症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

MTAセメントとは?

根管治療、いわゆる歯の神経の治療のお話です。   この歯に痛みがあり、治療をすることになります。     パノラマエックス線写真で見ると、根の先にうっすら影がありました。 根尖病巣です。   病巣の位置、範囲をより詳しく確認するために歯科用コーンビームCT検査をします。   この機械で撮影します。     根の先にはっきりと病巣が見えますね。 細菌感染により周りの骨が吸収してしまっているのです。   根管治療とは、この細菌の感染経路をキレイにすることで骨の炎症を抑えるのです。   治療中、マイクロスコープを覗いている時の画像です。 根の中に以前の治療時に詰めている材料がありますが、汚染しているのがわかります。 周りに映っている青いゴムはラバーダムといって唾液が根管内に侵入するのを防ぐ役割があります。   このように汚染部分をキレイに除去して、根管内の壁に潜んでいる細菌を減らしていくのです。     ここで登場するのが、MTAセメントです。 殺菌効果がとても高く、封鎖性にも優れているため、根管治療の最後に活躍してくれる材料です。   詰めた直後のデンタルエックス線写真です。 赤丸で囲んだ部分がMTAセメントです。   ここから数ヶ月待ち、周囲の吸収した骨が改善してくるか経過をみます。     治療前 治療後   黒い影がうすくなっているのがわかりますか?   炎症により一度吸収してしまった骨が元に戻ってきたのです。 治療は成功です。   このように根管治療の成功率を上げるために、 歯科用コーンビームCT、マイクロスコープ、ラバーダム等を使用していますが、 さらにMTAセメントを使うことで難症例を治すことも可能になります。   気になる方は一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費 ¥30,000 + tax 治療のリスク 根尖病巣が治癒しない可能性がある  

2023.10.10

1本だけ白くするホワイトニングとは?

「前歯が1本だけ他の歯と違う色」の方にお伝えしたい治療です。   こんな感じの色であればキレイに白くできます。   ウォーキングブリーチという治療法です。     神経が死んでしまった歯は、血液中の成分が象牙細管内に入り込んでしまい、それが変性することで色が黒くなるのです。   通常のホワイトニングでも白くなるのですが、他の歯もいっしょに白くなるため、もともと白い隣の歯とのコントラストが残ってしまいます。   そこでこのウォーキングブリーチの出番です。   神経を治療した歯の内部にホワイトニングの薬剤を入れることで、この歯のみを内部から白くすることができます。       シェードガイドという歯の色味を評価するテストをしています。 もともとA4という色だった歯をウォーキングブリーチしてみると・・・     A2という色よりも少し白いくらいまで色が変わりました。 ちなみにこれで1ヶ月くらいの治療期間です。 治療中は歯の中にホワイトニングの薬剤が入っているだけで、とくに日常生活で気をつけることはありません。   治療の前後の様子を写真で比較 治療前 治療後   いかがでしょうか? 治療後の写真を見て、どの歯がもともと黒かったのか、ぱっと見わからないですよね。   全体を白くするのとはちがう、 1本だけ歯を白くしたい人にオススメの治療法、 ウォーキングブリーチのご紹介でした。   同じようなお悩みのある方はもちろん、 桶川市で歯科医院をお探しの方、アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 1ヶ月 治療費 ¥50,000 + tax 治療のリスク 歯が欠けたりする可能性がある  

2023.10.02

メタルフリーってなに?

「奥歯に金属が入っているけど、古くなって悪くなっていないか心配で」 というお声をよく耳にします。   保険診療で虫歯を治した場合、金銀パラジウム合金という金属で詰めたり被せるのが主流です。 金属は強度があるので様々な形に調整しながら虫歯を削った部分を補うことができるのです。   しかし、大きく口を開けるとキラッと光って金属が目立ってしまいます。 また、経年的に劣化することにより他にも弊害が出てくるのです。   ①金属アレルギー 歯科の保険診療ではパラジウムやアマルガムといった金属が従来使われてきました。 それらは金属アレルギーを引き起こしやすく、アマルガムに含まれている水銀は健康被害を引き起こす可能性もあります。 ②メタルタトゥー 金属イオンが詰め物から溶出することにより、歯ぐきが黒ずんでしまうことがあります。 一度黒くなってしまったら、その部分の歯ぐきを切除する治療法などがありますが、深い部分まで黒くなっている場合は治すことが困難な場合もあります。 ③虫歯になる 銀歯を合着したセメントが溶け出して隙間ができると、一度治療した部分から再び内部で虫歯になってしまうことがあります。 また、表面に傷がつくことによりプラークが溜まりやすくなります。   以上のことを避けるためにも金属を使わずに虫歯治療をするメタルフリー治療にはメリットがたくさんあるのです。 実際の治療を見てください。   治療前 治療後   治療前 治療後   コンポジットレジンやセラミックという白い材料で治療しました。 金属を外して劣化したセメントや二次虫歯を除去した後、新しい材料で詰めなおしました。 気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 3ヶ月 治療費 ¥50,000 + tax 治療のリスク 詰め物が欠けたりする可能性がある  

2023.09.25

クリーニングして歯を白くしよう

「最近歯が黒くなってきたなぁ」 と思っていませんか?   そんな時は歯医者に来てください。 歯のクリーニングをしましょう。     歯の表面にステイン(着色汚れ)が付いていますね。   ステインが歯に付着する原因は、タバコのヤニや、食べ物や飲み物に含まれる色素です。   これらが歯の表面のタンパク質と結びつき蓄積していくので、歯磨きやうがいをしても簡単に落とすことはできません。     そんな時は歯科医院で専門的な器具を使用した施術を受けることで簡単に落とすことができます。     術後の写真です。 1回クリーニングをしただけです。   パッと見た時の印象が違いますよね。 歯の表面のステインを落としただけで、ホワイトニングをしたわけではありません。   基本的に施術に痛みはありません。 専用ペーストを使用して汚れを浮かせたり、高速振動による物理的な除去力を利用します。     その後は再びステインが付いてこないようにご自宅でのセルフケアについても知っていただきます。 より歯を白くしたい方にはホワイトニングのご提案もいたします。   いかがでしたか? 歯が黒くなってきたら歯医者にクリーニングに行きましょう。 桶川市で歯科医院をお探しの方は、アズ歯科桶川院までお越しください。   治療期間 1日 治療費 保険診療 治療のリスク 定期的なお手入れが必要である  

2023.09.18

ずっと症状が改善しない歯がある?

「ずっと歯周病がよくならない歯があって」 というお悩みをお持ちの患者さんが来院されました。     上の前歯に違和感があり、時折痛むとのことでした。 今まで定期検診を受けられていたようですが、この度症状の改善がなく当院を受診されました。     レントゲン写真を撮って確認してみます。 矢印の部分に骨の吸収がみれらます。 歯周病でこのように局所的に吸収が進むこともありますが、 今回は別にも原因があるのではないかと考えました。     下の前歯に強く当たっている歯が問題の歯です。   この歯だけ少し前に出ているようにも見えます。 歯に負担がかかっていることが考えられます。     その他の歯周病検査の結果も踏まえて考えた結果、 この歯は歯根破折しており、歯周病の治療をしても改善しないため、 抜歯が必要となると判断しました。 この歯の歯周病を治せずにいると、隣の歯も歯周病の影響を受けて一緒にダメになってしまうのです。     抜歯をした直後の写真です。   抜去した歯です。 歯石がついていました。 この歯石をとってみると、、     歯根の表面に亀裂がありました。 歯は一度亀裂が入るとくっつくことがないため、その部分の炎症は治りません。 このように抜歯することで、骨の吸収が拡がっていくことを防ぐのです。   この患者さんはブリッジという治療法を希望されていました。 抜歯した当日に仮歯が入るため、前歯を抜きましたが歯がないように見えるという心配はありません。   抜歯後1ヶ月たった時の写真です。 抜いた部分の歯ぐきが徐々に治ってきました。 磨き残しがあったり、歯ぐきが下がってきたりと、変化を確認して仮歯を調整しながら歯ぐきの治癒を待ちます。     さらに1ヶ月後の写真です。 歯ぐきの治癒も進み、磨き残しも目立たなくなってきました。 そうしたら最終的な被せ物を作っていきます。     セラミックブリッジを装着した時の写真です。 自然な歯の感じを再現できるように色調や形態を合わせています。   治療の前後で比較してみましょう。     治療前 治療後   いかがでしょうか?     治療前 治療後   「前歯を抜いたらみっともなくなるから嫌だなぁ」 というご心配をされる方もいらっしゃいますが、 しっかりと被せ物まで治療することで綺麗な前歯を再現することは可能です。   治療されているのになかなか症状が改善しない歯がある方、 もしくは、 もう残せないと言われている歯があって悩んでいる方、 ぜひ一度ご相談ください。   アズ歯科桶川院で一緒に良い治療法を考えてみましょう。     治療期間 3ヶ月 治療費 ¥400,000 + tax 治療のリスク 歯を削る必要がある  

2023.09.11

奥歯がなくなると前歯が出っ歯になる!?

「奥歯がなくなると前歯が出っ歯になる」 なんて話、信じられますか?   実は、本当なんです。 今日はそんなお話をします。     70代の男性です。 前歯がグラグラしてきたところを治療するために来院されました。   上の奥歯を抜いており、入れ歯は使っていませんでした。 前歯が前に倒れてしまっているのがわかります。   別の角度から見ています。 現在残っている奥歯は小さく、噛む力が弱いです。   すると、 噛む度に、下の前歯が上の前歯を押し上げてしまいます。 その結果、上の前歯はどんどん前に出てグラグラになってしまうのです。     上の奥歯が抜けて噛める範囲が小さいのと、 下の歯がすり減って短くなっているのがわかります。     上のグラグラになってしまった歯は残念ながら抜歯をする必要がありました。   残せる歯は出っ歯のようになってしまった角度をできるだけ真っ直ぐに戻せるように、 全体の噛み合わせの治療を進めます。     このようにすり減ってしまった歯があると、 奥歯を噛めるようにした後に噛まなくなってしまうので、 減った分をこのように盛り足したいのです。         治療後の写真です。 このようにコンポジットレジンというプラスチックのような白い材料で盛り足し、 再び上下の歯が接触して噛めるようにしていきます。       全体の噛み合わせの治療が終わり、検診で来てもらった時の写真です。 前歯が真っ直ぐになっているのがわかると思います。   横から見た時の治療前後の比較です。 奥歯にしっかり入れ歯が入り、噛む力の負担が前歯に集中しなくなっているところがポイントです。   奥歯に入れ歯を入れたことで、噛む範囲が前歯のみだったのが全体で噛めるようになりました。   前歯の角度を比較してみましょう。 上下の歯が当たるべき角度で当たるようになりました。     いかがでしたか? むし歯や歯周病で奥歯を失うと前歯の負担が増えてしまい、 結果、残された前歯はどんどん前に出てきてグラグラになってしまいます。   まずはそのことを知っていただくこと、 そして、 そうなってしまったとしても治療方法があることを知っていただけたらと思います。     治療期間 8ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 歯の本数によっては長期予後を見込めないことがある  

2023.08.28

骨を足せばインプラントができるかも?

歯を失ったらインプラント治療がおすすめです。   もとの歯のようにしっかり噛めるようになるインプラントは魅力的ですが、 支える骨が足りないと治療ができないこともあります。   「インプラント治療をしたくて以前通っていた歯医者さんで相談したら、骨が足りなくて無理だと言われてしまって」   このようなお悩みで当院を受診される患者さんがいらっしゃいます。       歯周病が進行したせいで、奥歯がグラグラで噛めなくなってしまった患者さんです。 歯の根元が露出して見えてしまっています。   レントゲン写真で確認します。 歯周病により歯の根元の骨が溶けてしまっているのがわかります。   歯周病治療で治る見込みがないので抜歯しました。 抜歯した後どのようにして噛めるようにするか、事前に患者さんと相談していました。 この患者さんはインプラント治療を希望されていたため、治療が可能かどうか検査することにしました。   CTです。 CTとはコンピューター断層撮影(computer tomography)の略で、3D画像で歯や骨の状態を確認できる医療機器です。 インプラント治療が安全にできるか、骨の厚みを測るのです。     抜歯後のCT写真です。 赤く見えているのはインプラントを埋める部位のシミュレーションです。 骨の厚みが足りなく、このままインプラントを埋めてしまうと、 奥の上顎洞とよばれる空間にインプラントが突き出てしまうことが予測されます。   そこで必要になるのがソケットリフトやサイナスリフトとよばれる外科処置です。 インプラントを埋める部分に人工的に骨を盛り足すのです。 どのような治療なのか、イラストで見てみましょう。   わかりましたか? 薄い骨に穴を開け、内部の粘膜を押し広げて、できた空間に人工骨を入れ込むことでインプラントを埋めるための骨の厚みを確保するのです。   実際の治療時の写真を見てみましょう。       写真を白黒に加工しています。 矢印の部分にインプラントが埋まっています。 その周りの白い材料が人工骨です。 これが8ヶ月くらい時間をおくと自分の骨のように硬くなってきます。   手術直後のCT写真です。 白く見えるのがインプラントです。 人工骨で作ったスペースの中にしっかりインプラントが埋まっています。   治療の前後を比較してみましょう。   抜歯前 手術前のシミュレーション 手術後   いかがでしたか? 「骨が足りないからインプラントはできないよ」 と言われてしまった方も、 手術で人工的に骨を足すことでインプラント治療ができるかもしれません。   気になる方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   治療期間 約1年 治療費 ¥800,000 + tax 治療のリスク インプラントのケアが必要になる  

2023.08.15

根の治療で治らないと言われた歯も

根の治療をする際に、もうこれは治らないなという歯もあります。   残っている歯が少なかったり、歯が折れてしまっていたり。   しかし、 一見ダメそうに見えても、 条件が合えば、治る可能性がある歯もあります。     中学生の患者さんでした。 「中心結節」といって、歯の中心に突起がある歯だったようです。 そこが折れてしまい、神経が露出して別の病院で治療を受けていました。 治らない、抜くしかないと言われ、当院へ相談に来てくれました。   まだ年齢が若く、歯根が完成する前に神経がダメになってしまったようで、 根の先端がふさがっていません。   こうなると神経の治療をして詰め物をしても先端が封鎖できず、 炎症が改善しないことがあります。 今回もそのような理由で治らないと言われたとのことでした。     当院で治療を開始しました。 まずラバーダムというゴムのシートを歯にかぶせ、 唾液が根管に侵入しないようにしながら根の内部の洗浄をしていきます。   そして、内部がきれいになったら、 水酸化カルシウムという殺菌力のある薬剤を根管内に貼薬します。 その時のレントゲン写真です。   CTレントゲン写真では、このようになっていました。 根の周りに黒い影があり、炎症により骨が溶けているのがわかります。   別の角度から見てみます。 根の先端が封鎖できなければ、炎症が治らないというのが一般的な見方です。 しかし、先ほど述べた水酸化カルシウムという薬剤には硬組織形成作用があります。 セメント質とよばれる本来歯根を構成している組織ができるのです。   症状も落ち着いており、 その効果を期待して1年ほど待ちました。         1年後のCTレントゲン写真です。 黒い影がなくなっています。 炎症が改善したのです。     別の角度から見てみます。 根の周りにしっかりと骨ができています。 そして、根の先端にはしっかりと硬組織ができており、封鎖できたことがわかります。 これで完治したと言えます。     治療の前後を見比べてみましょう。     治療前 治療後     治療前 治療後     いかがでしたか?   もう治らないよ、と言われた歯も、 まだ何か残すための手段があるかもしれません。   気になることがある方はぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。     治療期間 1年 治療費 保険診療 治療のリスク 炎症が改善しない可能性もある  

2023.07.30

矯正治療 → 小学生で始めるメリット

小学生くらいのお子さんで矯正治療を始める方は多いと思います。   では、 なぜそれくらいの年齢が多いのでしょうか?     答えは、顎の成長に関係しています。     大人、 もう少し丁寧に説明すると、 身長の伸びが止まっている方。   その方はもう顎が大きくならないのです。   歯の大きさに対して顎が小さいと、 歯ならびが窮屈になります。   すると、ガタガタな歯ならびとなります。   顎がもう成長しない人は、歯を抜いたり削ったりして、 スペースを確保する必要があります。   矯正治療で抜歯が必要と言われた方はそういうことです。   対して、 まだ顎の成長に余力がある方は、顎を大きくして歯が生えてくるスペースを確保するのです。   それができるのが、 大人の歯に生え代わり始める小学生なのです。       一例として、このように入れ歯のような装置を使う治療法があります。 上顎は真ん中から左右に広がるように成長するので、そこを利用します。 真ん中の部分をくるくる回して、装置を左右に押し広げること数週間、、、   顎はこのように左右に広がり、無事に歯が生えてくるスペースが確保されるのです。       実際に上記の治療をされた患者さんです。 治療前はこのように歯並びのアーチが狭く、 これから生え代わる大人の歯がきれいにならばないと予想しました。   それに対する治療として、 先程ご紹介した装置を使用しました。   治療を始めた後の写真です。 大人の歯に生え代わりましたが、きれいな歯ならびのアーチになってきています。   スペースは十分に確保できてきたので、 ここからさらにきれいな歯ならびをご希望される場合は、 ブラケットと呼ばれる装置を用いて治療を継続します。     見比べてみましょう。   治療前 治療後   きれいになりましたね。 これは小学生のうちにした治療です。   このように、 小学生のうちにしかできない矯正治療もあるのです。   「うちの子はきれいに大人の歯に生え代わるのだろうか」 と心配されている方は、ぜひ一度アズ歯科桶川院までご相談ください。   矯正治療には様々な治療法があるので、 患者さんそれぞれに最適な治療をご提案します。     治療期間 約2年 治療費 ¥450,000 + tax 治療のリスク 治療後に後戻りする可能性がある  

2023.07.16

しっかり矯正すればきれいになります

現在矯正治療において、マウスピース矯正や部分矯正がトレンドになっています。 あまり目立たせたくない、費用をかけたくない、短い期間で終わらせたい など、患者さんの希望もさまざまです。 もちろん、審美的で費用も期間も最小限で終わることができるのが理想だと思います。 しかし、治療のための検査、診断をしっかり行い、適切な治療方法を選択しないとトラブルにあってしまう場合もあります。 そのため、矯正を検討する場合は矯正医としっかり治療方針のすり合わせを行う必要がある考えます。 当院では矯正専門医2名、マウスピース矯正担当医2名で診療にあたっています。   今回のケースです。 検診などで当院通院中の方が矯正に興味あるとのことで、矯正医が相談にあたりました。 矯正治療前の写真です。 歯の大きさに対して顎が小さく、うまく並んでいない状態です。 八重歯になっており、複数の歯が噛み合っていません。 前歯の噛み合わせも弱いため、奥歯への負担が大きく、将来的に奥歯が揺れてきたり、かけてしまう可能性があります。 また、歯並びの影響で歯が磨きづらいため、虫歯や歯周病のリスクがあります。 相談後、検査を希望されたため、矯正検査、診断、治療方針の決定へとすすみます。   今回のケースでは上下4本抜歯とワイヤー矯正にて治療を行う方針になりました。 抜歯を行うデメリットはありますが、それによって得られるメリットを理解していただけました。 また、抜歯がある矯正のケースではワイヤー治療の方が適切と考えるため、審美的なマウスピースではなくワイヤー治療を選択させていただきました。   上顎には矯正用のインプラントを使用し、強い力をかけ歯を動かしていきます。 下の写真で上顎の真ん中にあるのが矯正用インプラントです。   治療終盤のワイヤーが入っている状態の写真です。   治療後の写真です。   治療前後で比較します。 とてもきれいに並んでいると思います。 予定よりも治療がスムーズに進み、治療期間は2年かからず終了しました。 歯を抜いてしまうデメリットはありますが、噛み合わせや歯並びが良くなることによって得られるメリットも数多くあります。 治療方法や方針によっては費用を抑えたり、期間を短くすることができるかもしれませんが、理想的な噛み合わせ、歯並びを得ることができない場合もあります。 患者さんの持つイメージと実際に矯正でできることの擦り合わせがとても大切で治療前の相談、検査が大きな意味を持ってきます。 この部分を中途半端に行うとトラブルにつながる可能性があります。 当院ではしっかり時間をとり矯正相談を行なっています。 ワイヤー矯正、舌側矯正、マウスピース矯正、部分矯正、小児矯正、外科治療を含んだ矯正。 アズ歯科桶川院では全ての矯正治療に対応しております。 お気軽にご相談ください。   治療期間 約2年 治療費 ¥900,000 + tax 治療のリスク 治療後に後戻りする可能性がある。 歯茎が下がってしまう可能性がある。    

2023.07.11