症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

インプラント + セラミック

40代男性、左上の歯がない部分の治療相談で来院されました。 来院時、保険診療でも対応できるブリッジや入れ歯にするべきか、保険外診療になるインプラントにするべきか悩んでいました。 抜いた部分は歯が割れてしまい、抜歯になったそうです。 ご自身でも食いしばりの自覚があり、仕事でも力を使う場面が多くあるとのことです。   治療方法の相談をしていきます。 仕事中に入れ歯の取り外しは現実的に難しく、固定式のものを希望されました。 ブリッジは固定式のため、取り外す手間もなく噛むことができるようになります。 しかし、両側の歯を大きく削る必要があります。 今回の場合、手前の歯が部分的な銀歯のため、健康な部分を追加で多く削る必要が出てしまいます。 また、ブリッジの場合、失った歯の部分にかかる負担を両側の歯で支えます。 噛む力が強く、歯が割れたことによって抜歯になったとのことですから、両側の歯に強い力がかかることが予想できます。 そういった点を考慮し、インプラントでの対応になりました。   処置後の写真です。   1つ後ろの銀歯も隙間がみられたため、同時に治療を行いました。   処置前後での比較です。 歯茎の流れも移行的で、被せ物も綺麗に装着できました。 ブリッジとは違い、1本づつの歯であるため掃除もしやすく歯磨きもしやすい形になっています。   ここから定期的的なメンテナンスに移行します。 どの治療も終わってからそれをいかに長く維持できるかが重要になってきます。 自分の歯磨きだけで全ての汚れを落とすことは難しく、取り残しを歯科医院で除去していく必要があります。 症状がなくても、気になるところがなくても定期的な健診をお勧めします。 治療期間 4ヶ月 治療費  ¥500,000+ tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある。  

2022.03.14

セラミックインレー

金属の詰め物(インレー)を白くしたいという希望からセラミックの詰め物にした治療をご紹介します。   下の奥歯で目立つ部分でした。   噛み合わせに問題がないか確認します。   金属の詰め物を外したところです。 内部で虫歯が少し進行していました。   虫歯を治療した後に、セラミックの詰め物を作るために型を取ります。   シリコンという寸法精度の高い型取りの材料を使うことで、 歯の形を模型に精密に再現することができます。   白い詰め物なのですが、白といっても一色ではなく、 患者さんのその歯の色に合わせて詰め物を作ります。 その色合わせをしているところです。   そうして出来上がったセラミックの詰め物(インレー)です。 歯とくっついているシステムも金属とは異なり、 接着することで歯と一体となり、パッと見て境目がわからないほどになりました。   歯との隙間がなくなれば虫歯の再発防止にもつながります。 ご興味のある方はアズ歯科桶川院にご相談ください。     治療期間 2週間 治療費  ¥50,000+ tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある。  

2022.03.09

子供の虫歯

小学生のお子さんが噛むと痛いとのことで来院されました。 仕上げ磨きは時々やっていて、学校検診でも指摘を受けていなかった為、しばらく歯医者にかかってなかったとのことです。 実際に口の中を診ていきます。 左上の奥歯が虫歯で穴があいています。 噛むとこの部分に食べ物が押し込まれ、痛みを感じていたようです。 虫歯の部分を撮影し、保護者の方へ説明します。 同意を得て虫歯治療を行います。   虫歯を除去した後の写真です。   乳歯の場合、歯の表面のエナメル質が薄く、虫歯ができてしまうと永久歯に比べ内部の象牙質に速く広がります。 虫歯の除去した部分を医療用の樹脂で修復します。 再度虫歯になりづらいようにできるだけ丁寧に修復します。 しかし、一度治療した歯はいくら綺麗に修復しても材料の変形や摩耗により段差が生じ、 そこから虫歯が発生してしまうことがあります。 自宅での仕上げ磨きでは暗く、とくに上の奥歯は確認しづらいため、症状がなければ虫歯がいつの間にか進行しています。 特に気になる部分がなくても、虫歯予防のため、健康な口内環境を維持するために定期健診をお勧めします。 治療期間 1日 治療費  保険診療 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある。  

2022.03.05

インプラント手術のシミュレーション

インプラント手術は歯を失ったところの骨に、 チタンという金属でできた人工的な歯根を埋めることが目的です。     イメージだとこんな感じです。 インプラントを入れる部分を決めて、どういう方向に埋めるか。   隣の歯との距離、骨の厚み、被せ物の方向、骨の中の血管や神経との位置関係など、 考えなければならないことはたくさんあります。   それを手術の時に考えているのかというと、そうではありません。 どうすれば手術が上手くいくのか、綿密に計画を練っているのです。 手術を成功させるためには、事前の準備がとても大切です。   その準備、つまり手術のシミュレーションを行う必要があるのですが、 そこで登場するのが、CT (三次元的に歯や骨の状態を見ることが可能なレントゲン写真) です。 本日は、CTを用いたインプラント手術のシミュレーションの一例をお見せします。     こちらの写真をご覧ください。 これから下の奥歯を一本失ったしまった部分にインプラントを埋める手術のシミュレーションを始めます。   撮影したCT画像がこちらです。 CTはスライスした平面像を組み合わせることで三次元的な立体像として見ることができます。   予定しているインプラントは赤く示されている部分です。 歯は皮質骨という硬い外側の骨に囲まれており、 インプラントもそこに埋めなければなりません。   顎の骨の奥に走行している神経や血管、 そして噛み合う上の歯との位置関係を見ています。   隣の歯との距離、方向も考えます。   以上を踏まえた上で、三次元的にインプラントを埋める位置をシミュレーションしたものがこちらです。 赤い部分がインプラント、ピンクの部分は骨の中を走行する血管、神経を示しています。 こうして手術前にインプラントを埋めるベストなポジションがわかりました。   ちなみに、手術後に撮影するレントゲン写真ではこのように写るだろうという予測も立ててみました。   それでは実際の手術です。 苦手な方はスクロールして飛ばしてください。                           事前に予測していた通りの骨の状態でした。   イメージしていた通りにインプラントを埋めることができました。 術後にインプラントの位置を確認するためのレントゲン写真を撮ります。   こちらです。 白く見える部分が手術で埋入したインプラントです。 隣の歯の根を見てください。 インプラントも他の歯根と同じ方向を向いており、そして適切な距離に位置しています。   理想的な位置にインプラントを埋めることができました。 あとはインプラントが骨と結合するまで数ヶ月待機したのち、 被せ物を作って噛める状態にします。   手術前のシミュレーションと手術後のレントゲンを見比べてみましょう。   手術前シミュレーション 手術後レントゲン写真   ほぼ同じ、つまりシミュレーション通りです。   このように、手術を成功させるためには事前に行うCT検査と、それを多角的に分析して組み立てる治療計画が大切になります。   アズ歯科桶川院では安全なインプラント手術を受けていただくために、皆さんにCT検査を受けていただいています。 気になる方は一度ご相談ください。     治療期間 3ヶ月 治療費  ¥250,000 + tax 治療のリスク 手術をする必要がある。  

2022.03.03

マウスピース矯正

最近、マスクでの生活が続いている間に歯並びを治したいと矯正相談に来られる患者様が多くいらっしゃいます。 歯並びを治すことは審美的な改善に大きく影響しますが、歯磨きのやりやすさ、発音などへの良い影響もあります。 以前であれば、矯正といえばワイヤーを使用するのが一般的だったため、避ける患者様も多かったと思います。 現在ではマウスピースを使用し、審美への影響も少なく矯正をすることが可能になりました。 今回の患者様もマウスピースでの矯正を希望されました。 治療前後での写真です。 上の前歯が反対になっていた部分も直り、磨きやすくなりました。 また、歯が内側に入っていることで暗く見えていた印象も改善され喜んでいただけました。 マウスピース矯正は1日20時間以上使用してもらうことが必要になるため、患者様の協力が大事になってきます。 生活スタイルによってはマウスピースの長時間の使用が難しく、ワイヤー矯正の方が適している場合もあります。 アズ歯科桶川院では、患者様それぞれに合わせたプランで治療方法を提案しております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 4ヶ月 治療費  ¥400,000 + tax 治療のリスク 歯が後戻りする可能性がある  

2022.02.28

入れ歯になる前に手を打つ

多くの歯を失った場合、 保険治療の範囲では、 ブリッジ という治療ができなくなり、   入れ歯 を使用することになります。   良い入れ歯を作れば大抵のものは食べることはできますし、 慣れると違和感も感じずに使えます。   しかし、 咬む力は元の歯に比べて半分以下になり、 歯みがきの際には口から取り出して掃除する必要があったりと、 今まですべて自分の歯で食事していた人にとって、 入れ歯になることで日常生活に影響が出ることは間違いありません。     本日は、入れ歯になるかどうか瀬戸際のところで治療を始められた方のお話をします。     この方は様々な背景からこのような口腔内の状態になり、 当院を受診されました。   前歯で咬むことができなくなり、右下の奥歯もなくなり、 食事が取りづらく困っておられました。   残ったわずかな歯で食事を取ることを続けていると、 あっという間に残りの歯も欠けたりグラグラになったりでダメになってしまいます。   上の歯は裏側がほぼ溶けてしまっており、 これ以上虫歯が進行すれば治療して残すことはできず、 抜歯しなければならないような状況でした。   そうなれば最初にお話ししたように、 入れ歯を使用することになります。     「自分の歯で食べられるようにしたい」   入れ歯になる前にもう一度以前のように食事を取っていただきたい。 その思いで治療を開始しました。   治療範囲はほぼすべての歯におよび、楽な治療ではありませんでしたが、 患者さんも今の状況を改善するために頑張って通院してくれました。   そして、   治療が終わりました。   右下の奥歯もブリッジ治療を行い、 入れ歯ではなく自分の歯の力で咬むことができています。   咬める範囲が広がり余裕が生まれました。   以前のように一部の歯で食事を取るわけではなく、 全体で咀嚼できるようになったことで、 歯が欠けたりグラグラするといった心配もありません。   治療の前後を見比べてみます。   治療前 治療後   治療前 治療後   治療前 治療後   詰め物が取れたり、歯が欠けたりして、 左右どちらかでしか食事を取っていないという方がこの記事を読んでくれていたら、 すぐにアズ歯科桶川院へ治療の相談に来てください。   できるだけ自分の歯で咬めるように、 おいしく食事を取っていただけるように。   今の状況ならまだ間に合うかもしれません。 お力になれたら幸いです。     治療期間 8ヶ月 治療費  ¥100,ooo 治療のリスク 被せ物が取れる可能性がある。      

2022.02.25

セラミック治療と精密印象

セラミック治療と聞いて何を思い浮かべますか?   白くてキレイな歯、審美的なイメージではないでしょうか。   それも正解なのですが、 実はその他にもセラミック治療のメリットはあるのです。   審美的にキレイにするということは、 歯にピッタリ接着しなくてはなりません。   そのためには、まず印象(歯の型取り)を精密に行う必要があります。 そこでシリコンという材料を使います。   このように、被せる歯のフチを高い精度で再現するのです。   ここに石膏を流して模型を作ります。   実際の口の中の情報をそのまま模型に移しているのです。 この模型を使って技工士さんがセラミックの被せ物を作ります。   色や形をできるだけ本物の歯に近づけて作ります。   そうして出来上がったセラミック(ジルコニア)の被せ物がこちらです。   精密に型をとって作った模型、 その上で熟練の技工士さんが精度の良い被せ物を作ることで、 元の歯にピッタリくっつけることができるのです。   白くてキレイなのですが、材質はとても硬いのです。   昔は、セラミック治療というと金属の上に白いセラミック(ポーセレン)をつけたような被せ物が主流でした。 この被せ物もキレイなのですが、 金属とセラミック(ポーセレン)の境界の部分で割れやすいという欠点がありました。   しかし、今はジルコニアという新しいセラミックがあります。 これはジルコニア単体で作ることができ、 被せ物の構造に二つ以上の材料の境界がないこと、 ジルコニア自体が非常に硬質である(人工ダイヤモンドとも呼ばれる)ことから、 セラミック(ジルコニア)はそう簡単に割れたり欠けたりしないという新しい認識が生まれ、 現在これだけセラミック治療が普及していることにつながっています。   また、セラミックは表面が非常にツルツルしていて、 プラーク(細菌)が付きづらいのも特徴です。 磨き残しを調べるためにプラークを染め出している写真です。 一番左に見える歯がセラミック治療を行った歯です。 歯ぐきの周りに磨き残しがほぼないことがわかります。   つまり、セラミック治療を行った歯は元の自分の歯よりも汚れが付きづらいのです。   そして、先ほど述べた精度の高い印象(型取り)もあいまって、 セラミック治療を行った歯は虫歯になるリスクを減らすことができるのです。       いかがでしたか?   セラミック治療は、単に白くなりキレイになるためだけの治療ではないのです。   歯にピッタリくっついていて隙間がないこと、 その耐久性と清掃性の良さから機能的に優れていること、 この二つをもって、美しい状態が長く保たれる審美性につながるのです。   「一度虫歯になってしまったけど、 今回の治療で今後また虫歯にならないようにしよう!」 という思いをお持ちの方は、 ぜひ一度アズ歯科桶川院でのセラミック治療を検討してみてください。     治療期間 2週間 治療費  ¥50,000〜 + tax 治療のリスク 保険外治療である。    

2022.02.21

銀歯からセラミックへ

だいぶ昔に治療した銀歯の下が心配で治療が必要かどうかの相談希望で来院された患者様です。 マイクロスコープ、レントゲン撮影で金属と歯の間に段差と隙間を認めたため、治療していくことになりました。 銀歯を除去すると中が黒く虫歯になっている部分が確認できました。 そこまで大きな虫歯ではありませんでしたが、神経がある歯のためこれ以上進むと症状が出てくる可能性があります。 虫歯を除去し、再度虫歯になりづらいようセラミックで修復することになりました。   自然な色合いにするため、歯の色の記録を取ります。 また、保険外専用の材料を用いて精密な型取りを行います。   出来あがったものを調整し装着します。 適合、噛み合わせともにとても良く、色も自然に仕上がりました。 審美面を重視してセラミックを検討する方も多いですが、専用の材料による型取りで精度の高い被せ物が作製可能なため虫歯になりづらい部分も大きなメリットだと考えます。   処置前後の写真です。     アズ歯科桶川院では、様々な種類のセラミックを取り扱っております。 お気軽にご相談ください。 治療期間 2週間 治療費  ¥50,000+ tax 治療のリスク セラミックが欠ける可能性がある。    

2022.02.17

オフィスホワイトニング+CR

本日はホワイトニングのご希望があり、前歯の古い詰め物の色も気になっていた患者さんの治療です。   ホワイトニング前の、歯の色を見てください。 少し黄色い感じに見えますね。   今回は、オフィスホワイトニングで白くしていきます。 歯科医院で1時間ほど施術することですぐに白くなる方法です。   オフィスホワイトニング後です。 全体的に白くなりましたね。   あとは、前歯の詰め物の色が気になる部分を治します。 歯と歯の間に虫歯があったのでしょう。 当時の治療でされている詰め物(CR:コンポジットレジン)が変色しています。   詰め物を外した状態です。 接着不良があると辺縁から虫歯も進んでしまいます。 虫歯を削って新しい詰め物(CR:コンポジットレジン)をつけます。   詰めたところです。 ホワイトニング後の歯の色に合わせてみました。   このように、 ホワイトニングは自分の歯のみ白くなるので、 変色した詰め物は、新しく詰め直して色を合わせます   気になる部分がある方はアズ歯科桶川院へご相談ください。   ホワイトニング前 ホワイトニング後   CR前 CR後     治療期間 1ヶ月 治療費  ¥30,000+ tax 治療のリスク 色の後戻りが起こる可能性がある。      

2022.02.12

ホームホワイトニング

ホワイトニングには自宅で行うホームホワイトニング、歯科医院で行うオフィスホワイトニング、そして両方を併用するデュアルホワイトニングがあります。 今回の患者様は仕事の関係であまり通院することができないとのことで自宅で行えるホームホワイトニングを選択されました。 ホームホワイトニングにも①オーダーメイドのトレーを作製し行うものと、②既製のホワイトニングトレーを利用する2種類があります。 ①オーダーメイドトレーを作るには型取りが必要になります。 また、作製の期間を1週間ほどいただいています。 しかし、1度作製すれば継続して使用できるためホワイトニングの薬剤だけ追加購入していただければ長い期間使用することができます。   ②既製のトレーであれば当日購入していただくことですぐ使用することができます。 また、型取りをする必要がありません。 しかし、トレー内にホワイトニングの薬剤が入っているため、使用後は破棄し新しいトレーを使用することになります。 そのため、トレーのセットを使い切れば再度購入していただく必要があります。   両方の内容を説明し、作製に時間がかかっても長期間使える①のホームホワイトニングで進めることになりました。 治療前後の比較写真です。 白すぎることもなく自然な色合いになりました。 それによって口元も明るくなりとても喜んでいただけました。 アズ歯科桶川院では、患者様の生活スタイルや、希望する期間、金額などによって異なるパターンのホワイトニング法を提案しています。 お気軽にご相談ください。 治療期間 1ヶ月 治療費  ¥30,000+ tax 治療のリスク 色の後戻りが起こる可能性がある。  

2022.02.09