症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

銀歯の下の虫歯-マイクロスコープの力-

虫歯の治療で銀歯を入れた経験のある方は多いと思います。 症状もなく銀歯が外れてこないとその歯に問題は起こっていないと考えていないでしょうか。 金属は外れなくても毎日噛むことによって変形し、中のセメントが漏れ出し隙間ができてしまいます。 そうなると中で少しづつ虫歯が進行しているかもしれません。   噛むとたまに痛いことを主訴に来院された患者様です。 右下にたまにピリッとした痛みはあるが強い痛みではないそうです。 口の中の写真とレントゲン写真です。 右下にはレントゲンでもはっきりとした虫歯は見つかりません。   そこでマイクロスコープを使用します。 金属と歯の間に隙間があるように見えます。 もう少し拡大して確認します。 はっきりと隙間があることが分かります。 この部分を触ると中から汚れが出てきます。   この状態から治療が必要な旨を説明し、同意を得て治療に移行します。   銀歯を除去します。 すると、中は虫歯で真っ黒になっています。 このように症状はなくても、レントゲン写真では写ってこなくても、銀歯の下に虫歯ができている場合があります。 口腔内の細菌が入りこむ隙間ができてしまうことにより虫歯ができるため、この隙間をマイクロスコープで見つけることができれば早期発見につながります。 アズ歯科桶川院では保険診療内外関係なくマイクロスコープを使用した治療に取り組んでおります。 気になる部分がなくても定期的な健診をおすすめします。 https://www.youtube.com/watch?v=dY1qn_X5a5s   治療期間 1日 治療費  保険診療 約¥1,000 治療のリスク 詰めるものが取れてしまう場合がある

2022.04.06

早期矯正治療

歯並びが気になって歯科医院に相談に行っても、矯正は大人の歯が生えてからじゃないとって言われた経験ありませんか? 実際にそういったケースもあるのですが、歯並びの種類によっては早い段階から矯正治療を行える場合があります。   健診と歯並びの相談で来院された患者様で、6歳の男の子です。 初診時の写真です。 噛み合わせが反対になっており、上の前歯が下の歯に隠れてしまっています。 この状態で永久歯への生え変わりを迎えると、将来的に同じような歯並びになってしまう可能性があります。 そのため、永久歯が生えてから矯正を始めるのではなく、早い段階から治療で介入した方が良いケースです。 通常の矯正治療では型取りなどを行い、オーダーメイドで作製した装置を使用します。 しかし、年齢が小さいと上手く型取りが行えない場合もあります。 そのため、今回は口のサイズに合った既製の矯正装置を使用します。   ムーシールドと呼ばれる透明の装置で、基本就寝中に使用してもらいます。   装置の使用方法を説明し、一部形を調整します。 自宅で使用してもらい、定期的にチェックをしていきます。 6ヶ月使用してもらった状態です。 反対だった噛み合わせが治り、正常な噛み合わせで永久歯に交換できています。   治療前後で比較します。   今回の処置は早期矯正治療に該当し、今後必要であれば小児矯正に移行していきます。 医院によっては 矯正治療は行うが小児矯正は扱っていない。 マウスピース矯正のみなら対応できる。 といった場合があります。 アズ歯科桶川院では複数の矯正専門医が診療にあたっており、年齢関係なく幅広いケースに対応が可能です。 お気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費  ¥80,000+ tax 治療のリスク 治りきらない場合がある。    

2022.04.01

奥歯にこそセラミックを

セラミック治療とは、   虫歯などで失った歯を補うために、 セラミックという材料で歯の形を復元する治療のことです。   見た目が綺麗ですが、 自費診療となるため高額になる場合が多く、   「どうしても前歯に銀歯をつけたくないから前歯はセラミックで、 奥歯は見えないから保険診療の銀歯でいいです」 という声をちらほら耳にします。   しかし、 セラミックには見た目が綺麗なだけでなく、 もう一つ重要なメリットがあるのです。   それは、 表面が滑沢で、汚れが付きづらいことです。   こちらをご覧ください。 中央に白い被せ物が2つ見えます。 左が保険診療でできるCAD/CAM冠、 右が自費診療のセラミックの被せ物です。   このアングルからではそこまで大きな違いには見えません。 では、横から見てみましょう。   保険診療の被せ物の周囲には、プラークと呼ばれる細菌がたくさん付いています。 みがけていないとそこから虫歯や歯周病が進んでしまいます。   対して、セラミックはどうでしょう。   保険診療の被せ物よりも奥に位置しているので、 よりプラークがたくさん付きそうなものですが、 周囲に目立ったプラークはありません。   これが、セラミック治療の大きなメリットです。 同じ歯みがきをしていても、 表面がツルツルなので汚れが付きづらく、 虫歯予防や歯周病予防につながるのです。   ここで、 奥歯の虫歯治療でセラミックを被せた治療の一例をお見せします。   一番奥の金属の詰め物の中に虫歯がひろがっていたため治療をしました。   セラミック治療をしました。 白くて綺麗です。   それだけではなく、被せ物の周囲に汚れが付きづらいため、 金属の被せ物にくらべて今後の虫歯リスクが軽減されます。   このように、 セラミック治療は単に見た目が綺麗だというだけではなく、 治療後の虫歯の再発防止にも役立つことを知っていただけたらと思います。   治療期間 2ヶ月 治療費  ¥50,000+ tax 治療のリスク 保険診療と比較すると高額である。    

2022.03.28

セラミック + 矯正

上下前歯の治療相談で来院されました。 1.上の歯茎が下がったことで、隙間ができ食べ物が挟まる。 2.見えている根の部分の色が気になる。 3.下の前歯の隙間が気になる。 上記3つの主訴がありました。   1.2に関しては前歯の被せ物のやり替えが必要な事、 3に関しては ①隙間を人工物で埋める ②被せ物で歯の形を変え隙間をなくす ③部分矯正で隙間をとじる の3つの治療方法があることを説明しました。   まず上の前歯の被せ物を除去し内部の歯の状況を細かく調べます。 左上の前歯は残っている部分が少なく弱い状況ではありますが、周囲の歯がしっかりしているため仮歯を入れた状態で支えられるかどうか、問題が出ないかどうか、一定期間経過観察を行います。 仮歯を入れた状態です。   経過観察を行う期間を利用し、下の前歯は部分矯正で隙間を閉じることになりました。 マウスピース矯正、ワイヤー矯正どちらでも対応可能でしたが、 マウスピースの取り外しなどで手間がかかること、矯正の範囲が狭く歯磨きへの悪影響も少ないため今回はワイヤー矯正を希望されました。   矯正でスペースが閉じました。   仮歯にも全く問題は出なかったため、ここから最終的な被せものを作製していきます。 セラミック装着後の写真です。 患者様の年齢を考慮し、白くなりすぎないよう周りの歯の色に合わせて作製してもらいました。 主訴を全て改善でき、大変喜んでいただけました。 処置前後での比較です。 矯正治療、審美治療、精密治療、様々な内容の治療を同時に複合的に行うことも可能です。 アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費  ¥1,000,000+ tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りする可能性がある。  

2022.03.24

歯の根元は虫歯になりやすい

虫歯になりやすいポイントとして、歯の根元があげられます。   その理由として、   ①プラーク(細菌)が溜まりやすいから ②象牙質が露出しているから   ということがあります。   歯周病で歯ぐきが下がると、プラークが溜まりやすくなります。   そして、その部分には本来露出していないはずの象牙質が見えてきます。   すると、溜まっている虫歯菌が産生する酸により、 抵抗力の弱い象牙質に穴があいてしまいます。   これが歯の根元に虫歯ができやすい理由です。   そうならないようにするためには、 日頃から歯の根元のブラッシングが行えていることが大事です。   歯周病予防のためにも必要なことですが、 根元の虫歯予防にもつながります。   歯ぐきが下がった部分のための歯ブラシも用意してますので、 気になる方はご相談頂ければと思います。     ここで、歯の根元の虫歯治療の様子をお見せします。 歯の根元が変色しているのがわかります。 実際に穴があいてきてしまっており、虫歯の治療が必要な状態です。   表面上に見えていた部分よりも中はずいぶん虫歯が広がっています。   虫歯を削った部分にコンポジットレジンという白い詰め物をしたところです。 詰めた直後は表面もツルツルなのでプラークも付きづらいですが、 ブラッシングができていなければ詰め物のまわりから再度虫歯ができてしまいます。   何よりもブラッシングがしっかりできていること、虫歯予防が大切です。 気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院でブラッシング指導を受けてみてください。     治療期間 1日 治療費  保険治療 治療のリスク 再び虫歯になる可能性がある    

2022.03.18

インプラント + セラミック

40代男性、左上の歯がない部分の治療相談で来院されました。 来院時、保険診療でも対応できるブリッジや入れ歯にするべきか、保険外診療になるインプラントにするべきか悩んでいました。 抜いた部分は歯が割れてしまい、抜歯になったそうです。 ご自身でも食いしばりの自覚があり、仕事でも力を使う場面が多くあるとのことです。   治療方法の相談をしていきます。 仕事中に入れ歯の取り外しは現実的に難しく、固定式のものを希望されました。 ブリッジは固定式のため、取り外す手間もなく噛むことができるようになります。 しかし、両側の歯を大きく削る必要があります。 今回の場合、手前の歯が部分的な銀歯のため、健康な部分を追加で多く削る必要が出てしまいます。 また、ブリッジの場合、失った歯の部分にかかる負担を両側の歯で支えます。 噛む力が強く、歯が割れたことによって抜歯になったとのことですから、両側の歯に強い力がかかることが予想できます。 そういった点を考慮し、インプラントでの対応になりました。   処置後の写真です。   1つ後ろの銀歯も隙間がみられたため、同時に治療を行いました。   処置前後での比較です。 歯茎の流れも移行的で、被せ物も綺麗に装着できました。 ブリッジとは違い、1本づつの歯であるため掃除もしやすく歯磨きもしやすい形になっています。   ここから定期的的なメンテナンスに移行します。 どの治療も終わってからそれをいかに長く維持できるかが重要になってきます。 自分の歯磨きだけで全ての汚れを落とすことは難しく、取り残しを歯科医院で除去していく必要があります。 症状がなくても、気になるところがなくても定期的な健診をお勧めします。 治療期間 4ヶ月 治療費  ¥500,000+ tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある。  

2022.03.14

セラミックインレー

金属の詰め物(インレー)を白くしたいという希望からセラミックの詰め物にした治療をご紹介します。   下の奥歯で目立つ部分でした。   噛み合わせに問題がないか確認します。   金属の詰め物を外したところです。 内部で虫歯が少し進行していました。   虫歯を治療した後に、セラミックの詰め物を作るために型を取ります。   シリコンという寸法精度の高い型取りの材料を使うことで、 歯の形を模型に精密に再現することができます。   白い詰め物なのですが、白といっても一色ではなく、 患者さんのその歯の色に合わせて詰め物を作ります。 その色合わせをしているところです。   そうして出来上がったセラミックの詰め物(インレー)です。 歯とくっついているシステムも金属とは異なり、 接着することで歯と一体となり、パッと見て境目がわからないほどになりました。   歯との隙間がなくなれば虫歯の再発防止にもつながります。 ご興味のある方はアズ歯科桶川院にご相談ください。     治療期間 2週間 治療費  ¥50,000+ tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある。  

2022.03.09

子供の虫歯

小学生のお子さんが噛むと痛いとのことで来院されました。 仕上げ磨きは時々やっていて、学校検診でも指摘を受けていなかった為、しばらく歯医者にかかってなかったとのことです。 実際に口の中を診ていきます。 左上の奥歯が虫歯で穴があいています。 噛むとこの部分に食べ物が押し込まれ、痛みを感じていたようです。 虫歯の部分を撮影し、保護者の方へ説明します。 同意を得て虫歯治療を行います。   虫歯を除去した後の写真です。   乳歯の場合、歯の表面のエナメル質が薄く、虫歯ができてしまうと永久歯に比べ内部の象牙質に速く広がります。 虫歯の除去した部分を医療用の樹脂で修復します。 再度虫歯になりづらいようにできるだけ丁寧に修復します。 しかし、一度治療した歯はいくら綺麗に修復しても材料の変形や摩耗により段差が生じ、 そこから虫歯が発生してしまうことがあります。 自宅での仕上げ磨きでは暗く、とくに上の奥歯は確認しづらいため、症状がなければ虫歯がいつの間にか進行しています。 特に気になる部分がなくても、虫歯予防のため、健康な口内環境を維持するために定期健診をお勧めします。 治療期間 1日 治療費  保険診療 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある。  

2022.03.05

インプラント手術のシミュレーション

インプラント手術は歯を失ったところの骨に、 チタンという金属でできた人工的な歯根を埋めることが目的です。     イメージだとこんな感じです。 インプラントを入れる部分を決めて、どういう方向に埋めるか。   隣の歯との距離、骨の厚み、被せ物の方向、骨の中の血管や神経との位置関係など、 考えなければならないことはたくさんあります。   それを手術の時に考えているのかというと、そうではありません。 どうすれば手術が上手くいくのか、綿密に計画を練っているのです。 手術を成功させるためには、事前の準備がとても大切です。   その準備、つまり手術のシミュレーションを行う必要があるのですが、 そこで登場するのが、CT (三次元的に歯や骨の状態を見ることが可能なレントゲン写真) です。 本日は、CTを用いたインプラント手術のシミュレーションの一例をお見せします。     こちらの写真をご覧ください。 これから下の奥歯を一本失ったしまった部分にインプラントを埋める手術のシミュレーションを始めます。   撮影したCT画像がこちらです。 CTはスライスした平面像を組み合わせることで三次元的な立体像として見ることができます。   予定しているインプラントは赤く示されている部分です。 歯は皮質骨という硬い外側の骨に囲まれており、 インプラントもそこに埋めなければなりません。   顎の骨の奥に走行している神経や血管、 そして噛み合う上の歯との位置関係を見ています。   隣の歯との距離、方向も考えます。   以上を踏まえた上で、三次元的にインプラントを埋める位置をシミュレーションしたものがこちらです。 赤い部分がインプラント、ピンクの部分は骨の中を走行する血管、神経を示しています。 こうして手術前にインプラントを埋めるベストなポジションがわかりました。   ちなみに、手術後に撮影するレントゲン写真ではこのように写るだろうという予測も立ててみました。   それでは実際の手術です。 苦手な方はスクロールして飛ばしてください。                           事前に予測していた通りの骨の状態でした。   イメージしていた通りにインプラントを埋めることができました。 術後にインプラントの位置を確認するためのレントゲン写真を撮ります。   こちらです。 白く見える部分が手術で埋入したインプラントです。 隣の歯の根を見てください。 インプラントも他の歯根と同じ方向を向いており、そして適切な距離に位置しています。   理想的な位置にインプラントを埋めることができました。 あとはインプラントが骨と結合するまで数ヶ月待機したのち、 被せ物を作って噛める状態にします。   手術前のシミュレーションと手術後のレントゲンを見比べてみましょう。   手術前シミュレーション 手術後レントゲン写真   ほぼ同じ、つまりシミュレーション通りです。   このように、手術を成功させるためには事前に行うCT検査と、それを多角的に分析して組み立てる治療計画が大切になります。   アズ歯科桶川院では安全なインプラント手術を受けていただくために、皆さんにCT検査を受けていただいています。 気になる方は一度ご相談ください。     治療期間 3ヶ月 治療費  ¥250,000 + tax 治療のリスク 手術をする必要がある。  

2022.03.03

マウスピース矯正

最近、マスクでの生活が続いている間に歯並びを治したいと矯正相談に来られる患者様が多くいらっしゃいます。 歯並びを治すことは審美的な改善に大きく影響しますが、歯磨きのやりやすさ、発音などへの良い影響もあります。 以前であれば、矯正といえばワイヤーを使用するのが一般的だったため、避ける患者様も多かったと思います。 現在ではマウスピースを使用し、審美への影響も少なく矯正をすることが可能になりました。 今回の患者様もマウスピースでの矯正を希望されました。 治療前後での写真です。 上の前歯が反対になっていた部分も直り、磨きやすくなりました。 また、歯が内側に入っていることで暗く見えていた印象も改善され喜んでいただけました。 マウスピース矯正は1日20時間以上使用してもらうことが必要になるため、患者様の協力が大事になってきます。 生活スタイルによってはマウスピースの長時間の使用が難しく、ワイヤー矯正の方が適している場合もあります。 アズ歯科桶川院では、患者様それぞれに合わせたプランで治療方法を提案しております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 4ヶ月 治療費  ¥400,000 + tax 治療のリスク 歯が後戻りする可能性がある  

2022.02.28