小児歯科

桶川の歯医者|アズ歯科 桶川院

子供の虫歯

小学生のお子さんが噛むと痛いとのことで来院されました。 仕上げ磨きは時々やっていて、学校検診でも指摘を受けていなかった為、しばらく歯医者にかかってなかったとのことです。 実際に口の中を診ていきます。 左上の奥歯が虫歯で穴があいています。 噛むとこの部分に食べ物が押し込まれ、痛みを感じていたようです。 虫歯の部分を撮影し、保護者の方へ説明します。 同意を得て虫歯治療を行います。   虫歯を除去した後の写真です。   乳歯の場合、歯の表面のエナメル質が薄く、虫歯ができてしまうと永久歯に比べ内部の象牙質に速く広がります。 虫歯の除去した部分を医療用の樹脂で修復します。 再度虫歯になりづらいようにできるだけ丁寧に修復します。 しかし、一度治療した歯はいくら綺麗に修復しても材料の変形や摩耗により段差が生じ、 そこから虫歯が発生してしまうことがあります。 自宅での仕上げ磨きでは暗く、とくに上の奥歯は確認しづらいため、症状がなければ虫歯がいつの間にか進行しています。 特に気になる部分がなくても、虫歯予防のため、健康な口内環境を維持するために定期健診をお勧めします。 治療期間 1日 治療費  保険診療 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある。  

2022.03.05

お子さんの前歯、すき間できてませんか?

お子さんの歯みがきをしている時に、 「前歯にすき間ができた?」 と思ったことはありますか?     ちょうどこんな感じで前歯にすき間ができたように見えることがあったら、 それは虫歯です。   虫歯ってこんな感じのイメージをよく見ると思いますが、 実は前歯の虫歯は、 歯の真ん中ではなく歯の端のところから始まることが多いのです。       虫歯の大きさによりますが、 乳歯の前歯は麻酔なしで治療できることが多いです。     治療後の写真です。 虫歯を削った後に白い詰め物をしました。   早い段階で虫歯が見つかれば、 お子さんの治療時の負担も少ないです。   虫歯の早期発見のためにも、 毎日の仕上げみがき時のチェック、 そして歯科医院での定期検診をお薦めします。   ぜひアズ歯科桶川院にお越しください。      

2021.11.13

お子さんの歯みがき、何点ですか?

いつも歯みがきをする時に気をつけていることはありますか?   歯ぐきのあたりをマッサージするように、 とか、 歯ブラシを細かく動かして歯と歯の間にブラシが入るように意識して、 とか、 いくつか頭に浮かんでくると思います。   ところが、 お子さんの歯みがきとなると、 嫌がったり抵抗されたりすることもあるので、 「今日はここまでかなぁ」 と、諦めてしまっていませんか?   アズ歯科桶川院ではお子さんの歯科健診時に、 みがき残しがないかのチェックをするために、 専用の染色液で染めた様子を見てもらうようにしています。   するとこんな感じで、 みがけていないところがピンク色に染まるので、 「この色が落ちるまでみがいてみよう」 と、 鏡を見ながら一緒に歯みがきトレーニングをしています。   いかがでしょう。 みなさん検診に来る前にみがいてきてくれることが多いのですが、 それでも、みがき残しが見えますよね。   みがけているかどうかは個人差がありますが、 よく見てみてください。   みなさん前歯は、みがけているんです。   はい。   みがきやすいところと、みがきにくいところがあるんです。   そのポイントを押さえれば、 歯みがきは今まで以上に短時間で効率よくみがくことができます。   歯みがきができているかのチェックは大事なことです。 気になる方は一度お口の検診に来てください。      

2021.09.28

お子さんの歯ぐきが腫れてたら

「うちで子どもの歯みがきをしていたら歯ぐきが腫れていて」 という相談を受けることがあります。   歯の根元のところの歯ぐきがプクッと腫れていますね。 こんな状態になっていると、自然に治ることはありません。   これは、虫歯が原因で、虫歯菌が歯の神経のところに感染し、 歯の奥のほう、歯ぐきや骨のあたりまで炎症をおこしてしまっているのです。   この写真の歯は乳歯なので、この腫れてるあたりには、 これから生えてこようとしている大人の歯も埋まっているので注意です。   炎症を放置していると、大人の歯にまで影響することもあるのです。   このような場合の治療は、まず原因となっている虫歯を削ります。   すると、このように、歯の内部、神経のあたりが見えてくるのですが、 炎症をおこしているので、中から血液や膿が出てきます。   これらをきれいに洗浄し、歯の内部をきれいに保つことで、 中の炎症が少しずつ落ちついてきます。   治療後、このように腫れが落ちついたら、 通常の虫歯治療と同じように、白い詰め物をします。   ここまでくれば安心です。 あとは、大人の歯への生え代わりを待ちましょう。   もし、グラグラする感じが強かったり、大人の歯への生え代わり間近であれば、 このような治療はせず、抜歯をする場合もあります。   まずは、気になる感じを見つけたら早めに教えてください。 一緒にお子さんのお口の健康づくりを頑張りましょう。    

2021.08.15

どんな虫歯が危険?

虫歯治療といっても、その大きさや部位により歯を削る範囲は異なります。   二つの写真を見比べてみてください。     どちらの写真が虫歯が進んでいると思いますか?   上の写真の方がはっきり黒く見えることから、虫歯が進んでいるように見えませんか?     実はこの二つのケースでは、下の写真の方が虫歯が進行しています。   実際の治療の様子を見てみましょう。     表面からはっきり黒く見えないのですが、 歯と歯の間から進行しているので、 中では大きく穴が空いてしまっているのです。   ちなみに上の写真のケースでは、 溝の部分の虫歯を削って埋めます。   鏡で見てみて、なんとなく色が悪くなっているようなところがあったらぜひ、アズ歯科桶川院に教えてください。   痛いなどの症状が出てくる前に早期発見、早期治療することが大切です。      

2021.07.30

仕上げ磨きの重要性

子供の歯から大人の歯への生え変わりの時期は歯並びが安定していないため、とても汚れが溜まりやすい状態です。 また、子供自身の歯磨きも安定していないため磨き残しのある場合が多いです。 乳歯は大人の歯よりも弱いため、虫歯の大きさもどんどん進行します。 大人の歯も生えた当初は硬さが不十分のため、虫歯ができやすい状態です。 そういったことから、保護者の方の仕上げ磨きがとても重要になってきます。   今回は仕上げ磨きをしている時期としなくなってからの口の中の変化を説明します。 小学校低学年の患者様です。 本人の歯磨きの後、保護者の方が毎日仕上げ磨きをしている状態です。 当院では希望しない方を除いて全てのお子さんで、磨き残しを見るために染め出しをして記録をとっています。 染め出し後の写真です。 歯の表面にお茶などの着色はみられますが、色はほとんど染まらず、とても良い歯ブラシの状態です。 毎回検診でチェックするとほとんど汚れが残っておらず安心して経過をみることができていました。   その後、小学校高学年になり、仕上げ磨きをやらなくなったとのことです。 染め出して確認します。   色の付いている部分が磨き残しです。 前歯の磨きやすい部分にも汚れが残っており、歯磨きが不十分なことがわかります。 歯磨き指導は検診の都度行っていたため、歯ブラシの当て方は理解しており問題はなかったのですが、自分だけでの歯磨きになるとやはり手を抜いてしまっていたようです。   前後での比較です。   おやつや飲み物など保護者の管理しきれない部分もでてくるため、虫歯のリスクはどんどん上がっていきます。 毎日は難しくても、お子さんがやらせてくれる範囲で仕上げ磨きは続けていった方が安心かと思います。 また、定期的な歯科医院での染め出しによる磨き残しのチェックをおすすめします。 ぜひ、アズ歯科桶川院へお越しください。  

2021.06.15

乳歯の隠れた虫歯

症状がなくても虫歯が隠れていることがあります。 検診で来院された小学生の患者様です。 歯科用ルーペ、マイクロスコープにて慎重に確認します。   右上奥歯の乳歯の間に隠れた虫歯を発見しました。 上の写真で歯と歯の間が少し黒く見えるのが分かるでしょうか?   説明し同意の上、処置に移行します。 表層を削っていくと 虫歯が出てきました。 歯と歯の間から内部に進んでしまっている虫歯です。   虫歯に反応する染色液を用いて範囲を調べながら処置していきます。   虫歯を全て除去した状態です。 予想より大きく進行していました。   医療用の樹脂を用いて修復していきます。 できるだけ元の形に近く、フロスなどのひっかかりもできないよう詰めます。   このように症状がない歯でも虫歯が進行している場合があります。 乳歯は永久歯に比べ虫歯が早く進行してしまいます。 口の中は暗いため、自宅での仕上げ磨きだけではなかなか発見できません。 定期的な歯科医院での検診をおすすめします。   ぜひアズ歯科桶川院へお越しください。 治療期間 1日 治療費  保険診療(約¥1,000) 治療のリスク 詰めたものが取れてしまう可能性がある。  

2021.05.23

乳歯の虫歯治療

お子さんの歯みがき、毎日してくれていると思いますが、 前歯がこんな感じになっていたら、 それは、虫歯です。   ストローでジュースを飲むことが多い子どもは、 前歯の間に甘いものがたまりやすいため、 ここに虫歯ができやすいのです。   ここは歯ブラシだけではキレイに磨ききれないので、 デンタルフロスを使ってあげてください。 こんな感じの持ち手があるやつだと使いやすいと思います。 虫歯を作らないように、日々の歯みがきが何より大事なのです。   それでも今回のように、 実際に虫歯で穴があいてしまったら、 歯医者で虫歯治療をしなければなりません。     治療後の写真です。 虫歯を削って、白い詰め物で埋めました。   虫歯が小さければ、痛みもなく、麻酔なしで処置することも可能です。   なので、 保護者の方による毎日の歯みがき、 そして、 細かなチェックをお願いします。   虫歯か、あやしいなと思ったら、すぐに見せてください。   ←治療前 ←治療後   いっしょに、お子さんの虫歯ゼロを目指しましょう。 定期的な虫歯検診、 アズ歯科桶川院でお待ちしています。  

2021.03.06

”幼若”永久歯?

みなさん、   「幼若永久歯」 ↑ これ、なんて読むか、わかりますか?     答えは、「ようじゃく えいきゅうし」です。 直訳すると、幼くて、か弱い、大人の歯、ということです。     子どもの歯から大人の歯に生えかわるのは、 だいたい 6 〜 14歳くらいの間です。     グラグラしていた子どもの歯が抜けて、 大きな大人の歯が生えてくると、なんだか頼もしいですよね。   しかし、   生えてきたばかりの大人の歯=永久歯は、 じつは、まだ ”未完成” なのです。     乳歯が抜けるまでの間、 歯ぐきの中で成長していた永久歯は、 歯根が 2/3 以上完成すると、 口の中に見えてきます。   そうなんです、 全部完成する前に生えてきてしまうのです。     そして、 根だけでなく、見えている部分も、 ① エナメル質が酸に弱い ② 象牙質が薄い などの理由から、虫歯に対する抵抗性が低いのです。     つまり、   虫歯になりやすく、その進行が早い。   はい。       せっかく生えてきたばかりの永久歯が虫歯になりやすかったなんて、 なんだか悲しいですよね。       でも、 そっか、 虫歯になりやすいなら、よくみがけば良いじゃないか。     そう考えてくれるとうれしい   のですが、、、     じつは、   みがくのも大変なのです。     生えてきたばかりの永久歯には、   ① 溝が深くて、デコボコがはっきりしている ② 前歯の裏側にくぼみがある   という特徴もあるのです。     ここで、生えかわりの途中であるお子さんの写真を見ていきましょう。     みがき残しが見てわかりやすいように、紫色に染色しています。   矢印で示している歯が、永久歯です。 それ以外のところは、まだ生えかわっていない乳歯です。     永久歯のほうが、みがけていないのは一目瞭然ですよね。       次を見てください。     こちらのお子さんは、正面から見ると、 永久歯も乳歯も同じくらい、みがき残しが付いているように見えますね。       では、前歯の裏側や、奥歯はどうでしょうか。     生えてきたばかりの前歯の裏側や、奥歯は、 乳歯にくらべて、 デコボコがはっきりしているので、 ここにも、みがき残しが溜まってしまっています。           生えかわりが進んでくるのは、だいたい小学校に入学する頃からです。   「歯みがきくらい、もうひとりで一人前にできるよ」 という子もいるかもしれません。   しかし、 乳歯だけだった今までのお口の中とは違って、 歯みがきの難易度が上がってくることを覚えておいてください。     永久歯への生えかわりの時期は、 将来、虫歯のない歯ならびを作るために、とても大事な時期です。   そのためには、 親子での仕上げ歯みがきが必要と考えます。   ぜひ保護者の方も、お子さんのためにもう一度、 いっしょに歯みがき指導を聞いてみてください。 アズ歯科桶川院になんでも聞いてくださいね。

2021.01.12

子ども虫歯ってどんな色?

虫歯のイメージって、何色ですか?     たいていの人は "黒" を思い浮かべるのではないでしょうか。   じつは、虫歯が黒くなるのは大人だけなのです。       そもそも、なぜ虫歯が黒くなるかというと、   虫歯菌が出す酸によって歯が溶ける → 溶けた部分が再石灰化する という過程を繰り返していく中で、   歯に黒い色素が取り込まれることが原因なのです。   つまり、 一度虫歯になり始めてから、その部分が黒くなるまでには、 ある程度時間がかかるということです。     では、乳歯の虫歯はなぜ、黒くならないのでしょうか。       答えは、 「乳歯は永久歯(大人の歯)にくらべて、やわらかくて、虫歯の進行が早いから。」       先ほどお話ししたように、 虫歯が黒くなるには時間がかかるのですが、 乳歯が虫歯になって溶け始めると、 そのスピードが早すぎて、 あっという間に歯が溶けてスカスカになってしまいます。     なので、 ポチッと黒く見えてくる前に、歯の中にぽっかり穴があいてしまうのです。           実際の写真を見てみましょう。   ↑この写真のどこに虫歯があるのでしょうか。           じつは、ここでした。   これもかなり明るくして、写真をアップにして、やっとこんな感じで見えてくるのです。         虫歯になっている部分が青く染まる専用の薬で染め出してみると、、、       はい、こんな感じです。       そしてまたこの染まっている部分、虫歯になってしまっている部分をキレイに取り除いていくと、、、           なんと、虫歯はここまで大きくなっていたのです。             虫歯の治療を始めるまで、 こんなに虫歯が中で広がっているように見えましたか?         そうなんです。 子どもの虫歯は、こわいのです。     虫歯が進行するスピードが早くて、黒く見えないから、 気づかないうちに大きくなっているのです。     ちなみに、治療のつづきとしては、     こんな感じで、コンポジットレジンという材料で、 あいた穴を埋めることになります。       注意してほしいのは、 これは、歯が再生したわけではないということです。     もともとこの部分が虫歯になっていたということは、 ここがきちんと歯みがきできていなかったということです。     ということは、このコンポジットレジンで埋めたところを、 今後も同じように歯みがきできなければ、   コンポジットレジンを埋める前の状態、 つまり、 この残っている歯の内部から、 虫歯の進行が再スタートすることになります。         そうならないためにも、   ① 虫歯になっていないかどうかの早期診断 ② 日々の歯みがきがきちんとできているかのチェック     この2点の重要性をわかっていただけたでしょうか。     アズ歯科桶川院では、希望されるお子さん全員に、 みがき残しチェックのための染め出し、 写真撮影を含めた経過の確認を行なっております。   ぜひ、定期的な検診にお越しください。 お待ちしております。

2020.12.04