歯ぎしり
歯の周りの組織へも影響
bruxism歯ぎしりとは
歯をギリギリすり合わせたり、グッと噛みしめたりすることです。難しく言うと、上下の歯が非機能的な接触を生じている状態。無意識にしてしまうため、寝ている時はもちろん、じつは起きている時にも生じていることがあります。
また、ストレスや、睡眠が浅くなる飲酒や喫煙。こういったものが顎の周りの筋肉の緊張を誘発し、日中や睡眠時に歯ぎしり、食いしばりを起こします。さらに、噛み合わせが悪く、顎や筋肉のバランスが崩れても起こってしまったりと様々な原因があります。
二次障害について
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01
歯への障害
欠ける、すり減ることにより歯の内部である象牙質が露出して、しみてくることもある。歯の形や位置が変わることで噛み合わせがずれてくることもある。
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02
歯の周りの組織への影響
歯を支えている歯根膜が炎症を起こして痛みを生じたり、歯がグラグラしてくる。ひどくなると周りの骨も減ってしまう。
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03
顎関節への障害
無理な力がかかると炎症が起こり、口の開け閉めの時に痛みが出てくる。ひどくなると口が開かなくなることもある。
〜歯ぎしりのセルフチェックをしてみましょう〜
- 歯磨きをすると出血する
- 歯茎が赤く腫れている・膿が出る
- 歯がグラグラしたり浮いたような感じがある
- 起床時に口の中がネバネバする
- 以前より歯茎が下がっている気がする
- 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった
- 硬いものを噛むと痛む・噛みづらい
- 口臭を指摘された
歯ぎしりの主な種類
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1
歯のこすり合わせ(グラインディング)
顎を左右にずらしてこすり合わせている状態。 歯がすり減ったり、グラグラし噛みしめた時に歯が痛む。
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2
歯の噛みしめ(クレンチング)
強い力で噛みしめている状態。顎が疲れ、こめかみなどの顎の周りの筋肉痛が起こる。
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3
歯を鳴らす(タッピング)
カチカチと噛み合わせている状態。顎が疲れ、噛みしめると痛みを感じる。
歯ぎしりの治療法
ご自身で実践できる方法も
あります
噛み合わせの悪さが原因で歯ぎしりが起きている場合、まずはマウスピースを使って防止します。マウスピースは普段噛みしめている上下の歯の間のクッション材となり、歯へのダメージを防ぐだけでなく、顎関節を適切な位置へ誘導することで、周りの筋肉の緊張を緩和することもできます。
また、噛み合わせを悪くしている原因となっている被せ物がある場合は、良い形に新しく作り直すことで改善することもあります。ご自身で実践できる方法としては、顎の周りの筋肉のマッサージが効果的です。入浴中などリラックスしている時に、おすすめしています。
患者様満足度アンケートにご協力ください。
患者様により良い歯科医療を提供するため、
第三者機関に依頼して
満足度調査を行っています。
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是非、たくさんのお言葉をお寄せ下さい。
また、当院では皆様から頂いたご意見をもとに、スタッフ全員で医院をよりよくしていく取り組みを実施しています。
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