を行います。   虫歯を除去した後の写真です。   乳歯の場合、歯の表面のエナメル質が薄く、虫歯ができてしまうと永久歯に比べ内部の象牙質に速く広がります。 虫歯の除去した部分を医療用の樹脂で修復します。 再度虫歯になりづらいようにできるだけ丁寧に修復します。 しかし、一度治療した歯はいくら綺麗に修復しても材料の変形や摩耗により段差が生じ、 そこから虫歯が発生してしまうことがあります。 自宅での仕上げ磨きでは暗く、とくに上の奥歯は確認しづらいため、症状がなければ虫歯がいつの間にか進行しています。 特に気になる部分がなくても、虫歯予防のため、健康な口内環境を維持するために定期健診をお勧めします。 治療期間 1日 治療費  保険診療 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある。  

2022.03.05