症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

銀歯の下の虫歯

銀歯の下の虫歯(セメントの取り残しによる) 主訴:歯の間が気になる、検診も一緒に希望 年齢とともに歯茎が下がってきて食べ物がつまるようになり、最近歯間ブラシを使うようになった。 ただ、なかなか通らない部分があることに気づき、久しぶりの検診も兼ねてチェックして欲しいと来院されました。 検診も一緒に希望されたため、レントゲン写真撮影、口腔内写真撮影、歯周病検査、ブラッシングのチェックを行っていきます。 そして、患者様が気になっていた部分をマイクロスコープで確認すると、銀歯を装着する際に使用するセメントが残っており、歯と歯の間を埋めてしまっています。 数年前に治療を受けたとのことです。 その状態が下の写真です。   この状態では歯ブラシで歯自体を磨けず、歯間ブラシも通りません。 しかし、汚れは中に入ってしまう状況です。 歯を傷つけないように、マイクロスコープを使用しセメントを除去していきます。 固まったあとのセメントはとても硬く簡単には除去できません。   一部除去した状態です。 歯石を除去する超音波の機械を用いても硬く、完全に除去できません。 そのため虫歯を削る機器で歯を触らないよう慎重に除去していきます。   完全に除去しました。 するとセメントが残っていた影響で、隣の歯の金属の下に虫歯ができてしまっています。 患者様には虫歯の治療が必要な旨を説明しました。   セメントの取り残しは時間が経過することで硬くなり、歯石のように歯にこびりついてしまいます。 それが原因で歯周病や虫歯が進行してしまう可能性があります。 こういったことを防ぐために当院ではマイクロスコープを通常の診療で使用し、精度の高い診療レベルを提供しています。 お口の中に気になる部分がある方はお気軽にご相談ください。 治療動画はアズ歯科桶川院公式のyoutubeチャンネルにあります。 ぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=zMBvGXxO8os  

2020.08.21

ホワイトニング

  主訴:歯の色が気になる 下の前歯1本の色が周囲の歯よりも色が濃いのが気になるとのことです。 以前神経の治療を受けており、それによって歯が内部から変色している状況です。 治療前の写真です。   根の治療を受けている歯は、通常のホワイトニングだけでは色が完全には変化しない場合があります。 そのため通常のホワイトニングとは別に歯の内部からホワイトニングを行っていきます。 歯を削る量を最小限にするため、以前治療を受けた際に削ってある裏側から小さく削っていきます。     マイクロスコープを使用し、根の内部をきれいにし、漂白も行います。   それと同時に周囲の歯も通常のホワイトニングを行っていきます。   処置後の写真です。   周囲の歯も少し白くなり、根の内部からホワイトニングした歯はかなり白くなっているのがわかります。   裏側から見た写真です。   削った部分はプラスチックを使用し段差がないよう、色のズレがないようきれいに修復しました。 患者様の希望もあり、周囲の歯をもう少し白くするためホワイトニングを続けることになりました。   治療期間 2ヶ月 治療費 約50,000円 + 税 治療のリスク 色が後戻りしてしまう可能性あり

2020.08.13

セラミッククラウン

主訴:銀歯がとれた 右上の銀歯が取れ、しみることを主訴に来院されました。 数年前に虫歯の治療を受け、銀歯を装着していたとのことです。   取れた内面は一部虫歯があり、セメントの劣化もあります。 銀歯の場合、日々噛むことで変形を起こし、取れていなくても、隙間ができてしまう事が多くあります。 その隙間からセメントが漏れ出したり、菌が入ることで虫歯になってしまいます。   虫歯治療を行い、できるだけ再治療にならないよう精度の高い治療をすすめていきます。 審美的にも良く、表面がツルツルして汚れがつかないセラミックで修復することになりました。   型取りを行う前に、歯茎の状態の改善を図るため、衛生士でのクリーニングと歯磨き指導を行います。 また、歯の形を最終的に仕上げていきます。   型取り前の写真です。 歯の表面に凹凸がなく滑らかに仕上がっています。 また、歯茎もきれいな色で炎症がないことがわかります。   ここから型取りを行いセラミックを作製していきます。   できあがったセラミックです。   装着した状態の写真です。       きれいに仕上がり、患者様にも喜んでいただけました。 この状態をできるだけ長く維持するためにも定期的な検診をおすすめします。 ぜひアズ歯科桶川院にサポートさせてください。 治療期間 2ヶ月 治療費 約100,000円 + 税 治療のリスク 強い衝撃でかけてしまう可能性あり

2020.08.09

歯ぐきの中にも歯石はある?

歯周病の治療をしている、もしくは定期検診を受けている方にはよく話すのですが、今日は歯石について少しお話したいと思います。 まず歯石とはなんぞ?という方のために簡単に説明します。 細菌の塊である歯垢が、不十分なケアにより歯に付着したまま放置されると、唾液に含まれているリン酸やカルシウムが沈着して石のようになります。この歯垢が硬く変化(石灰化)したものが歯石です。 (ちなみに、歯垢1mgには1億個以上の細菌が存在しています・・・)   こんな感じのイメージです。 「いやいや、そんなこと言われてるけど自分は毎日歯磨きしてるし、鏡で見ても付いてないから大丈夫だよ」という方、結構多いんです。 実は、見えない場所、歯ぐきの中にも潜んでいるのです。 この画像を見てください。   歯ぐきは少し下がってきてるけど、さっきみたいな歯石は付いてないですよね? でもこの時、歯周病の検査をしたところ、歯ぐきの中にも歯石が付いていることが分かったのです。 なのでその歯石をとるための手術をしました。 ※そういうのあんまり見たくないという方は、画像を見ないでとばしてください。     これです。 これは手術で歯ぐきを一部めくって、中を見ているところです。 黒いの見えますか?これが歯ぐきの中にある歯石です。 こうして見ると一目瞭然ですよね。 それを丁寧にとっていくと、   このように歯ぐきの中、根の表面もツルツルになります。 歯石がなくなれば、ひとまず歯周病の進行は止まります。 そして手術の後は数週間もすれば何もなかったかのようにキレイに治ります。 それがこちらです。   歯石がとれたことにより、腫れていた歯ぐきも引きしまって健康的になりました。 ちなみにこの患者さんは、手術後の痛みはまったく感じなかったとのことでした。 もしさっきの歯石があのままずっと残っていたとしたら、もっと歯周病が進行して、抜かなきゃいけなくなることだってあります。 そうなる前にまず検診を受けてください。 そして歯周病が早期にわかれば、このような手術を受ける必要もなく、衛生士さんのクリーニングで十分治ります。 このように歯ぐきの中に歯石がついていたとしても、ちゃんと治療を行ってメンテナンスを継続すれば大丈夫です。 歯周病を放置しないように。 自分は大丈夫、と見て見ぬふりをしないように。 見えていないところに、歯石が潜んでいるかもしれませんよ?

2020.08.03

セラミック治療・ホワイトニング

主訴:前歯の形、色が気になる 上の前歯が薄くなり、かけてしまい形が気になるとのことで来院されました。 また、歯の色も気になるとのことです。   初診時の写真です。   前歯の形態を変える方法として、 1、樹脂(プラスチック)を用いて簡易的に歯の形を変える 2、セラミックのベニヤ(付け爪のように表面を薄くけずりセラミックを接着する方法)で形を修復する 3、被せ物で歯の形を修復する 以上の3つが挙げられると思います。 1、2の場合、今回のケースではかけてしまう可能性も高く、審美的な改善も希望されたため、ホワイトニングを併用して3の治療方法ですすめることになりました。   まず、前歯4本を仮歯に置き換えます。 この状態で噛み合わせや清掃性、発音、見た目などに問題がないか経過観察を行います。 その期間にホワイトニングも並行して行います。 一定期間経過観察後、仮歯を外し、接着剤が漏れていないか、仮歯の中に汚れが溜まっていないかをチェックします。 接着剤がしっかり残っており内部も綺麗な状態であることがわかります。 ここから仮歯の最終調整を行います。     形態に問題がなく患者様にも気に入ってもらえたため、この形を参考にセラミックに変更していきます。 型取りを行い、セラミックを作製し装着します。   装着後の写真です。     ホワイトニングによりご自身の歯も白くきれいに仕上がりました。 患者様にとても満足していただけました。   定期的にクリーニングと色の後戻りを防ぐためのホワイトニングを行っていきました。   処置後1年の状態です。   特に大きな問題はなくきれいな状態を維持できていると思います。 治療が終わったらそれで終わりではなく、定期的にチェックし問題がでてくる前に対応していくことで、良い状態を長く維持できます。 症状や気になる部分がなくても定期検診の受診をおすすめします。   治療期間 5ヶ月 治療費 約500,000円 + 税 治療のリスク 強い衝撃でかけてしまう可能性あり

2020.08.01

子供の虫歯治療(前歯)

主訴:前歯に穴があいている 4歳の女の子です。 前歯に穴があいていることに気づいたと来院されました。 痛みはなく、歯科医院は久しぶりとのことです。   初診時の写真です。 上の前歯の間に穴があいています。 仕上げ磨きはしているとのことですが、フロスは未使用でした。 保護者の方、本人含めて、歯磨き指導を行い、虫歯のリスクが高い部分や現在の歯並びなどを実際のお口の中の写真を用いて説明します。   その後、虫歯治療にはいります。 使用する道具を見せ、少しづつ治療していきます。   虫歯除去後の写真です。 乳歯の場合、永久歯に比べ虫歯の進行が早く、症状がなくても虫歯が大きく進んでいることがあります。   今回も、右側の前歯は神経が透けて見えるところまで虫歯が進行していました。 処置後に強い痛みや腫れが出てくる場合は後日、神経を取る治療が追加で必要になる可能性を説明し、プラスチックの材料で詰めていきます。   処置後の写真です。 フロスが通るように、それぞれの歯を別々に詰めていきます。 一見きれいに見えても、人工物であるため天然の歯より汚れがつきやすかったり、取れてしまったりといったリスクがあるため、定期的に歯科医院で検診を受けることをお勧めしました。 お子様の検診もアズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 1日 治療費 保険診療 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある  

2020.07.26

前歯の審美治療

主訴:前歯をきれいにしたい 上の前歯の歯茎が上がってしまい、被せ物との境目の部分の色を気にされていました。 被せ物はかなり昔に作製したとの事です。   初診時の写真です。     歯茎が上がり、根の部分が露出しているため色が濃く見えます。 また、被せ物と歯との間に段差があるため、着色や汚れが入り込んでいます。   まず、被せ物を外して中の状態を確認します。     4本とも神経を取る治療を以前に受けており、歯の形を修復するための金属の土台が入っている状態でした。 そして、仮歯に置き換えます。   仮歯でも見た目に影響がないため、ここから根の治療(根管治療)のやり直しを行っていきます。 レントゲン撮影での確認と治療中の状態から、1本抜歯が必要な状況でした。   抜歯して歯がなくなると、歯茎や歯を支える周囲の骨が減ってしまい、その部分だけ長い歯になってしまいます。 それを防ぐため、抜歯と同時に人工骨を入れ、骨が減るのを抑えます。   処置後2週間の状態です。     その後、少し歯茎が上がり、厚みと高さが減ってきたため、ボリュームを出し被せ物がきれいに作製できるよう、歯茎の移植を行いました。 移植後の傷が落ち着いた状態です。     歯茎の高さや厚みは周囲の歯がある部分と大きく変わらない状態で維持できています。 また、歯への負担を考慮し、弾性があり、歯の色に近いグラスファイバーを用いて歯の形を修復します。 セラミックで修復予定だったため、周囲の歯のホワイトニングを行い、より自然な歯が入るように準備していきます。   型取りを行い、被せ物を作製していきます。   治療終了時の写真です。     セラミックで修復し、見た目にも噛み合わせにも問題なく仕上がりました。 全体の歯茎の形が揃っており、どこが抜歯してある部分か分かりづらいと思います。 患者様にとても満足していただけました。   お口のことでお困りごとがあれば、アズ歯科桶川院へご相談ください。 治療期間 10ヶ月 治療費 ¥50万 + tax 治療のリスク セラミックがかけてしまう可能性がある  

2020.07.19

矯正治療(抜歯あり)

主訴:歯並びが気になる、治療相談 下の歯並びが気になる事を主訴に来院されました。 矯正治療とはどういうものか、マウスピースやワイヤーなど様々な治療方法があることを説明しました。 矯正の検査を希望されたため、口の中の写真、顔の写真、レントゲンの撮影、模型診査などを行い治療方法を検討します。 検査結果をもとに、治療期間、金額、処置によるリスクなどを説明します。 相談の結果、前歯の位置を動かし口元を変えるため、抜歯を行い、細かい調整が可能なワイヤーを用いての矯正治療をすることになりました。   治療前の写真です。     下の歯から矯正をスタートします。 左右の奥歯(小臼歯)を抜歯し、ワイヤーを装着します。 前歯の歯並びにずれがあるため、ワイヤーが大きく曲がっているのがわかると思います。     装置をつけて数日は軽い痛みを感じたとのことでしたが、すぐに慣れトラブルは出ませんでした。 また、白いワイヤーと透明なボタンを用いたため、あまり目立たず安心していました。   治療後1ヶ月の写真です。 前歯が少し動き、ワイヤーの曲がりが減っているのがわかると思います。 写真を見せ、歯が動いているのを説明するととても喜んでいました。   月1回程度の治療と虫歯予防のためのクリーニングを行っていきました。   4ヶ月後の写真です。 下の前歯は綺麗に並んできました。 歯を抜いたスペースも少しずつ閉じてきています。 矯正治療による大きな問題は起きておらず患者様も装置に慣れており、治療は順調に進んでいます。 ここから上の歯の矯正治療の準備に入ります。   治療期間 2年〜2年半 治療費 ¥80万 + tax 治療のリスク 矯正後、後戻りする可能性がある    

2020.07.12

入れ歯の掃除ってどうやる?

当院の患者さんには、入れ歯を使っている方もたくさんおられます。 そんな中、よく聞かれるのが、入れ歯のお手入れについてです。 まずはこちらの写真をご覧ください。 上の歯も、下の歯も、全部、入れ歯です。 歯が欠けてる?抜けてる?ように見えるのは、総入れ歯の人工歯の部分が取れてしまっているわけです。 この患者さんは、新しく入れ歯を作り直したいという理由で、いらっしゃいました。 たしかに歯がない部分も気になるのですが、実はもう一つ気になる部分があるのです。 それは、、 ココです。 よく見ると、切れ込みのような線が入っていますよね。 これは何故、できたのでしょうか。 その答えは、患者さんに聞いてみてわかりました。 「えっ、入れ歯って、歯ブラシに歯磨き粉つけて、自分の歯みたく歯磨きしちゃダメなんですか?」 そうなんです。 入れ歯と、自分の歯は、同じように磨いてはいけないのです。 入れ歯の素材はプラスチックのようなもので、本物の歯に比べると柔らかいため、歯磨き粉を使って磨いてしまうと、削れていってしまうのです。 この患者さんは長年このような歯磨きをしていたために、大きな削れ方になりましたが、間違った磨き方をしていると、表面に細かなキズがつき、汚れがつきやすくなり、臭いの原因にもなってしまいます。 入れ歯の磨き方のポイントをまとめると、 1.義歯用ブラシを使用する 2.必ず外してから、洗面器の上で流水下で磨く 3.ゴシゴシと力を入れすぎないようにする 4.毎食後のお手入れに加えて、就寝前は義歯洗浄剤を使用する 歯磨きと同じで、入れ歯を長持ちさせるためには、毎日のお手入れはとても大事なことです。 うまくお手入れができていないと、 こんな感じで、入れ歯にも歯石のような汚れがついてきてしまうのです。 これをとろうとしてゴシゴシしすぎると、また余分に削れてしまい、新たな汚れの付着につながるだけでなく、内面を磨きすぎると、削れてすき間ができてしまい、そのうちにゆるい入れ歯になってしまいます。 入れ歯の正しい清掃方法だけでなく、 ・入れ歯があたって歯肉が痛い ・入れ歯が外れにくい、あるいは外れやすい ・入れ歯が安定しない ・入れ歯がこわれた こんな入れ歯のお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。 入れ歯の問題は人それぞれです。 一人ひとりに合った、解決方法をご提案いたします。 アズ歯科桶川院へご相談ください。

2020.07.03

マイクロスコープを用いた虫歯治療

主訴:検診 検診の希望で来院された患者様です。 特に症状のある部分はなく、他の医院で定期的にクリーニングを受けていたとの事です。 歯周病の状態や虫歯の有無を調べます。 マイクロスコープを用いて全体の確認を行い、上の奥歯に虫歯がある事が分かりました。   下の写真でどこに虫歯があるかわかりますか?         正解は....       この部分です。 実際に削ってみると、     虫歯がでてきました。 全て除去していきます。   除去後の写真です。 かなり大きな虫歯があったことがわかると思います。     その後、マイクロスコープを用いて医療用の樹脂で形を修復していきます。     このようにレントゲンなどでは判断がつきづらく、症状がない状態でも虫歯が進行している場合があります。 アズ歯科桶川院ではマイクロスコープを用いた検査や治療も基本的には保険診療で行っております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 2日 治療費 保険診療 治療のリスク 詰めたものがかけてしまう場合がある        

2020.06.27