ホワイトニングとクリーニングの違いは?
歯科医院を受診される患者さんには、 歯を白くしたいというご希望のある方が多いです。 皆さんは歯を白くすると聞いた時に、 イメージとして「ホワイトニング」が浮かぶのではないでしょうか。 ホワイトニングとは、専用の薬剤を使用して歯の内部を漂白する治療法です。 一般の方にホワイトニングのイメージを聞いてみると、 「歯の表面の黄ばみ等の着色物質を掃除してキレイにすること」 というお答えも多いのですが、 実は、歯科医院ではこの掃除をして歯をキレイにすることを、 一般的にクリーニングと呼んでいます。 巷のセルフホワイトニングを謳った施術の中には、 今お話ししたクリーニングのことをセルフホワイトニングと呼んでいることもあるようで、 ホワイトニングのイメージを混同されている方もいらっしゃるかもしれません。 クリーニングとは、 歯の表面汚れを除去することで、ご自身の元の歯の色が見えるようにすることです。 ホワイトニングとは、 歯の内部の色を漂白することで、ご自身の元の歯をより白くすることが目的です。 ホワイトニングをしたい場合、 歯の表面に汚れが付いていると薬剤が歯に届かず効果が弱まるため、 先にクリーニングをする必要があります。 実際の治療を見てみましょう。 ホワイトニング希望でいらっしゃった患者さんです。 歯の黄ばみが気になるとのことでした。 歯の表面に歯石、着色汚れが目立つため、まずはクリーニングをします。 クリーニング後の写真です。 着色汚れが取れ、歯の本来の色がこの状態であり、 患者さんがこれで満足ということであればホワイトニングをする必要はありません。 さらに白い歯にしたい場合、ここからホワイトニングをします。 この患者さんはホワイトニングを希望されたため、進めていきます。 まずは治療前の色がどれくらいなのか数値化して記録します。 A3という色であることがわかりました。 日本人の平均的な色です。 ここからホワイトニングをすることでより白くなるよう目指します。 今回はホームホワイトニングという方法を選択しました。 型を取ってマウスピースを作り、ご自宅で薬剤を使って歯を白くします。 ホワイトニングを開始して、2週間たった時の写真です。 A1という色になりました。 元がA3という色でしたが、 ホワイトニング後はより白いA1という色になりました。 今回のホワイトニング治療はこれで終了です。 治療前 治療後 ここまで白くなると笑った時の印象も変わりそうです。 今後はマスクを外す機会が増えてきそうですよね。 気になる方はホワイトニングを始めてみてはいかがでしょうか。 ホワイトニング後も時間が経ってくると色は元に戻っていきます。 長く白い状態を維持するためには、日々の歯みがきケアが大切です。 今回選択したホームホワイトニングという治療法の場合は、 追加の薬剤を使用することで、ご自宅で再度ホワイトニングをすることも可能です。 ホワイトニングについてもアズ歯科桶川院までご相談ください。 治療期間 2週間 治療費 ¥30,000 + tax 治療のリスク 歯がしみる可能性、色が後戻りする可能性がある
2023.03.10