抜歯即時インプラント
抜歯と同日にインプラントを
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implant抜歯即時インプラントとは?
失った歯を補う方法のひとつである「インプラント」は、顎の骨にネジ状の器具を打ち込み、そこにセラミックなどの人工歯をかぶせる方法をいいます。
このインプラントは、入れ歯やブリッジなどに比べて「自分の歯で噛んでいる感覚」を得られやすく、また審美面で優れているという特徴があります。
今回はこのインプラント治療のうちのひとつである「抜歯即時インプラント」を取り上げて、その特徴やメリットや注意点を解説していきます。
抜歯即時インプラントとは、
「抜歯と同日に、インプラントを行うこと」
「抜歯即時インプラント」は、インプラント治療のうちのひとつです。「抜歯即時埋入インプラント」と呼ばれることもあります。名称からもイメージがつきやすいかと思われますが、抜歯即時インプラントとは「抜歯をした際に、すぐにインプラントを行う治療」を指す言葉です。
事故で歯を失ったり、使っていた差し歯の歯の根元が折れたりしたときに選択可能(※個々の事例によって異なります)になる治療方法のうちのひとつだといえます。もう少し細かく見ていきましょう。
一般的なインプラント治療の場合は、以下の流れを取ります。
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1
抜歯を行う
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2
歯茎が塞がるのを待つ(事例によって異なりますが、2か月程度が目安です)
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3
インプラントの一次手術を行う
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4
骨と器材がくっつくのを待つ(事例によって異なりますが、3か月程度が目安です)
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5
インプラントの二次手術を行う
つまり、抜歯からインプラント治療が完了するまでには5か月~半年程度がかかるわけです。
対して「抜歯即時インプラント」の場合は、1から5までの工程を1日で行います。抜歯+インプラント一次手術+インプラント二次手術までを同日に行うわけです。
meritメリットとは
通常ならば5か月~半年ほどかかるインプラント治療をたった1日で終わらせることになるこの「抜歯即時インプラント」ですが、これにはさまざまなメリットがあります。
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1
「歯を喪失している期間」を
ゼロにできるインプラントは非常に有用な治療方法ですが、抜歯後には一時的に「歯のない状態」になってしまいます。このため、強い違和感を覚えたり、噛むことに不具合を感じたりする可能性があります。
しかし抜歯即時インプラントの場合は、抜歯~インプラント治療を同日に行うため、このような「歯を喪失している期間」を文字通りゼロにすることができます。 -
2
治療期間を短縮でき、歯科医院に通う手間を省くことができる
抜歯即時インプラントは、通常のインプラント治療に比べて治療期間を大幅に短縮することができます。
「仕事が忙しくて、なかなか歯科医院に通う時間を取ることができない」「少しでも早く治療を完了したい」と考えている人にとって非常にメリットが大きい方法だといえます。 -
3
「顎骨のやせ」を
最小限に抑えることができる抜歯即時インプラントは、「顎骨のやせ」を最小限に抑えることができる方法です。
意外に思われるかもしれませんが、硬い「骨」であってもやせてしまうことがあります。私たちの体は、「使わない部分は、やがて衰えていく=やせていく」という特徴を持っています。
これは、硬い骨・顎の骨であっても例外ではありません。顎の骨は物を噛むことによって刺激を受けているのですが、歯がない状態だとこの刺激が顎の骨に伝わりません。
その結果として、顎の骨がやせてしまうのです。ちなみにこのようにして骨がやせることを「骨の吸収」と呼びます。顎の骨がやせてしまうと、歯科医院での治療が限定的になったり、外見の印象が年老いて見えるようになったりします。また骨の吸収が著しい場合は、骨折もしやすくなります。
抜歯即時インプラントを行えば、即時「歯がある状態=歯を使える状態=顎の骨に刺激がいく状態」を作ることができますから、この「顎骨のやせ」を最小限に抑えることができます。
抜歯即時インプラントの
注意点
抜歯即時インプラントは「口の中の健康を守る」という意味では、非常に有用なものです。ただ、注意点がある治療方法であることも確かです。
抜歯即時インプラントの注意点として挙げられるのが、「万人に適応する治療ではない」ということです。私たちアズ歯科を含めて、どの歯科医院でも「どんな状況の口内であっても、100パーセント抜歯即時インプラントを行える」と言い切ることはできません。
抜歯即時インプラントができるかどうかの判断は、顎の骨の状態や急性炎症の有無などによって異なります。また、歯科医院によっても抜歯即時インプラントに対応できるかどうかが違ってきます。
加えて、抜歯即時インプラントは「歯周病にかかっているかいないか」も判断基準となります。歯周病が見られる場合は、歯周病菌の感染を防ぐ観点から抜歯即時インプラントを避けることになります。そのため、抜歯即時インプラントができるかどうかは個々の状態を確認してからの判断となります。
ちなみにこれは抜歯即時インプラントに限ったことではなくインプラント治療全般についていえることですが、インプラントは保険診療対象外の治療方法です。自費で受けることになる治療であるため、治療費用は相応にかかります。
抜歯即時インプラントは、「どんな人でも、どんな口内状況でも、必ず受けることができる」と担保できる治療方法ではありません。個々の口内状況によっては、抜歯即時インプラントを選択できない場合もあります。また自費診療となる点も注意しなければなりません。
ただ、抜歯即時インプラントは、発達・発展していく歯科医療のなかで登場した治療方法のうちのひとつであり、
- 「歯のない期間」をゼロにできること
- 治療の期間を大幅に短縮できること
- 顎の骨がやせるのを防げること
などの特徴があるため、非常にメリットが大きい治療方法だといえます。
インプラントお悩み別治療法
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審美性を
求めるなら -
自分の歯で
噛んでいる感覚 -
自分に合った
治療法は? -
出来るだけ早く
インプラントにしたい -
最小の本数で
インプラントにしたい -
歯がボロボロでも
インプラントはできる? -
インプラントで
入れ歯を支える -
骨が薄い・少ない・
インプラントできない
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