症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

インプラント治療の流れ

インプラントってどういう治療なの?という質問をよく聞くので、 治療の一連の流れについて簡単にお話しします。   まず、歯がなくなってしまったところの骨に穴を開け、 インプラント(チタンという金属の根っこ)を入れます。   これが骨とくっつくまで数ヶ月待ちます。   実際だとこんな感じです。   その後、埋まってるインプラントを見えるようにするため、 大きめのキャップをつけて歯ぐきに馴染むまで待ちます。   実際にはこんな感じです。   これを外してみると、 こんな感じでぽっかり穴が開いていて、インプラントが見えるようになります。   その位置の型をとり、その歯に合わせた土台を作ってきます。 こんな感じです。   ここまできたら、あとは自分の歯に被せ物をつける時と同じ流れです。   この型をとって、 写真を撮って色を他の歯と合わせるようにして、   被せ物を作り、土台の上から被せるのです。   実際にはこんな感じです。 完成した被せ物をつけたところです。   わかりましたか? ざっくりではありますが、こんな感じです。   歯を抜いたところにもう一度人工的な歯を作る、 というとてもシンプルな治療方法なんです。 治療期間 約5ヶ月 治療費  ¥400,000   +   tax 治療のリスク 被せ物がかけてしまう可能性がある    

2021.05.31

乳歯の隠れた虫歯

症状がなくても虫歯が隠れていることがあります。 検診で来院された小学生の患者様です。 歯科用ルーペ、マイクロスコープにて慎重に確認します。   右上奥歯の乳歯の間に隠れた虫歯を発見しました。 上の写真で歯と歯の間が少し黒く見えるのが分かるでしょうか?   説明し同意の上、処置に移行します。 表層を削っていくと 虫歯が出てきました。 歯と歯の間から内部に進んでしまっている虫歯です。   虫歯に反応する染色液を用いて範囲を調べながら処置していきます。   虫歯を全て除去した状態です。 予想より大きく進行していました。   医療用の樹脂を用いて修復していきます。 できるだけ元の形に近く、フロスなどのひっかかりもできないよう詰めます。   このように症状がない歯でも虫歯が進行している場合があります。 乳歯は永久歯に比べ虫歯が早く進行してしまいます。 口の中は暗いため、自宅での仕上げ磨きだけではなかなか発見できません。 定期的な歯科医院での検診をおすすめします。   ぜひアズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 1日 治療費  保険診療(約¥1,000) 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある。  

2021.05.23

できるだけ抜かない治療(セラミック)

前歯が折れたことを主訴に来院された患者様です。 前歯のブリッジが中の土台ごと折れてしまい、ほとんど歯が残っていない状態です。 被せ物の支えとなる歯が少ない場合、そのまま作り直ししても土台ごと取れてしまう可能性が高くなります。 また、被せ物が取れて、作り直してを繰り返すと歯自体がもろくなり抜歯になってしまうリスクが上がります。 こういった状態で治療を進める場合 ①そのまま土台を作り直し被せ物を作る ②使える歯を増やすため、矯正治療で折れた歯を歯茎の中から引っ張り出す ③使える歯を増やすため、外科処置で歯茎と骨の形を整え歯を歯茎の中から出す   相談の上③の治療方法ですすめることになりました。   処置前 外科処置後 歯の分量が増えしっかりとした被せ物を作る準備ができました。   ここに歯の硬さに近いグラスファイバーの土台を使用し歯の形を整えます。   仮歯を作製し、最終的な形を想定し調整します。   この状態で経過観察を行い、問題が出ないことを確認し最終的な被せ物の作製に移行していきます。   歯の色を記録にとり、できるだけ自然な色合いで作製します。   セラミックを装着後の状態です。 自然な色、形が再現でき満足していただくことができました。 被せ物を作製する際、いくら良い物を選択しても中の歯の状態が悪ければ、中からダメになってきてしまいます。 そのため、根管治療、歯周病治療、土台、歯の形作りなど基本的な部分をいかに丁寧に治療するかでその歯の寿命が変わります。 審美的な部分にのみとらわれるのではなく、そういった基本的な部分もしっかりおこなっている歯科医院での治療をおすすめします。 ぜひアズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 約3ヶ月 治療費  ¥400,000   +   tax 治療のリスク 被せ物がかけてしまう可能性がある  

2021.05.18

メタボって歯周病と関係あるの?

メタボリックシンドロームと歯周病との関連性については、 わが国の疫学調査で検討されています。   それによると、 メタボリックシンドロームの5つの診断基準のうち、 陽性項目が4つ以上当てはまる人は、 健常者に比べて、 歯周病のリスクが6.6倍に上昇していることがわかりました。   逆に、 歯周病原因菌が増えると、 その構成要素であるリポ多糖(LPS:lipopoly saccharide)の 血中濃度が慢性的に高くなり、 肝臓や脂肪組織に脂肪がつきやすくなったり、 インスリンが十分に働かなくなることが報告されています。   つまり、 歯周病の人はメタボリックシンドロームになりやすく、 悪化しやすいことも明らかになっており、 歯周病とメタボリックシンドロームの関係は 基礎・臨床研究の両側面から実証されてきています。   生活習慣病であるメタボリックシンドロームと、 同じく生活習慣病である歯周病の関係性がわかったところで、 当院での歯周病の治療前後の一例をお見せします。    治療前 治療後   定期的なクリーニングを続けて、歯周病、そしてメタボも予防していきましょう。    

2021.05.07

前歯の審美ブリッジ

前歯の揺れと色が気になる事を主訴に来院された患者様です。 右側の白い被せ物が入ってる歯が大きく揺れていました。 また、真ん中より左側の歯の色が濃く、周囲と違うのがはっきりとわかります。 様々な検査と患者様との相談の結果、揺れてしまっている歯に関しては、残念ながら抜歯することになりました。 また、色の濃い歯に関しての治療方法は2つあります。 1:ホワイトニングで歯の色を変える 2、被せ物での治療で色と形を変える 今回の場合は歯の先端も一部欠け、歯自体ももろくなっているのが予想できるため、被せ物で治していく事となりました。   抜歯を行い、歯茎が治ってくるのを待ちながら、仮歯で経過を見ていきます。 抜いた部分の歯茎が落ち着いたため型取りを行います。   歯の色を記録し、できるだけ周りの歯に馴染む色で作製していきます。   できあがったセラミックを装着します。 形も色も違和感なく作製することができました。 噛み合わせの調整も少なく、とても満足してもらえたと思います。   丁寧な診療をすることで、精度の高い被せ物を作製することが可能になります。 しかし、その被せ物もメンテナンスをしていかないと、虫歯や歯周病でやり直さないといけなくなるかもしれません。 被せ物も自分の歯もできるだけ長く守るため、定期的な検診をおすすめしています。   治療期間 約3ヶ月 治療費  ¥400,000   +   tax 治療のリスク 被せ物がかけてしまう可能性がある  

2021.04.28

その歯まだ残せるかも

その歯まだ残せるかも(エクストルージョン) 差し歯が取れたから、歯医者に行って付け直したというご経験はありますか? 「次また取れたら、もうこの歯は抜かなきゃいけないよ」 と言われたことはありますか? 今回は、前歯の被せ物が取れてしまうというお悩みに対しての治療方法をご紹介します。   この真ん中に見える歯は被せ物です。 差し歯になっているのですが、何度も取れてしまい、それを防ぐために隣の歯とボンドでくっつけてあるようです。 このままだと磨きづらいですし、見た目もよくありません。 また、取れないように歯ぐきの中にまで被せ物を押し込んでいるので、歯ぐきに炎症もみられます。 一度、被せ物を外して、中の状態を見てみましょう。 虫歯の進行と度重なる治療の結果、残っている歯がここまで少なくなってしまっていました。 表と裏から見たところの写真です。 この状態では、見えている部分の歯が短く、被せ物をしても接着力が弱くなってしまうため、食事で力が加わるとすぐに取れてしまうことがわかります。 何度も取れては付け直してを繰り返しているうちにもし歯が折れてしまったら、本当に抜かなくてはならなくなってしまいます。 そうならないようにするには、この歯を矯正力で引っ張り上げて、被せる部分を作る必要があります。 残っている歯を引っ張るための装置をつけたところです。 隣の歯にワイヤーをくっつけて、そこを固定源にしてゴムの力で根っこを引っ張り上げます。 歯並びや咬み合わせによって、このワイヤーを裏側の見えないところにつけられる場合もあります。 この装置をつけて大体1~2ヶ月で引っ張り上げることができますが、その後は数ヶ月、後戻りしないか様子を見る必要があります。 引っ張り上げて、装置を外したところです。 歯の見えている部分が長くなりましたね。 ここまできたら、被せ物をするための土台を作っていきます。 土台になる材料を盛り上げ、被せ物をつけるために形を修正したところです。 繰り返しになりますが、歯ぐきより上にしっかり自分の歯の部分も見えており、この部分が、またすぐ取れない被せ物を作る上で大切なポイントなのです。 この状態で型を取り、被せ物を作ります。   被せ物をつけたところです。 隣の歯に色や質感を近づけるため、セラミックという材質を選択しました。 歯ぐきの炎症も落ち着きましたね。 治療の前後を見比べてみましょう。 隣の歯との間にボンドが見え、被せ物の色も透明感が弱く、 いかにも差し歯がついているように見えていた治療前の状態ですが、 治療後は、見た目はより自然な感じの仕上がりになり、 歯の周りもスッキリして磨きやすくなったとのことでした。   差し歯が何度も取れて、その度に付け直していたけど、 「もう限界だ、歯が残り少なくて、もう被せることはできないよ」 と言われてしまったら。 治療の選択肢を確認してみてください。 まだ、残せるかもしれません。 アズ歯科桶川院へ1度ご相談ください。

2021.04.21

前歯の審美治療

前歯に入っている差し歯のやり直しを希望し来院された患者様です。 初診時の写真です。   かなり昔に治療を受けたとの事で、周囲の歯と大きく色がずれ、かけてしまっているのがわかります。     色と形を合わせるため、差し歯の作り直しを進めていくことになりました。 まず、被せ物を除去します。     神経の治療をすでに受けており、金属の土台が埋まっている状態です。 以前の治療がだいぶ古いため、根管治療のやり直しから進めていきます。 根管治療後です。     根管治療後、根の内部は充填材で埋まります。 しかし、強度としては十分とは言えず、そのままの状態では被せ物は作製できません。そのため根の内部を埋め補強し、全体の形を整える必要があります。 また、口の中には多くの菌が存在し、根管治療が問題なく終わっていてもその菌が根の内部に入ってしまうと再度感染を起こしてしまいます。 それを防ぐため内部を緊密に埋め、菌が入ってしまう経路をできる限りなくしていきます。 この処置を支台築造と呼びます。 レジンと呼ばれる医療用の樹脂を使用し歯の内部を封鎖し補強します。 従来の治療では型取りを行い、金属の土台を装着していましたが、金属が硬く歯へのダメージを考慮し、現在では歯の硬さに近いレジンとしなやかさがあるグラスファイバーを使用しています。 また、当院では状況に応じて、ラバーダムを使用し口の中の菌が歯の内部に入らないよう注意しながら支台築造を行っております。 支台築造後です。     治療開始の段階から仮歯を作製しておきますが、土台が入った段階で最終的な形態にできるだけ近い形に仮歯を調整していきます。 また、患者様と相談しこの状態から周りの歯の色を少し明るくするためのホワイトニングを行っていきます。     形、色に問題がなくなり経過を見てから、最終的な被せ物の作製に移ります。 歯の色の記録をとり、型取りを行います。     できあがったセラミックを装着します。     自然な色合い、形に仕上げることができました。 治療前後です。     今後、被せ物や歯に問題がでないよう定期的な噛み合わせのチェック、歯周病の検査が必要になります。 様々なケースの審美治療を行っております。 アズ歯科桶川院にお気軽にご相談ください。 治療期間 約3ヶ月 治療費  ¥100,000   +   tax 治療のリスク 被せ物がかけてしまう可能性がある  

2021.04.14

入れ歯、作りませんか?

歯周病が進行し、自然に歯が抜けることがあります。 自然に抜けるということは、 物が噛めないほどグラグラしているような状態です。   そのため、 歯が抜けて急に食事がしづらくなり困った、 とはならず、 歯科医院を受診せずにそのままにしてしまうことがあるようです。   その場合、歯がないため、   うまく咀嚼できなくなり、 食べ物をそのまま飲み込んでしまうようになったり、   歯を支えていた骨が痩せてしまうため、 顔の形も変わってきてしまいます。   食べる機能が失われているため、その機能を回復させる治療が必要になります。   その一つの方法が、入れ歯です。 それでは、実際の治療をお見せします。       「歯が抜けてしまったけど、今までそのままでした」 とお話しになった患者さんです。 残っている歯はグラグラで、噛みづらくなってきたとのことでした。   このままでは、うまく咀嚼できずに丸飲みするようになってしまい、 誤嚥してしまったり、胃をわるくしてしまうこともあります。   歯周病の進行が著しく、治療をして歯周病が治る状態ではないため、 抜歯して、入れ歯を作る治療計画を立てました。     抜歯後の状態です。 歯を抜いた部分の傷も治り、残った歯ぐきが見えています。   この歯ぐきの型をとり、ピッタリの入れ歯作りを始めます。   型をとったら、咬み合わせをみたり、 歯の位置にズレがないか確認する段階をふむので、 型とりから2~3回来院していただき、入れ歯を完成させます。     完成した入れ歯をつけた状態です。 見た目も良くなりましたね。   以前は柔らかいものしか食べられなかったけど、 今は好きなものを何でも食べられるようになったと喜んでくれました。 こんなに簡単にできることなら、もっと早く治療しておけばよかったなぁ、 ともお話しになっていました。     治療前 抜歯後 入れ歯完成後   食べられるようになることは、健康を保つためにとても重要なことです。 また、見た目のイメージも大きく変わります。   歯がグラグラだけど、まだなんとか噛めるし、 このままでいいやと諦めてしまっていませんか?   入れ歯を作って、心身ともに健康的な生活を送りましょう。 お口のことでお困りごとがあれば、アズ歯科桶川院へご相談ください。    

2021.04.06

銀歯の下の虫歯

検診希望で来院された患者様です。 特に症状のある部分はありませんでした。 歯科用ルーペ、マイクロスコープを使用し口腔内診査の結果、 銀歯の下に虫歯が見つかりました。 マイクロスコープを用いて調べた治療前の写真です。   銀歯と歯の間にわずかに隙間がみられます。 治療の必要性を説明し、銀歯を除去していきます。 除去後の写真です。     虫歯の部分に反応する検知液を用いて、虫歯を染めだしていきます。 青く染まった部分が虫歯です。     虫歯を除去後、樹脂を用い歯の内面をなだらかにし銀歯を作りなおすための型取りを行います。 型取り前の状態です。   この後、銀歯を装着して治療は終了します。 症状がなくても虫歯ができている場合があります。 マイクロスコープや歯科用ルーペで拡大し診査することで、小さな問題もみつけることができます。 定期的な歯科医院での検診をお勧めします。 ぜひアズ歯科桶川院にお任せください。 治療期間 約2週間 治療費  保険診療 治療のリスク 被せ物がはずれてしまう可能性がある  

2021.03.28

その虫歯、見逃したくない

虫歯って穴が開いているイメージ、ないですか?   例えば、こんな感じ。   でも、実は、こんなにわかりやすくない虫歯もあるんです。           この写真の中に、虫歯が一箇所あるのですが、わかりますか?         虫歯の治療を進めた時の写真がこちらです。     実は、この、歯と歯の間から虫歯がひろがっていたのです。   このように見えない位置に虫歯ができているということは、 決して珍しいことではありません。     そもそも虫歯というものは、 ずっと同じ場所に磨き残しがあり、 そこに虫歯菌がやってきて、穴を作っていくのです。   見える位置や、ツルツルの面にはそもそも磨き残しはできません。 このように、見えづらく、磨き残しがたまりやすい部分にできていくのです。     その代表的な部分が、この、歯と歯の間なのです。   さて、治療を進めます。     こんなに虫歯は進行していたのです。 虫歯の範囲を確認するために、専用の検知液で染め出しています。 青く染まっているところが虫歯なので、 ここからさらに虫歯を削っていきます。     最終的には、ここまでひろがっていました。         この状態からパッと見て、 虫歯がこんなにひろがっていたとわかりましたか?   我々はなぜ、ここに虫歯があるとわかったのかというと、   見た目のちょっとした色の違いや、レントゲン検査の結果からです。 それには専門的な知識と経験、 そして、マイクロスコープなどの精密検査機器が必要になります。   今回は、この見えづらい位置にできてしまった虫歯を、 早期に発見することができたため、     このように、白い詰め物で、即日に埋めることができました。   これがもし、もっと進行した状態で見つかった場合、 この白い詰め物だと強度不足で、 銀歯にしなければならなくなる可能性もあるのです。   もっとひどければ、痛くなって、神経をとる必要だってあるかもしれません。     大事なことは、   症状がなくても、 きちんと定期検診を受ける。   ということです。   定期検診もぜひアズ歯科桶川院へお越しください。  

2021.03.20