症例集

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

マウスピースで前歯の部分矯正

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、鈴木です。 最近はインターネットやSNSで色々な情報が取得でき、他の人の治療体験なども知れるため歯並びやホワイトニング、セラミックなど審美の相談で来院される方がとても増えています。 ネットで見たけど自分にも適用できますか?といった質問をよく受けます。 歯科の治療において簡単と言える治療は少なく、しっかり適用範囲のものかを医院で調べてもらってから治療を受けるのが大切だと思います。   今回は歯並びの相談で来院された患者様です。 上下の前歯のみ気になるため、部分的に矯正できないかとのことでした。 初診時の写真です。   大きく歯並びがずれている訳ではなく、前歯が少し前に出ている部分があるのと、がたつきがありきれいに並んでない部分があります。 しかし、噛み合わせには大きな問題点はなく、検査で得た資料を元に矯正医と相談し部分矯正での対応をおすすめしました。 部分矯正にも、ワイヤーで行う場合とマウスピースで行う場合があります。 それぞれのメリット、デメリットはありますが、患者様はできるだけ見た目への影響が少ない治療を希望されたため、今回はマウスピース矯正で対応します。 (例えば、子育て中で食事のたびにマウスピースの取り外しが難しい方などはワイヤーを選択される場合もあります。)   マウスピース矯正において、できるだけ少ない枚数のマウスピースで終わらせれば治療期間は短く済みますが、その分1枚ごとの歯の移動量が大きくなるため、マウスピースが合わなくなったり、痛みが出たりしやすくなります。 患者様の同意が得られれば、金額の変更はないため多めの枚数でマウスピースの治療を進めています。 今回は前歯のみの移動ですが、インビザラインGOの最大枚数である20枚で終了する治療計画を立てました。 同意を得て、マウスピースの作製を行い治療をスタートします。   治療終了後の写真です。   上下ともきれいに並び、上の前歯が少し出ていた部分も解消されています。 前歯の噛み合わせもしっかりと付与できとても良い仕上がりになったと思います。 とても喜んで頂けました。   治療前後で比較します。 治療前               治療後   当院には前歯を部分矯正したいという方が多く来られます。 実際にお口の中を見てみると、部分矯正で治しても全体の噛み合わせが良くならないため、全体矯正の方が向いている方もいらっしゃいます。 前歯のみの部分矯正や、難易度の低いマウスピース矯正は気軽に始められる利点はありますが、しっかりとケースを選ばないと予定通り治らなかったり、トラブルにつながる可能性もあります。 当院には矯正専門医が2名在籍し、部分矯正でも問題が出ないかしっかりと検査してから治療を行っております。 桶川市で矯正歯科をお探しの方は、アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 6ヶ月 治療費 ¥460,000 + tax 治療のリスク 矯正後に歯が後戻りしてしまう可能性がある  

2022.11.16

歯周組織再生療法

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、中村です。   本日は、患者さんから聞かれることの多い歯周組織再生療法についてお話したいと思います。   歯周病とは、 歯周組織、つまり、歯ぐきと骨が炎症を起こしてしまうものです。 炎症を起こした結果、歯ぐきは腫れ、骨は溶けてしまいます。   なぜ炎症が起きてしまうかというと、 主な原因は、歯の根元に歯石が付いていることです。   歯石とは、 プラーク(歯垢、細菌のかたまり)が石灰化して硬くなったものです。   歯ブラシやフロスでは、歯石は取れません。   衛生士さんによる専門的な清掃により歯石を取り去ることで、 炎症を止める、つまり歯周病を治すことができるのです。   歯周病により歯ぐきが腫れていた場合、 治療によって、腫れは引きます。 これは何となく想像がつくと思います。   では、 歯周病により骨が溶けていた場合、 治療によって溶けた骨は元の状態に戻る、 つまり、 再生するのでしょうか。   実際の治療を見てみましょう。     下アゴの歯、一番奥の歯です。 患者さんに聞いてみると、 この歯の後ろには親知らずが埋まっていたけど抜歯した、とのことでした。   レントゲンを見てみます。 親知らずがあったせいでしょうか。 歯の根元に歯石が付いていて、その周りの骨が吸収しています。 実は、このようなケースは多いのです。 この歯は歯周病が進行しているせいでグラグラしていました。   先ほど述べたように、 歯周病を治すためには歯石を取らなければなりません。   しかし、歯石は歯ぐきの中の深いところに付いており見えません。 そのため、手術によって歯ぐきの中を実際に見て、 付いている歯石を取り去る必要があります。   こちらが実際の手術時の写真です。 黒くなっているところは虫歯、 その下のモヤモヤしている部分が歯ぐきの中に付いている歯石です。   歯石を取り去った後の写真です。 根の表面が見えてキレイになっているのがわかります。   手術直後のレントゲン写真です。 歯石は取れていますが、もちろん骨は溶けたままで凹んでいます。   歯周病の原因となっていた歯石を取っても、 骨は元に戻る、つまり、再生されないのでしょうか。   半年後のレントゲン写真をお見せします。   いかがでしょうか。 骨が元の位置まで戻っているとは言えませんが、 凹んでいた部分はなくなっています。 つまり、骨は一部再生したのです。   もう一度、治療の前後で比較してみましょう。   治療前 治療後   骨が再生しているのがわかります。 ただし、健全な状態まで骨が回復したとは言えません。 歯の長さの半分くらいまでしか骨がないので、 歯周病により骨が吸収してしまった状態であることは変わっていません。   ですが、治療前と比べて、 局所的に骨が溶けている部分はなくなり、 骨のラインがなだらかに、そしてはっきり見えるようになっています。   これにより何が言えるのか。 それは、歯周病の進行が一旦ストップしたということです。   治療前の状態を放置しておくと、骨が溶ける現象はどんどん進み、 やがてグラグラがひどくなり抜けてしまうでしょう。 しかし、 今回の治療により骨の吸収は一旦止まり、そして一部分が再生しました。 実際に治療後、歯のグラグラはなくなり、症状は改善しています。   今後は、この歯周病の進行がストップしている状態を維持したいのです。 急に歯ぐきの中に歯石が付くことはありません。 毎日正しい歯みがきを続けることで、再び歯石が付くことは防げるでしょう。   歯周病は生活習慣病と言われています。 治療後も日々のケアを怠るとすぐに悪化してしまいます。 一度治療すれば終わりではなく、ずっと向き合っていく必要があるので大変です。   それでも、 今回お話したように、一部は再生させることも可能です。   今回の記事を読んで、 少しでも歯周病治療に興味を持っていただけたら幸いです。   治療期間 7ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 治療後も歯周病が進行する可能性がある  

2022.11.10

根管治療は歯の基礎となる治療

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、鈴木です。 歯の内部には、歯の痛覚を持つ神経が存在します。 小さい虫歯であれば、虫歯を除去し樹脂や金属、セラミックなどで修復すれば元の歯に近い形に戻すことができます。 しかし、虫歯が大きくなってしまうと内部の神経が菌に感染してしまい、神経を取らざるを得ない場合があります。 神経を取る治療は根管治療と呼ばれます。 健康保険で行える治療で日本全国で受けることができます。 しかし、実はとても難易度の高い治療で、しっかりとした設備、知識を持って対処しないと再発を繰り返してしまう可能性があります。 また、日本の保険診療上、最新の設備を使用しいかに丁寧に治療しても大きく金額は変わらず、難易度も高いため治療自体を敬遠する先生もいると思います。 セラミックなどの材料が注目されがちではありますが、基礎となる根管治療がしっかり行われていないといくら良い材質を選択しても意味がなくなる場合があります。 そのため、当院では根管治療にも力を入れ、再発がないようCT、マイクロスコープ、ラバーダムといった、保険外診療で使用している医院が多い内容を保険内外問わず使用しています。   今回は他院から根管治療の専門医を紹介されたが、保険外診療で高額なため当院にセカンドオピニオンで来院された患者様です。 レントゲン写真で調べていきます。 今回の主訴は右上の奥歯ですが、通常上の奥歯は根が3〜4本存在します。 そのため、しっかりとした治療が行われている場合、レントゲン上で根の内部に3〜4本の材料が入っている画像が写っているのが良い状態と考えられます。 今回のレントゲンでは1本しかはっきり見える部分がありません。 CTを撮影しより細かく確認します。 根の内部に材料が入っておらず、根の周囲が黒く見えるのが分かると思います。 これは菌によって周囲の骨が溶けてしまっている状態です。 しっかりとした治療を行わないと、少しずつ骨の吸収が広がってしまい抜歯になってしまう可能性があります。   状態を患者様に説明し、治療の同意を得ます。 マイクロスコープ、ラバーダムを使用し根管治療をスタートします。 歯の内部には汚れや以前の治療で使用された材料が詰まっています。 これを全て除去して洗浄、消毒していきます。 歯の内部が綺麗になったら、新たにガッタパーチャと呼ばれるゴムの材料を根に緊密に詰めていきます。   詰めた直後のレントゲンです。 根は大きく3本に分かれていたため、それぞれの根に詰めてあります。   一定期間経過を見て、CTを撮影し骨の回復状況をチェックします。 根の周囲に骨が再生し、白く見えてきているのが分かると思います。   治療前後で比較します。 治療前                治療後    骨ができるのには時間がかかるため、しっかりと回復するのを待つ必要があります。 そのため治療期間は伸びてしまう場合もありますが、基礎となる根管治療が上手くいけば、上に被せる材質に良いものを選択しても長く保てる可能性が高くなります。 根管治療は特に難しく、とても大切な治療です。 いくら丁寧に治療しても治らない場合もあります。 まずは神経を取らずに済むよう、小さい虫歯の時点で対処できるよう定期検診の受診をおすすめします。   当院には日々、根管治療のセカンドオピニオン希望の患者様が多く来院されます。 複雑で難易度の高い根管治療にも様々な機器と設備、知識を持って対応しています。 お口のことでお困りごとがあれば、アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 4ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 神経を取った歯が割れてしまう可能性がある    

2022.11.05

フラップ手術〜歯ぐきの中の歯石〜

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、中村です。 クリーニングを希望されて来院される方は多いです。 なんのためにクリーニングするのかというと、歯石を取るためです。   歯石とは、歯周病菌が目に見えるほどに増えて、集まって硬くなっているものです。 歯の根元にくっつくのですが、付いたままになっていると炎症が起きて、 歯を支えている歯ぐきは腫れ上がり、骨は溶けてしまいます。   歯石は鏡で見て見えるような部分だけでなく、 歯ぐきの中にも潜んでいる場合があります。   これは手術中の写真です。 歯ぐきの中にもこのように歯石がついています。   歯石をキレイに取り、歯の表面をツルツルにします。 このあと、歯ぐきを縫って元の状態に戻します。   歯ぐきの中についている歯石は普段は見えません。 気づかないでいると、歯周病が進行して歯がグラグラになり抜けてしまいます。 歯周病は痛みが出ないまま進行することが多く、本人では気づかないことも多いのです。 歯科医院で定期的に歯周病検査をして、このような歯ぐきの中の歯石がないか確認する必要があります。     こちらは奥歯の間についている歯石です。 みがきづらいところに歯石はたまります。   歯ぐきの中についている歯石も、このように見える状態にして、 確実に取る必要があります。   キレイになりました。 このあと、歯ぐきを縫って元の位置に戻します。   今日ご紹介した治療は、 歯周病治療の一つ、フラップ手術というものです。 気になる方は受診時に聞いてください。 様々な方法があるので、一人ひとりに合った方法をご提案します。   歯石がついていると、歯みがきの時に出血することがあり、歯周病のサインとなります。 思い当たることがあれば一度受診してみてください。   治療期間 1ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 治療後もメンテナンスが必要である  

2022.10.31

しっかり歯を白くしたいなら

桶川にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師、鈴木です。 コロナ禍になってマスクを使用する機会が多くあると思いますが、口元を気にされてホワイトニングを希望する患者様が当院にも多く来院されます。 一概にホワイトニングと言っても、 ①自宅で行うホームホワイトニング ②歯科医院で行うオフィスホワイトニング ③ホームとオフィスの両方を行うデュアルホワイトニング ④神経がない歯に行うウォーキングブリーチ と治療方法によって種類が分かれます。 どのくらいまで白くしたいか、いつまでに白くしたいか、どの歯を白くしたいか、また自宅でホワイトニングの時間がとれるかなども治療方法の選択に影響してきます。 例えば、子供がいるから自宅でホワイトニングをする時間がとれなそうといった方であればオフィスホワイトニングを選択される場合が多いです。 また、短い期間でしっかり白くしたいといった方であればデュアルホワイトニングをおすすめします。 など、患者様それぞれの意見を聞いた上で最も適したホワイトニング方法をご提案しています。   今回はしっかりと白くしたいと希望された患者様です。 ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを交互に行うデュアルホワイトニングを提案し、了承していただけました。   処置前の口の中の状態です。 下の前歯の間には歯石も見られるため、事前に歯周病や虫歯の有無を調べ、歯石の除去をすすめます。 その後ホワイトニングの作業に移ります。 まず、型取りを行い、ホームホワイトニング用のマウスピースを作製します。   自宅で1週間程度ホワイトニングをしていただき、その後医院でオフィスホワイトニングを行います。 これを1クールとし2クール行うことをおすすめしています。   まず1クール目が終わった状態です。     2クール目終了後です。約2週間で終了しました。   日本人の平均的な色としてはA3程度と言われています。 今回はそれより2段階白いA1まで白くなり、口元が明るい印象に変わったと思います。 デュアルホワイトニングの良い点は短い期間でしっかりと効果を出すことができる点、マウスピースが残るため自宅でのホワイトニングを継続することができる点にあります。   処置前後で比較します。   当院にはホワイトニングコーディネーターが2名勤務しており、様々なケースのホワイトニングに対応しています。 ホワイトニングのことでしたら、アズ歯科桶川院へお気軽にご相談ください。   治療期間 1ヶ月 治療費 ¥60,000 + tax 治療のリスク 色が後戻りする可能性がある、歯がしみる可能性がある  

2022.10.24

1本歯がない部分の治療法-インプラント-

埼玉県桶川市にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師鈴木です。 今回は奥歯を1本抜歯後にインプラントを選択された患者様のケースです。 左下の奥歯の痛みで来院されました。 口腔内とレントゲン撮影によって診査していきます。 上のレントゲン写真で右奥から3番目の根の部分が黒く見えるのが分かるでしょうか。 根が割れてしまい、そこからの菌の感染によって周囲の骨が溶け、レントゲンで黒い像として表れています。 根の先の問題であれば根管治療のやり直しによって改善できる場合もありますが、今回のように割れている場合の治療方法は抜歯になってしまうことが多くあります。 抜歯の必要性を説明し、承諾をいただきました。 抜歯後の処置を事前に決めておいた方が、その後の治療がスムーズに進むことが多くあります。 インプラントを事前に検討している方の場合、特に抜歯した後の骨の温存が大切になるため、抜歯直後にコラーゲンを填入することをおすすめしています。   抜歯後コラーゲンを填入し、2ヶ月ほど治癒を待ちインプラントの処置を行いました。 インプラント後のレントゲン写真です。 事前にシミュレーションしていた通りの位置に入れることができています。 この状態で骨としっかり結合するまで2−3ヶ月ほど待ちます。   治癒待ち後の写真です。 インプラントに封鎖するためのカバーが付いている状態です、 この状態から型取りを行い仮歯を作っていきます。   仮歯が入った状態の写真です。 医院によっては仮歯を作らず、一度で完成にしている場合もありますが、当院ではまず仮歯を作り噛み合わせや清掃性などの問題点がないかどうか確認後、その形を参考に最終的な被せ物を作製していきます。   できるだけ周囲の歯と色を合わせた方が自然に見えるため、色の記録をとり、できるだけ色を合わせて作製します、   最終的なセラミックを装着した状態です。         骨の状態や周囲の歯との移行性など問題なく、キレイに作製することができました。 何も違和感なく、自分の歯と同じように噛めると喜んでいただけました。   ブリッジや入れ歯も設計をしっかり考え、治療過程を丁寧に行えば良い治療にすることはできると思います。 しかし、インプラントのように周囲の歯への影響がない治療方法は他にはありません。 抜歯になってしまう方、すでに歯がない部分があり今後どうしようかと考えている方、患者様によってそれぞれ最良な治療方法があります。 アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。 治療期間 7ヶ月 治療費 ¥400,000 + tax 治療のリスク インプラントが歯周病になる可能性がある  

2022.10.13

歯がボロボロになっても

「虫歯の治療をしたいと思ってもほとんど歯がないから」 と諦めていませんか?   こちらの方は奥歯を失い、前歯も虫歯でほとんどなくなっています。   横から見るとわかりやすいですね。 前歯の形がよく見えませんが、上の前歯が下の前歯の後ろに隠れています。 ご本人にお話を伺うと、元々はこんな噛み合わせではなく、 上下の前歯は先端で当たるように噛んでいたとのことでした。   虫歯の治療が必要な箇所は多く、1箇所ずつ治していく必要があるのですが、 このままではお食事もままならない状態のため、 まずは仮歯を作って噛めるようにすることを最優先に治療を進めました。   こちらが仮歯をつけた後の写真です。 ご本人のお話と、実際の噛み合わせの検査から、 噛む位置を調整しながら仮歯を作りました。 ここまでの治療工程は、 ①型をとる、②噛み合わせの検査をする、③仮歯をつける、くらいです。   噛める状態にした後、1箇所ずつしっかりと虫歯の治療を進めていきます。 右下の犬歯の根元の虫歯の治療の様子です。 虫歯を削った後、コンポジットレジンという材料で埋めます。   このように、虫歯の治療箇所が多い場合、 治療が完了するまで長い期間が必要なことが多く、 それが大変で通院を断念する方もいらっしゃるかと思います。   その場合、まず応急的にでも噛める状態にすること。 治療の進め方は様々ありますが、 まずは一度ご相談ください。   治療前後の写真です。       「虫歯が多くて、治療して噛めるようになるまで時間がかかるから諦めていた」 という方も、アズ歯科桶川院へぜひ一度ご相談ください。   また以前のような噛み合わせを取り戻すために、 一緒に頑張りましょう。   治療期間 2ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 途中で仮歯が割れたり取れたりする可能性がある    

2022.10.13

前歯の部分矯正-インビザラインGO-

埼玉県桶川市にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師鈴木です。 お口の中で気になる部分はあるかどうか聞くと 「前歯のがたつきがちょっと気になる」 といった主訴をお持ちの患者様は多くいらっしゃいます。 ただ、矯正するには勇気いるし、今はマスクを付けている時間が長いし、保険外だから費用がかかるし....といった話をよく伺います。 矯正というと金属のワイヤーを使用して、見た目気になるし、痛そうというイメージがあるかと思いますが、ケースによっては目立たず短い期間で歯並びを治すことが可能です。 そういった方には 現在当院でも多くの患者様が利用しているマウスピース矯正の部分矯正にあたる 「インビザラインG O」 がおすすめです。   今回の患者様も前歯が少し出ているのが気になると来院されました。 実際に口の中を確認してみると、      上の前歯2本が少し前に出て、捻れているのが分かると思います。 上の前歯以外の歯並びの問題は少なく、下もとても綺麗に並んでいます。 噛み合わせも気になる点はないとのことで、上の前歯だけ治せないか?と質問がありました。 こういったケースの場合、 ①前歯だけのワイヤー矯正 ② マウスピース矯正 が選択できます。 それぞれのメリットはありますが、今回は前歯のため審美的な要求も高いことからマウスピース矯正を選択されました。   まず、資料を取り治療計画をたてます。 治療前後のシュミレーションを作製し患者様に説明します。 治療前                治療後 今回の計画ではマウスピース15枚で終了の予定です。 同意を得て、治療に移行します。   歯の表面にアタッチメントと呼ばれる装置をつけ、マウスピースの力が歯に適切にかかるようにしていきます。 この状態からマウスピースを使用してもらいます。 装着時の写真です。 透明で審美面への影響はとても少ないと思います。 1日20時間以上の使用が必要ですが、使っていくうちに付けていることへの違和感はなくなっていきます。 1週間程度使用し、問題なければ次のマウスピースに移行します。   治療終了時の写真です。     治療前後で比較します。   シュミレーション通り終了することができました。 治療期間も4ヶ月ほどで、痛みもあまり気にならなかったとのことです。 治療結果にとても満足していただけました。   このように矯正の種類は様々で、比較的短い期間、少ない金額で治療できるケースもあります。 アズ歯科桶川院には、矯正専門医、インビザラインドクターが在籍し多くの矯正治療を行っています。 お気軽にご相談ください。   治療期間 4ヶ月 治療費 ¥300,000 + tax 治療のリスク 治療後に歯が後戻りする可能性がある  

2022.10.03

全顎治療「一口腔一単位」

たくさん虫歯があって、全部治したいというご希望をお持ちの方へのお話です。   一口に虫歯の治療といっても虫歯の程度によって方法はさまざまです。   進行してしまった場合は、歯全体を削ってかぶせるクラウンであったり、 抜歯してかぶせ物をつなげるブリッジという治療、もしくは入れ歯治療が必要になります。   こちらの方は奥歯の虫歯の治療で来院されました。   奥歯が虫歯でほぼ形がなくなっています。 黒くなって根だけになってしまっている部分は抜歯が必要です。   抜歯をしてブリッジにする必要がある箇所が上下左右にあるのですが、 この上下左右を揃えて作ることが重要です。   虫歯になって長期間経過してくると、周りの歯も位置が変化してきます。 この状態で1箇所ずつ被せ物をしていくと、 せっかく被せ物が入った後も歯がジグザグな状態で出来上がってしまいます。   すると歯みがきしづらい部分ができてしまい、 虫歯の再発、歯周病の進行につながってしまいます。     治療する箇所が多い場合、 その人の歯ならび全体を見て治療を進めることが大事ということです。   そのことを「一口腔一単位」と言い、 私たちの出身大学である東北大学歯学部でも学びました。 一つの虫歯を治しておしまいという形ではなく、 お口全体の食べる話すなどの機能を回復して、 気持ちや生活の質も治療の前後で向上することを目標としています。   治療前後の写真です。   いろいろな角度で比較してみます。     いかがでしょうか。 これを機に虫歯をすべて治したいというお気持ちがあれば治せます。 抜歯をしたり、歯を削ったりするのがこわいというお声もよく聞きます。 それでも実際に治療が始まってみると、 「思ってたより平気だった」とか「昔よりも痛くなかった」なんてお言葉もたくさんいただきます。   お悩みがあればまずはアズ歯科桶川院までご相談ください。 一緒に頑張りましょう。   治療期間 8ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 治療後も定期的なメンテナンスが必要      

2022.09.30

根管治療のやり直し

埼玉県桶川市にある歯医者、アズ歯科桶川院の歯科医師鈴木です。 今回は右下奥歯の腫れと痛みで来院された方のケースです。 以前神経は取ったはずとのことでした。 レントゲン写真で確認してみます 写真の左下にあるのが口の中では右下の歯にあたります。 神経の治療はされており、ブリッジで手前の歯とつながっている状態です。 レントゲンで見る限りでは、根の中にしっかり薬が詰められていないように見えます。   より精確に調べるため、CTでも確認します。 横から見た画像です。 根の周囲が黒くなっているのが分かると思います。 次に正面からみた画像です。 この画像でも黒く見えると思います。 今の状態を下の図で説明します。 神経の治療が済んでおり、銀歯も入っている状態。 しかし、銀歯の隙間から菌が内部に入ってしまったり、以前の神経の治療がラバーダムやマイクロスコープなどを使用せず不十分になっており菌がたくさん残ったまま銀歯の装着をしてしまっていると、菌が根の先から周囲の骨を溶かしてしまい菌の塊ができる。 これが大きくなると嚢胞と呼ばれます。 この部分がレントゲンで黒く見えてきます。 再治療で治す場合、 まず銀歯を除去して 中の土台を除去して 根の治療で詰めてあるゴムの材料を除去する それによって、内圧が下がり、消毒などの効果が上がる 治癒に転じると骨が再生してくるため、レントゲンで黒く見えていた部分は小さくなる この再治療の過程で唾液中の菌が歯の内部に入らないようにするのがとても大切なため、ラバーダムの使用が必須になってきます。 また、以前他の先生で治療を受けている歯の場合、天然の形とは異なるため、マイクロスコープなどで拡大しながら慎重に治療を進める必要があります。 根管治療の再治療は初めて神経をとる歯の治療に比べ難易度が上がります。   CT画像を再度確認すると、後ろの根の内部には先端までお薬が入っていないように見えます。 この部分の治療が不十分な可能性が高く、そこに残った菌が根の周囲の骨を吸収させてしまっているのだと考えられます。 ブリッジを除去し、マイクロスコープとラバーダムを使用し再根管治療を進めて行きます。 治療前後で比較します。 治療前                治療後    治療がうまく進み、根の周囲に骨が再生し、黒くなっていた部分が白くなってきているのが分かると思います。 ここまでくればブリッジを作り直して治療は終了です。   根管治療はとても難しい治療でマイクロスコープ、ラバーダムなどを使用しても完治しない場合もあります。 ただ、そういった器具、装置を使用して再発しないよう、できるだけ治るよう努力していくのが歯科医師の責任だと思います。 遠方からも多くの方が根管治療のセカンドオピニオンでいらっしゃいます。 レントゲンだけでなくCT、マイクロスコープを使用し原因を探し説明するように努めています。 アズ歯科桶川院までお気軽にご相談ください。   治療期間 4ヶ月 治療費 保険診療 治療のリスク 神経がない歯は弱く割れる可能性がある      

2022.09.24