症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

歯みがきで認知症を予防する?

高齢になると歯や口の機能が低下し、 それがさまざまな病気を引き起こす要因になります。     認知症もその一つです。   噛むことが脳の活性化につながることは知られていますが、 歯の喪失はアルツハイマー型認知症のリスクを高めることも明らかになっています。         歯を失う主な原因は歯周病と虫歯です。   中でも歯周病は糖尿病が重症化しやすく、 逆に糖尿病の人は歯周病が重症化しやすくなります。         認知症と糖尿病も同じような関係性にあることを考えると、 歯周病で糖尿病が悪化することによって認知症も増悪するという悪循環に陥る可能性があるのです。         最近では、国立長寿医療研究センター、名古屋市立大学などの研究グループによって、 血液を介して脳内に入り込んだ歯周病原因菌がアルツハイマー型認知症の原因の一つであるアミロイドβ蛋白を増やし、 認知症を悪化させていることがわかってきました。     認知症においても歯周病予防や歯の喪失防止はとても重要なのです。     当院での歯周病治療の一例をお見せします。   ↓   治療後     歯周病の進行を予防するためには、定期的な検診が必要です。     お口をキレイにして、全身の健康維持につなげましょう。 アズ歯科桶川院がサポート致します。  

2021.02.09

矯正治療(抜歯あり) つづき

    http://www.as-dc.com/case_info/矯正治療(抜歯あり)/   ↑以前紹介した抜歯を含んだ矯正治療のその後の経過です。 下の歯並びがある程度整ってきたため、上にも装置をつけ始めました。 患者様が上の前歯を下げたい希望があったため上の歯の抜歯を行います。   前歯を後ろに引くにあたって、歯を抜いて作ったスペースを後ろの歯が前に来ることでなくしてしまうとまずいので、上の奥歯を装置を使い固定し、前に移動できないようにします。 固定装置が入った状態です。   一般的な装置を使用しての矯正治療は歯同士が引き合って歯が動いていくため、動かしたくない歯については固定が必要です。   ここから上の歯を並べるために全体に装置をつけ、抜歯も行っていきます。     月1回矯正器具の調整を行い、上下同時に歯を動かしていきます。 治療開始から1年ほど経過した状態の写真です。   治療前です。     治療前後で比較します。     全体的にきれいな歯並びになってきています。 このまま上下の歯を抜いたスペースを閉じながら前歯を下げ、噛み合わせを揃えていきます。 矯正による大きなトラブルもなく順調に治療をすすめる事が出来ています。 経過をまた報告していきます。 アズ歯科桶川院では院長および矯正専門医による治療を行っております。 また、マウスピースの矯正や裏側からの矯正治療も対応しております。 お気軽にご相談ください。  

2021.01.30

前歯、白くしませんか?

よく見たら、この歯だけ色変わってる? なんてことありますか?   それはもしかしたら、 「昔、治療で歯の神経をとったから」かもしれません。       この写真の前歯、1本だけ他の歯より暗くなってる歯がありますよね。   「べつにホワイトニングして真っ白にしたいわけじゃないんだけど、色が気になる歯があるんですよね」 っていう相談、結構あるんです。   そんな方にオススメなのが、 ウォーキングブリーチというタイプのホワイトニングです。   一度神経をとる治療をした歯は、色が暗くなってしまうことがあります。 そして、 神経をとるために開けた穴と、 その穴を埋めるための詰め物が必ずあります。   その穴を利用したホワイトニングなのですが、 どうやって白くするかというと、 埋めてある詰め物を一度とって、中にホワイトニングの薬を入れるだけなんです。   簡単ですよね。   でも、それだけで、         こんなに白くなるんです。 これなら違和感ないですよね。 回数は2〜3回通院してもらう必要がありますが、 治療は痛くないですし、 歯を削る必要はありません。   気になる歯がある方は、ぜひ一度アズ歯科桶川院へご相談ください。    

2021.01.21

ホームホワイトニング

ホワイトニング希望、60代女性の患者様です。 現在の歯の色を気にしていました。 治療前の写真です。   ホワイトニングに興味はあるけれど、真っ白くなるのは嫌とのことです。 急に白くはならず、ゆっくり色のコントロールがしやすいホームホワイトニングをおすすめしました。   型取りを行い、専用のマウスピースを作製します。 薬剤をお渡しし、使用方法を説明します。   自宅で使用してもらい、定期的に医院で問題が生じていないか確認していきます。   ホワイトニング終了後の写真です。   全体的に白くなり過ぎず、口元が明るくなりました。 しみる症状も出ず、満足していただけたと思います。   治療前後での比較です。   当院では患者様の希望に合わせたプランでのホワイトニングを提供することが可能です。 アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。 治療期間 約1ヶ月 治療費  ¥30,000~ 治療のリスク 色が後戻りする可能性がある  

2021.01.18

”幼若”永久歯?

みなさん、   「幼若永久歯」 ↑ これ、なんて読むか、わかりますか?     答えは、「ようじゃく えいきゅうし」です。 直訳すると、幼くて、か弱い、大人の歯、ということです。     子どもの歯から大人の歯に生えかわるのは、 だいたい 6 〜 14歳くらいの間です。     グラグラしていた子どもの歯が抜けて、 大きな大人の歯が生えてくると、なんだか頼もしいですよね。   しかし、   生えてきたばかりの大人の歯=永久歯は、 じつは、まだ ”未完成” なのです。     乳歯が抜けるまでの間、 歯ぐきの中で成長していた永久歯は、 歯根が 2/3 以上完成すると、 口の中に見えてきます。   そうなんです、 全部完成する前に生えてきてしまうのです。     そして、 根だけでなく、見えている部分も、 ① エナメル質が酸に弱い ② 象牙質が薄い などの理由から、虫歯に対する抵抗性が低いのです。     つまり、   虫歯になりやすく、その進行が早い。   はい。       せっかく生えてきたばかりの永久歯が虫歯になりやすかったなんて、 なんだか悲しいですよね。       でも、 そっか、 虫歯になりやすいなら、よくみがけば良いじゃないか。     そう考えてくれるとうれしい   のですが、、、     じつは、   みがくのも大変なのです。     生えてきたばかりの永久歯には、   ① 溝が深くて、デコボコがはっきりしている ② 前歯の裏側にくぼみがある   という特徴もあるのです。     ここで、生えかわりの途中であるお子さんの写真を見ていきましょう。     みがき残しが見てわかりやすいように、紫色に染色しています。   矢印で示している歯が、永久歯です。 それ以外のところは、まだ生えかわっていない乳歯です。     永久歯のほうが、みがけていないのは一目瞭然ですよね。       次を見てください。     こちらのお子さんは、正面から見ると、 永久歯も乳歯も同じくらい、みがき残しが付いているように見えますね。       では、前歯の裏側や、奥歯はどうでしょうか。     生えてきたばかりの前歯の裏側や、奥歯は、 乳歯にくらべて、 デコボコがはっきりしているので、 ここにも、みがき残しが溜まってしまっています。           生えかわりが進んでくるのは、だいたい小学校に入学する頃からです。   「歯みがきくらい、もうひとりで一人前にできるよ」 という子もいるかもしれません。   しかし、 乳歯だけだった今までのお口の中とは違って、 歯みがきの難易度が上がってくることを覚えておいてください。     永久歯への生えかわりの時期は、 将来、虫歯のない歯ならびを作るために、とても大事な時期です。   そのためには、 親子での仕上げ歯みがきが必要と考えます。   ぜひ保護者の方も、お子さんのためにもう一度、 いっしょに歯みがき指導を聞いてみてください。 アズ歯科桶川院になんでも聞いてくださいね。

2021.01.12

デュアルホワイトニング

ホワイトニング希望の患者様です。 相談の上、自宅で行うホームホワイトニングと医院で行うオフィスホワイトニングの両方を使用した、デュアルホワイトニングを行うことになりました。 ○デュアルホワイトニングの流れ まず、ホームホワイトニング用の型取りを行いマウスピースを作製します。 処置前の歯の色の記録をとります。 自宅で専用の薬剤を使用し、ホームホワイトニングから始めていただきます。 ホームホワイトニングにより色の変化が起こりやすい状況を作ってから、オフィスホワイトニングに移行します。 ホームホワイトニングでは使用できない薬剤を用い、専門の歯科衛生士が担当します。 患者様の希望にもよりますが、オフィスホワイトニングを1週間程度あけて、2回行います。 その間も可能な範囲で自宅でのホームホワイトニングも続けていただきます。   処置前の写真です。     デュアルホワイトニング後の写真です。     今回はホームとオフィス合わせても期間は約2週間で終わりました。   前後での比較です。 色のトーンが上がり、きれいな歯の色になっていると思います。 (上の前歯2本は被せ物のため、色の変化は起きません) ホームホワイトニングを休まずしっかり続けていたことと、歯磨きの状態、歯茎の状態が良かったこともあり、短い期間で終了しました。 定期的にホームホワイトニングを行うことで、この色をキープすることができます。   色の変化は患者様によって大きく差があります。 色が落ちづらい場合でも継続していけば、少しづつ変化は起こります。 アズ歯科桶川院では様々なケースのホワイトニングを行っております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 約2週間 治療費  ¥50,000~ 治療のリスク 色が後戻りする可能性がある  

2021.01.11

神経がなくなると歯は割れやすくなる

前回の症例ブログの写真です。 虫歯が神経まで達してしまうと、歯の内部の神経をとる治療が必要になってしまいます。 ↓ ↓ 元々痛みがあれば神経を取ることによって症状は緩和しますし、冷たいものでしみたりしなくなります。 しかし、神経を取ること(根管治療)でのデメリットが多くあります。   デメリット ①神経と一緒に血管も除去するため、歯の内部の象牙質への栄養供給が遮断され、歯の内部は固く乾燥した状態になり、もろくなってしまう。 ②根管治療を行う為に、歯の内部を削ることも多く、むし歯などで歯そのものがあまり無い場合には、歯の機能回復のために土台となる部分を作る必要があり、最終的に削って歯を被せる治療が必要です。それにより、歯の内側だけでなく外側も被せるために削る必要が生じ、歯の大部分を削ることになってしまう。 ③治療時間、期間、被せるための費用がかかる。 ④歯の栄養が行き渡らない為、歯の変色を起こす。 ⑤内部で再感染を起こし、痛み腫れが出てくる場合がある。 歯の構造はとても複雑な形状をしていて、一人一人の歯の形状が違っていますし、歯の神経の形状は網目のような形であることが多く、簡単に除去できるものではありません。 また、感染を防ぐために、緊密に神経の空間に薬を詰め込むことも難しいのです。 歯の内部の断面図   歯の神経の治療、根の治療は、高度な技術を必要とするとても難しい治療です。 そのためには虫歯が神経まで進行しないよう、定期的な歯科医院でのチェックをお勧めします。   上で記載した通り、神経を取ると歯はもろくなり、割れる可能性が上がります。   以下で症例を載せていきます。 (血などが苦手な方は見ないようにお願いします。) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓   以前根管治療を受けた歯の周りの歯茎が腫れて来院された患者様です。 レントゲンで確認しました。   以前                  今回   以前のレントゲンと比べ、今回のでは隣の歯との間が黒く見えます。 この部分の骨がなくなっている状態です。 その他の検査も行い、歯が割れていることが原因と説明し、残念ながら抜歯することになりました。   抜歯後の写真です。   拡大してみると 亀裂が入っているのが確認できると思います。 この部分から菌が侵入し、歯の周りの組織にダメージを与えた結果、骨が溶けてしまったと考えられます。   また、他の患者様での歯の破折による抜歯後の写真です。 割れているのが確認できます。 菌はとても小さく、少しでも亀裂などがあれば、そこから簡単に内部に侵入してしまいます。 定期的にチェックしても、歯が割れそうかどうかの診断はとても難しいです。 まずは神経の治療にならないように虫歯を作らないのが大切だと考えます。  

2021.01.03

銀歯の下の虫歯です

虫歯の治療をお見せします。     この銀歯の一部が欠けているように見えると思います。 この欠けている部分だけが虫歯かと思いますよね。   虫歯はこの銀歯の下にも隠れているため、まずは銀歯を外します。       すると、   欠けているところ以外にも、黒くなっているところがありますね。 銀歯をくっつけていたセメントが変色している部分もあります。   この黒くなったセメントと、その中の虫歯になっているところを削ります。       銀歯の外形よりも穴が大きくなってきました。 ここまできたら、ある程度虫歯がとれたかなと思いますよね。   ここで、虫歯が青く染まる薬で確認してみましょう。     まだまだ残っていました。   この青くなっているところを削っていきます。   穴もずいぶん深くなってきました。 なんだか真ん中のあたりに暗い部分が見えてきましたね。 あの奥に神経があります。 これ以上削ると、その神経がむき出しになってしまいます。 ここまできたら虫歯はもうないでしょうか。 ここでもう一度、虫歯がないか、先ほどの薬でチェックしてみましょう。       神経の周りにもこれだけの虫歯がひろがっていました。   じつはこの患者さんは、数日前からこの歯に強い痛みを感じていました。 それは、こうした虫歯が神経まで及んでいたためなのです。   そうなっている場合、虫歯をとるだけではなく、感染した神経までとる必要があります。 それが根管治療と呼ばれるもので、治療範囲も大きくなってしまうのです。   ちなみに、 こんな感じで、治療を進めていきます。 歯の中身をとらなければならないので、歯を削る量も当然増えます。     こんなに小さな穴なのに、、と思うかもしれません。   しかし、 レントゲンを含めた歯科医院での定期検診を行なっていれば、 ここまで虫歯が大きくなる前に発見することができるのです。   痛くなるまで虫歯を放置しないことが大事です。

2020.12.30

根管治療

主訴:セカンドオピニオン 右下の奥歯の痛みで通院していた歯科医院で抜歯が必要と説明を受け、抜歯以外の治療方法がないか相談で来院されました。   CT画像で歯の中の状態を確認します。 CTの全体像 正面像 根の先とつながるように黒く穴のように空いてる部分が確認できると思います。 その部分が不十分な根管治療で残ってしまった汚れや菌によって骨が弱くなっている部分です。 またその下に顎の骨の中を通る神経が存在しています。 この神経は下唇や顎先の感覚を司る神経です。   側面像   この歯をこのまま放置していくと、菌が顎の神経の中まで侵入してしまい、顎先などの感覚が麻痺してくる可能性があります。 その為、根管治療のやり直しを行い、治癒してこない場合は抜歯の可能性があることを説明し治療に移行していきました。 ラバーダム、マイクロスコープを使用し、慎重に根管治療を行なっていきます。   治療後のCT画像です。 全体像   正面像   側面像 根の先まで材料がしっかり詰まっていることが確認できると思います。   治療前後のCT画像比較     骨ができており、治療前に見えていた根の先の黒い空洞もなくなっているのが分かります。 症状もなくなり、被せ物を作り治療は終了です。 根管治療はとても難易度が高く、必ず治るわけではありません。 しかし、丁寧に治療することによって治すことができる歯もあります。 アズ歯科桶川院にお気軽にご相談ください。 治療期間 3ヶ月 治療費  保険診療 治療のリスク 再発する可能性がある  

2020.12.11

子ども虫歯ってどんな色?

虫歯のイメージって、何色ですか?     たいていの人は "黒" を思い浮かべるのではないでしょうか。   じつは、虫歯が黒くなるのは大人だけなのです。       そもそも、なぜ虫歯が黒くなるかというと、   虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける → 溶けた部分が再石灰化する という過程を繰り返していく中で、   歯に黒い色素が取り込まれることが原因なのです。   つまり、 一度虫歯になり始めてから、その部分が黒くなるまでには、 ある程度時間がかかるということです。     では、乳歯の虫歯はなぜ、黒くならないのでしょうか。       答えは、 「乳歯は永久歯(大人の歯)にくらべて、やわらかくて、虫歯の進行が早いから。」       先ほどお話ししたように、 虫歯が黒くなるには時間がかかるのですが、 乳歯が虫歯になって溶け始めると、 そのスピードが早すぎて、 あっという間に歯が溶けてスカスカになってしまいます。     なので、 ポチッと黒く見えてくる前に、歯の中にぽっかり穴があいてしまうのです。           実際の写真を見てみましょう。   ↑この写真のどこに虫歯があるのでしょうか。           じつは、ここでした。   これもかなり明るくして、写真をアップにして、やっとこんな感じで見えてくるのです。         虫歯になっている部分が青く染まる専用の薬で染め出してみると、、、       はい、こんな感じです。       そしてまたこの染まっている部分、虫歯になってしまっている部分をキレイに取り除いていくと、、、           なんと、虫歯はここまで大きくなっていたのです。             虫歯の治療を始めるまで、 こんなに虫歯が中で広がっているように見えましたか?         そうなんです。 子どもの虫歯は、こわいのです。     虫歯が進行するスピードが早くて、黒く見えないから、 気づかないうちに大きくなっているのです。     ちなみに、治療のつづきとしては、     こんな感じで、コンポジットレジンという材料で、 あいた穴を埋めることになります。       注意してほしいのは、 これは、歯が再生したわけではないということです。     もともとこの部分が虫歯になっていたということは、 ここがきちんと歯みがきできていなかったということです。     ということは、このコンポジットレジンで埋めたところを、 今後も同じように歯みがきできなければ、   コンポジットレジンを埋める前の状態、 つまり、 この残っている歯の内部から、 虫歯の進行が再スタートすることになります。         そうならないためにも、   ① 虫歯になっていないかどうかの早期診断 ② 日々の歯みがきがきちんとできているかのチェック     この2点の重要性をわかっていただけたでしょうか。     アズ歯科桶川院では、希望されるお子さん全員に、 みがき残しチェックのための染め出し、 写真撮影を含めた経過の確認を行なっております。   ぜひ、定期的な検診にお越しください。 お待ちしております。

2020.12.04