症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

マイクロスコープで精密な検査を

先日、奥歯に痛みが続いているけれど他の医院では原因がわからない、という悩みをお持ちの患者様がいらっしゃいました。 まずはお口の中を見てみます。   大きな虫歯は見当たらず。 金属の詰め物の奥に虫歯が潜んでいるかもしれないと思い、レントゲンによる検査を試みました。     しかし、これでも明らかな虫歯は見当たりません。 ただ、ある歯の詰め物の奥が気になったので、マイクロスコープで確認してみます。   詰め物の一部に段差があるように見えます。   https://www.youtube.com/watch?v=AFfPpS08Bis   先端の細い器具で触って確かめます。 すると、この詰め物、実は外れてグラグラしていることがわかりました。   https://www.youtube.com/watch?v=fVPl2_VT6xI   外してみると、こんなに虫歯が隠れていました。 そうなのです。 銀歯の下の小さな虫歯を見つけるのはマイクロスコープが得意なのです。   https://www.youtube.com/watch?v=hQzbwGJVHGs   あとは、虫歯をとって、   https://www.youtube.com/watch?v=R4nQIZqb7U8   白い詰め物をして、治療完了です。 このように、マイクロスコープを使うことで今までわからなかった病変を見つけることが出来るかもしれません。 歯が痛くて病院に行ったけど原因がはっきりわからなかった、ということがあればぜひ一度アズ歯科桶川院へお越しください。   期間 1日 来院回数 1回 金額 保険診療 治療によるリスク 詰めた物がかけてしまう可能性がある

2020.04.16

仮歯(テンポラリークラウン)

主訴 歯茎が腫れた 治療内容 上の前歯の歯茎が腫れた事を主訴に来院されました。 右の写真で黒い丸の部分です。   診査の結果、前歯の根の先に菌が溜まり、歯を支える骨を溶かし歯茎に出てきている状態でした。 根の治療(根管治療)が必要と判断し患者様に説明し同意を得ました。 前歯には被せ物が入っており、根管治療をするためには被せ物を除去する必要があります。 その際、仮で接着させてある場合以外では被せ物を削って外す事になり、再作製が必要になります。 また、根の治療が終わり骨が再生してくるのを確認してから被せ物の作り直しを行うため、一定期間再作製ができなくなります。 しかし、治療期間中に代わりの歯を作らないと食事が取りづらいだけではなく、審美的にも影響がでてきます。 そういった事を防ぐため、治療期間中には仮歯を作製します。 被せ物を除去した後の写真です。 この状態から樹脂の様な材料を使用し、仮歯を作製します。 口の中で噛み合わせを調整し、審美的にも問題がないか患者様に確認してもらい装着します。   仮歯を装着した後の写真です。 毎回の診療はここから仮歯を外し根管治療を行い、処置後に仮歯を戻し終了します。 この状態であれば日常生活への影響も少なくすみますし、噛み合わせ、審美性、清掃性などを考慮しながら仮歯の調整を行っていくことで最終的な被せ物の形態を模索することができます。 このように当院では仮歯であっても、できるだけ見た目に影響しないよう、食事が不便にならないよう丁寧に作製しています。 仮歯の状態でお困りの事がある方はアズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。

2020.03.25

奥歯のインプラント

主訴 奥歯のインプラント治療 治療内容 左下の奥歯の治療相談でアズ歯科桶川院へ来院されました。数年前に抜歯後、入れ歯を作ってもらったが違和感と痛みで使用していなかったとの事です。右でしか咬む事ができず、食事も不便を感じているそうです。 下の写真は、様々な角度から撮影した治療前の口腔内写真です。 治療方法 「入れ歯が合わない」「歯がなくて困っている」といった患者さんに対しては、主に下記3つの治療プランがあげられると思います。その中で患者様一人一人のお悩みに沿って最適な答えが見つかるよう、私たちは全力でお手伝いいたします。 (1) 保険適用の入れ歯の作り直し (2) 保険外での入れ歯の作成 (3) インプラント治療   入れ歯の特徴 メリット 治療期間が短い 周りの歯を削ることが少なくて済む 外科治療などが必要ないため健康状態とは関係なく作製できる デメリット 違和感が出やすい 支えはを痛めたり、歯茎を傷つけてしまうことがある 噛む力が弱い   インプラントの特徴 メリット 周りの歯を削る必要がない 周りの歯に負担をかけない 噛みごたえが天然の歯に近い シンプルな治療ができる デメリット 治療期間が長くなる 外科処置が必要 保険適用外   治療方法の決定 治療方法を相談後インプラントを選択されたので、計画を立てていきます。口の中の写真、CTを撮影し、型取りを行い模型を作製します。 噛み合わせ、骨の状態を確認しインプラントを埋入する部分を決定し患者様に説明します。 見積もりを提示し、了承を得て治療を進めていきます。 インプラントの手術を行い、3ヶ月ほど骨とインプラントが結合するのを待ちます。 3ヶ月後の写真です。骨の中に埋まっているインプラントにネジの形態をした蓋が付いている状態です。 この蓋を外し、型取りを行います。 作製した模型でインプラントに接合するチタン製の土台(アバットメント)を作製します。 この土台をネジを用いてインプラントと固定します。 仮歯が入れば、天然の歯と同じように食事することができます。 この状態で生活していただき、噛み合わせに問題がないか、汚れが溜まりやすくないか等、問題点がでないかを確認していきます。 問題点があれば仮歯の形を調整し経過をみます。 その後、仮歯の形を記録し、その形態を参考に最終的な被せ物を作製していきます。 期間 4ヶ月 来院回数 金額 ¥300,000〜 治療によるリスク インプラントも歯周病になる可能性がある

2020.03.09

よーく見てみると

虫歯の治療をする前の写真です。 この写真のどこかに虫歯があります。 どこにあるか、わかりますか? 実は・・・・・ ここにあったんです。 お家の鏡で、よーく見てみてください。 こんな感じの黒い影があったなら、それは虫歯かもしれません。 この虫歯をしっかり削って取り除き、 白い詰め物をした後の写真です。 これは前歯だったので、目が良ければ何とか見つけられる人もいるかもしれません。 はい、次は奥歯です。 しかも、 すでに一度虫歯の治療をされている歯であり、金属の被せ物がついています。 さて、どこに虫歯があるのでしょうか。 まずは被せ物を外してみましょう。 わかりましたか? では、さらに金属の土台を外してみましょう。 こんな状態です。 まだ、わかりづらいでしょうか。 それでは、これを上から覗いてみます。 はい、この黒くなっているところが虫歯でした。 これだとさすがにお家の鏡を見て、 「おや、ここに虫歯があるぞ!」 と気づける人はいないのではないかと思います。 ということで、 定期的に歯科医院で検診を受けることをオススメします。 ちなみにこの2ケースは、いずれも痛みがあったわけではありません。 しっかり検査を行った結果、見つかった虫歯なのです。 もし、この発見が遅れたなら、 虫歯はもっと大きくなり、 もっとたくさん歯を削ることになってしまいます。 そうなる前に、 アズ歯科桶川院へお越しください。

2020.02.28

セラミックインレー

主訴 銀歯がとれた 治療内容 40代の女性の患者様です。 銀歯がとれた事を主訴に来院されました。 銀歯は4,5年ほど前に治療を受けたとの事です。 冷たいものでしみる症状があり、検査の結果虫歯がありました。   写真の赤丸の部分が虫歯です。 取れた金属を持参していましたが、虫歯の除去後、その金属を戻すと中に隙間が多くできてしまい取れやすくなってしまうため作り直しが必要になります。 その旨を説明し、患者様と相談後、審美的にも良く隙間が少なく虫歯になりづらいセラミックでの修復を行うことになりました。 虫歯を除去し、変形の少ないシリコンの材料で型取りを行います。 また、ご自身の歯の色に合うよう歯の写真を撮影し、技工士とどの色で作製していくか相談します。 完成したものを口の中で調整し装着していきます。 装着後の写真です。 周りの歯と移行的で色も自然な仕上がりです。 患者様には大変満足していただけました。 審美的に良いだけではなく、適合も良く、セラミック自体には汚れがつきずらいため、虫歯になることも防ぐことができます。 期間 2日 来院回数 2回 金額 ¥50,000 治療によるリスク 被せた部分がとれてしまう可能性がある  

2020.02.22

銀歯の下の虫歯治療

主訴 検診 治療内容 検診希望で来院した40代女性の患者様です。 レントゲン撮影や歯周病の検査を行い全体のチェックをしていきます。 また、症状がなくレントゲン上で異常が確認できない場合でも虫歯が存在する事があるため、マイクロスコープを用いて被せ物に問題ないかチェックしていきます。 上の奥歯の被せ物と歯の間にわずかに隙間がみられ、虫歯の進行が疑われます。 患者様に画像を用いて説明し、治療の了承を得ました。 赤い丸の部分に隙間がみられます。   できるだけ歯を傷つけないよう最小限に削り金属をはずしていきます。     除去後の写真です。   セメントの劣化と歯の変色が確認できます。 虫歯に反応する染色液を使用し、虫歯の部分を明確にします。   染まった部分のみを除去。再度染め出し確認。 この作業を虫歯がなくなるまで繰り返します。   虫歯を除去した状態のまま型取りを行うと、削った部分は凸凹のため適合のよい被せ物が作れません。 また、内部の神経との距離が近くなり、装着後に冷たいものがしみる症状がでてしまう可能性があるため、神経を保護し滑らかになるよう、歯科用の樹脂を使用し形を整えます。     この状態で型取りを行い、仮封をします。 次回被せ物を装着し、この歯の治療は終了です。   今回のように症状がなくレントゲンで異常が確認できない場合でも、マイクロスコープを使用し拡大下で確認することで虫歯を早期に発見することができます。 大きな虫歯になってからの治療では神経を除去する必要がでてしまう場合があります。 早期発見、早期治療のため、症状や気になる部分がなくても定期的な検診をお勧めします。 アズ歯科桶川院でお待ちしております。 期間 2日 来院回数 2回 金額 保険診療 治療によるリスク 被せた部分がとれてしまう可能性がある  

2020.02.18

歯周病治療(口腔内写真)

当院では患者様が初めて来院した際、5方向からの写真の撮影を行います。     また、主訴の部分や追加で説明の必要がある部分に関しては、拡大した写真やマイクロスコープでの写真、動画を撮影し説明しています。 歯周病治療が必要な患者様にあたっては治療の前後において、追加で9枚の写真を撮影し、汚れの付着部分や歯茎の状態を記録します。     検診の際にも追加で撮影し保存してあるため、毎回の比較ができます。 また、診察券アプリを利用していただけると毎回撮影した写真をアプリを通して送ることができ、ご自宅でも確認することができます。 アズ歯科桶川院では治療の「見える化」を大切にしています。

2020.02.09

小児の検診

主訴 検診 治療内容 4歳の男の子です。 検診希望で来院されました。 歯科医院は何度か通院したことはあったとの事でしたが、初めての医院に来たため少し緊張していました。 検診でやる内容を説明し、使う器具を見せながら少しずつ進めていきます。 まず、汚れを染め出し、歯磨き指導を行うことにしました。 口の中の写真を撮影した事がなく、少し怖がっていたため無理せず正面からの3枚の撮影を行いました。     色が付いている部分を写真と鏡を用いて、本人と保護者の方に見せ、歯ブラシの使い方を確認しました。 その後、汚れを除去しフッ素を塗布し終了です。   数ヶ月後、歯磨きの状態を確認して欲しいと再度来院されました。 前回同様、汚れの染め出し、写真の撮影を行っていきます。 一度口の中の写真の撮影を経験しているため、今回は鏡を使った歯の噛む面の撮影に挑戦してみました。 使い方を説明して、上手く撮影できました。   この写真を用いて汚れの付着している部分や磨くのが難しい場所、虫歯のリスクが高い場所などを説明します。 また、前回の写真と比較し変化がないか確認します。 今回も虫歯はなかったため、汚れを除去しフッ素を塗って終了です。   このように継続していくと少しずつできる事が増えていきますし、変化を見ていくことができます。 定期的に歯科医院に通院し問題がないかチェックすること、歯医者に慣れていくこと、治療がなければ怖くないことを知ってもらうことがとても大切だと考えています。 お子様の検診もアズ歯科桶川院へお越しください。

2020.02.02

虫歯の治療(プラスチックを用いての修復)

主訴 検診 治療内容 40代の女性です。 検診希望で来院されました。 歯茎の状態が少し気になるが、歯の痛みはないとの事です。 全体の検査の結果、奥歯(小臼歯)の歯の間に虫歯が見つかりました。 虫歯の部分のみを除去し、健康な部分はできるだけ触れないよう最小限で治療をしていきます。   虫歯を削る際は、歯科用のドリルに様々な種類のバーを取り付け使用します。 当院では保険内外関係なく、歯科用顕微鏡を使用し拡大下での治療を行っているため、通常使用するものより更に小さいバーを使用しての治療が可能になっています。   上が当院で通常使用しているバーです。 頭の大きさが小さいのがわかると思います。   また、当たり前のことですが口の中で使用する器具は必ず患者様ごとに滅菌するか、滅菌できないものであれば使い捨てのもので対応しています。   虫歯を除去している途中の写真です。 虫歯による歯の変色が確認できます。 虫歯の除去後の写真です。 こういった状態から型取りを行い金属やセラミックを用いて形を修復する場合もありますが、今回は虫歯の大きさも小さいことからプラスチックで修復することになりました。   プラスチックを用いて形を修復した後の写真です。 段差がないように詰め、フロスのひっかかりがないことを確認し終了です。   期間 1日 来院回数 1回 金額 保険診療 治療によるリスク 詰めた部分がとれてしまう可能性がある  

2020.01.29

セラミックインレー

主訴 冷たいものがしみる 治療内容 50代の男性。 左上の奥歯が冷たいものでしみる症状がありました。 レントゲン画像とマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いて検査し、銀歯の下に虫歯が疑われました。 処置前の写真です。 麻酔後、金属を除去します。 除去直後の写真です。 セメントの劣化と虫歯による歯の変色を認めます。 虫歯を除去し、でこぼこになってしまった歯の表面をプラスチックを用いてなだらかにしていきます。 その理由は、でこぼこの状態のままだときれいに型取りができず、隙間ができた被せ物ができあがってしまいます。 その隙間は接着剤で埋めることになるため、取れやすくなったり、割れやすくなったりしてしまいます。 その後、形を調整し、変形の少ないシリコンの材料で型取りを行います。   『被せ物における保険内治療と保険外治療の違い』 メリット ・保険内で使用する型取りの材料とは異なる、変形の少ないシリコンを用いるため被せ物の精度があがる ・保険外を専門に作製している技工士が対応する為、隙間の少ない精度の高い被せ物ができあがる ・接着に使用するセメントが保険外専用のものを使用するため、外れづらく長持ちしやすい ・セラミックの場合、表面が滑沢なため汚れがつきづらく虫歯や歯周病のリスクを減らすことができる   デメリット ・保険診療とは異なるため、材料費などで金額がかかってしまう ・作業工程が細かくなるため、回数、時間がかかってしまう   歯の表面を磨き、噛み合わせ、適合を確認後に出来上がったセラミックを装着していきます。 装着後の写真です。 隙間の少ない、とても精度の高い被せ物を装着することができ、患者様にも満足していただけたと思います。   金額 ¥50,000 期間 1週間 治療によるリスク かけてしまう可能性がある

2020.01.23