CAD/CAM冠とセラミックの違いはここに出る!
奥歯に保険治療のCAD/CAM冠や、 自費治療のセラミック(ジルコニア)冠が入っている患者さんです。 じつはこの見えているあたり、ほとんどかぶせ物なんです。 治療時期や治療した医院が違うため、材質もさまざまなものが入っています。 下の一際白い歯がセラミック冠です。 色に関しては患者さんのお好みで調整は可能です。 見た目はセラミックのほうが綺麗に仕上がります。 「奥歯だから見た目はそこまで気にしないよ」 という患者さんもいらっしゃいます。 ただ、ここで差が出てくるのです。 白い歯がセラミック冠、 その右の歯が保険治療のCAD/CAM冠です。 定期検診時に、 歯垢がピンク色に染まる検知液を使って、 みがき残しを確認したときの写真です。 CAD/CAM冠の周り、歯ぐきのあたりにピンク色に染まった歯垢がたくさんついているのがわかります。 イラストで見るとこの辺りですね。 ここに歯垢がたまる状況が続くと、、、 むし歯菌がかぶせ物の中に再びむし歯を作ってしまったり、 歯周病菌が歯ぐきに炎症をおこし、歯ぐきが下がってきてしまったりする原因となるのです。 そうならないようにするためにも、 歯ぐき周りの歯垢が効率よくとれるように歯ブラシの当て方も大事なのですが、 そもそも歯垢がつきづらい材質のかぶせ物にすることで、 今後のむし歯の再発や歯周病進行のリスクを減らすことに繋がるのです。 みなさんがかぶせ物の材質を選択するときの参考にしていただけたらと思います。 治療期間 2ヶ月 治療費 ¥50,000 + tax 治療のリスク 歯を削る必要がある
2025.09.03