標準予防策は、感染症の有無に関わらずすべての患者様のケアに際して普遍的に適用する予防策です。
患者様の血液・体液(唾液・胸水・腹水・心嚢液・脳脊髄液 等すべての体液)、分泌物(汗は除く)、排泄物、あるいは傷のある皮膚や、粘膜を感染の可能性のある物質とみなし対応することで、患者様と医療従事者双方における病院感染の危険性を減少させる予防策です。
現在でも多くの歯科医院では手洗いや消毒液に浸すことで器具の洗浄をおこなっています。しかし、歯科治療では複雑な構造を持った器具を使用することが多くあります。手洗いでは細かい部分の洗浄が難しく、器具に付着した血液や唾液などの汚れを確実に落とすのは難しいと言われています。
当院では医療用洗浄機・滅菌器を使用し、手洗いや薬液消毒と比べ高いレベルでの器具の衛生管理を行っております。